
ディーラーのお勧めに従って、プジョー純正とされる
ドライブレコーダを取り付けたわけですが、その使用感、注意事項などを記したいと思います。
製品名:
Smart Reco / WHSR-222
(韓国製、日本ではホワイトハウスという会社が代理店になっているようです。)
【主な機能】
1.通常の録画
運転中の映像が自動的に録画されます。
本体のメインスイッチのOn/Offにかかわらず、アクセサリの電源が入ると自動的に録画が開始されます。ただし電源投入後、機器が起動するまでに1〜2分程度かかるので、その間は録画されません。
録画された画像はmpeg4形式で、1分ごとにSDカード内に記録されます。カード容量が一杯になったら、古いファイルから順に上書きされます。前後の映像ファイルは、ファイル名称で区別されます。(前方映像:drf0_….mp4、後方映像:drf1_….mp4)
音声は、その都度、もしくは設定にて記録しなくすることもできます。
2.衝撃時の録画
車体に衝撃が加わった際に、その前後15秒程度を含む1〜2分の画像が記録されます。
記録の実態は、上記の通常の録画画像データがSDカード上の保存領域(フォルダ)に移動され、上書きされなくなるのだと思います。
記録される衝撃の強さ(車体に加わる加速度)は、ユーザ設定で変更できます。
3.駐車時監視録画
本体のメインスイッチがOnの状態でエンジンを切ると、駐車時監視状態になります。
この状態でカメラが、外部で動くものを検知したり、衝撃を検知したりした場合に、その前後15秒程度を含む1〜2分の画像を記録します。
この状態ではエンジン停止中もバッテリを消費するので、バッテリの消耗を防ぐために電圧が一定の値以下になると自動的に機能を停止させることもできます。また、12 or 24時間のタイマで機能を停止させることもできます。
4.手動録画
通常録画時に本体のRecボタンを押すと、その前後15秒程度を含む1〜2分の画像を記録します。
この記録の実態も、通常の録画画像データがSDカード上の保存領域(フォルダ)に移動され、上書きされなくなるのだと思います。
【ビューワ】
SDカードに記録した映像は、映像ファイルをパソコンで備えている画像再生ソフトで見る他に、機器に付属の専用ビューワで見ることもできます。ただしこのソフトはWindows機専用なので、MacやLinuxなどのユーザにはちょっぴり不満の残るところです。
このビューワで私が気に入ったのは以下です。
・前後の映像を同時に再生できる。
・1分ごとに区切られた映像ファイルを連続再生できる。
・速度 or 三次元加速度センサ情報を時系列にグラフ表示できる。
・再生中動画画面のキャプチャが取得できる。
・再生中の位置、もしくは走行ルートがGoogle Map上にマッピングできる。
その他にも多くの機能が備わっています。
【感想/留意事項など】
・簡単なドライブの記録、万が一の場合の記録には充分な画質を確保していると思います。
後ろの車のドライバが携帯電話を使っていても分かるかな、と期待しましたが、
これはちょっと無理なようです。
・地図上へのマッピング機能は、同行者との情報共有など、利用価値は高いと思います。
・エンジン始動直後は録画されないため、直ちに走り始める方は注意が必要です。
・ドアの開閉、急激な転回、段差の通過などでも衝撃と感知されて記録が残ることが
あります。
・衝撃を感知して記録を保存する際、初期状態ではブザーが鳴りますが、
これを少々安っぽく感じるかもしれません。
このブザー音は、ユーザ設定で消すことも可能です。
・フロントガラスに装着する場合、ほとんどの場合が、ワイパーの拭き取り範囲外に
なってしまうと思います。雨天時は注意する必要がありそうです。
・本体にSDカードを挿入すると、自動的に画像記録用のフォルダが作成されますが、
初期化操作をすると(当然ですが)今まで記録されていた情報は消去されます。
本体にはSDカードが付属していますが、初期状態ではこの中に上記の画像ビューワソフト(インストーラ)も保存されています。このSDカードを初期化するとビューワソフトも消去されてしまうので、初期化前に、必要に応じてパソコンに保存しておく必要があります。(私はディーラーでの取り付け作業でこの初期化をされたために、ビューワソフトを別途、インターネット経由でダウンロードするはめになりました。)
・衝撃を受けた際、もしくは手動録画での映像ファイルは、通常の録画一時保存フォルダ
(下記のBlackboxフォルダ)から保存フォルダ(下記のEventフォルダ)に”移動”
されるので、保存フォルダには残りません。
ドライブの全行程の記録を残すのであれば、下記Eventフォルダ内の映像ファイルも
チェックする必要があります。
【SDカード構成】
フォルダ:Blackbox :常時録画されたファイルの一時保存
フォルダ:Event :衝撃があった際、または手動で録画されたファイルの保存
フォルダ:Parking :駐車監視中に録画されたファイルの保存
フォルダ:Setup :ビューワソフトの設定内容
(ビューワソフトで設定し、SDカードに記録)
ご参考に、動画から切り出した映像をご覧ください。
・前方映像
・後方映像

(あっ、206だ!)
【仕様】
電源:DC 12V/24V
消費電力:最大4W
前方カメラ:130万画素/CMOSカラー/カメラ角度:360度(水平)
後方カメラ:30万画素/CMOSカラー/カメラ角度:90度(垂直)
前方カメラ画角:120度(水平)/90度(垂直)
後方カメラ画角:90度(水平)/70度(垂直)
有効画像サイズ:640×480
保存媒体:4~32GB クラス4以上 SDHCカード
外形寸法:前方カメラ 102×53×29mm
後方カメラ 59.6×33×21.5mm
重量:前方カメラ 70g(SDHCカード含む)
後方カメラ 60g
動作温度:-20℃~70℃
耐冷耐熱温度:-40℃~85℃
ビューワソフト対応OS:Windows XP SP3/Windows Vista SP2以上/Windows 7
Posted at 2012/10/21 12:10:35 | |
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