そんなわけで,ディーゼル好きな私ですが,2リットル版の試乗車が用意できたのとお知らせをいただいたので,ディーラーまで出かけてきました.
外観上の特色は他の方のブログを参照いただくことにして,今回は写真はございません.
手抜きを,ご容赦ください.
今回はもっぱら,1.6リットルディーゼル版との違いを,書きたいと思います.
・着座位置
乗り込んで最初にすることは着座位置の調整ですが,短足な私には,シートを一番前にスライドさせても,ブレーキペダルの踏み込みに,あまり余裕がありません(涙
ですがこれは,シート高を高めにすると,同時に前方向にも若干移動するため,なんとか解決しました.
GTグレードは若干車高が低くなっていますが,このシート調整によって,私には目線の高さがほとんど変化しないことになりました.
3008に乗り慣れた身には,あまり低いのも違和感があるので,この方がありがたいかもしれません.
・静粛性
エンジンを掛けると,1.6リットル版との差が明らかに感じられます.
室外から聞くと,音質が低くなった感じ,
室内では,音圧が高くなった気がします.
静かであることには変わりないのですが,アイドリング状態では,さすがにガソリンエンジンとの差が分かります.
ただ走り始めたら,ガソリンエンジンとの差は,ほとんど感じられませんでした.
・動力性能,運動性能
街乗りでは,1.6リットル版との違いは,私にはあまり感じられませんでした.
もともと1.6リットル版でもトルクがたっぷりとあるので,街乗りで差がでないのは,当然かもしれません.
明らかな差が感じられたのは,少し力強くアクセルを踏み込んだ時と,タイトなコーナーが連続する場合です.
アクセルを強めに踏み込んだ時の加速感には,感動すら覚えました.
この加速は,加速車線が短い道路での合流(例:小田原厚木道路の二宮IC)では実に効果的だと思います.
峠道のようなタイトなコーナーが連続する箇所では,この図太いトルクの恩恵が充分過ぎるほど感じられました.
アクセルペダルへの踏力に,ほんの少し強弱を加えるだけで,ヒラリヒラリとスムーズにコーナーをクリアしてくれます.
ボディ剛性,サスペンションのセッティング等が,じっくり煮詰められた結果なのでしょう.
エンジンの重量増加分を全く感じさせることなく,軽やかに回頭してくれました.
ステアリングの操作に意識を集中できるということは,安全な運転にも繋がりますね.
予想外だったのは,エンジンブレーキの効き具合です.
シフトダウンによって,かなり強力なエンジンブレーキが掛かるかな,と思っていたのですが,意外とおとなしめのエンジンブレーキでした.
やはり,万人向けにはこの程度の効き具合が良いのでしょうか.
重量増加による運動性能への影響が,2リットル版での最も気になっていた事項でしたが,これは良い意味で,予想を裏切られました.
アイドリングストップからのエンジン再スタートも,オルタネータを使用しているためか,実に軽やかで,
普通は,「エンジン始動」→「動作開始」のシーケンスが,いきなり「動作開始」になったかのようです.
もし予算に余裕があるなら,迷わず2リットル版を選んでも良いのではないでしょうか.
1.6リットル版にせよ,2リットル版にせよ,New308は,ディーゼルエンジン搭載を主前提として設計されたかのようなクルマに思えます.
後は,3008へのディーゼル搭載が待たれるわけですが,308でこれだけのパフォーマンスを発揮できているのですから,日本導入に時間を掛ける意味も無いと思うのですけどね.
同乗試乗した娘の感想:
「音がうるさくなる割には,あまり速くならないね」
はい,スポーツモード・オンの場合です.
1.6リットル版に比べ,ちょっと味付けし過ぎかな?
お土産は,プジョー純正(?)パスケース.
早速,明日から使うぞー!
Posted at 2016/09/04 21:03:36 | |
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