


中国のネット上ではしばしば、自国のサッカーと日本や韓国のサッカーとの比較が行われ、その差についての議論が繰り広げられる。選手の意識の差、トレーニング環境の差、育成体制の差がおもなテーマだが、中国メディア・今日頭条が17日に掲載した記事では、日本のサッカーショップを訪れて感じた差について紹介している。
「日本のサッカーに対するムードの良さは、サッカーショップを見ればわかる」と題したこの記事の作者は「旅行先ではまず近くにクラブチームがあるか、試合をやっているか、スタジアムがあるかを確認する」ほどのサッカー愛好者とのことだ。記事は、先日、日本を訪れた際にも試合を観戦したほか「日本を代表するサッカーショップと呼ばれるKAMOに行ってきた」とし、ショップの内容について紹介した。
まず、ショップは日本代表、Jリーグ、海外クラブ、トレーニングウェア、キッズ用品といったエリアに分けられており「サッカー好きとして、店に入った瞬間にもう購買意欲が抑えきれなくなった」とした。日本代表エリアではユニフォームのほかにもアンダーシャツ、ソックス、応援ウェアなど様々な関連グッズが揃っており「中国国内でこれだけの代表グッズを集めるにはかなり骨が折れる」レベルであると評している。
また、JリーグのエリアではJ1からJ3まで、ほぼすべてのクラブのグッズが置かれていると紹介。特に各ショップ最寄りのクラブのグッズは「欲しいと思ったものは何でも揃う」と説明した。このほか、中国ではなかなか手に入らないというロングダウンジャケットなど、トレーニング用品も非常に充実していると伝えた。
さらに、キッズ用のシューズや各種ウェアの取り揃えも豊富であり「多くの子どもたちが自分たちだけでやってきてシューズやウェアを試着する光景を数多く見かけた」と紹介。「子どもたちの熱中ぶりを見れば、日本でサッカーがどれだけ好かれているかが容易に分かる」とした。
グッズの充実ぶりもさることながら、作者がもっとも強い印象を覚えたのはサッカーを愛する子どもたちの多さであり、そこに中国との差を感じたようだ。単に好きなクラブを応援するだけでなく、自身もサッカー選手としてシューズやウェアを試着する子どもたちの存在が、日本のサッカー文化、青少年育成体制の充実ぶりを物語っている、ということだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2017-02-20 11:12
Posted at 2017/11/10 00:43:14 | |
トラックバック(0) | 趣味