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利根川の天然水のブログ一覧

2016年10月19日 イイね!

速いが粗い仕事をする中国人、オフィスワーカーから見える中国の今

速いが粗い仕事をする中国人、オフィスワーカーから見える中国の今 中国国内で仕事をしていたり、中国と貿易の仕事をしていたりすれば、あたりまえのことだが、中国人のオフィスワーカーに何かを依頼し、書類を提出してもらう経験があると思う。ちょっとしたやり取りを含めれば、筆者は、数百人とコミュニケーションしているかもしれない。ほとんどの中国人オフィスワーカーは、驚くほど仕事が速い、正直なところ、「遅い!」と苛立った記憶はない。

 日本で依頼すると、どんなに頑張っても2、3日は掛かると言われた3D-CAD図のトレースを一晩で終わらせたオペレーターもいた。ともかく、書類作成にしても、技術文書や契約書の翻訳、インターネットで検索できるレベルのリサーチも速い。ところが、中身は?というと、概して粗いのだ。粗いとは、誤記やモレ錯誤があるのだ。もちろん、中には、速く正確な仕事をする優秀な人もいる。

 筆者が接してきた中国人オフィスワーカーは、平均的な中国人ではない。国有企業や外資企業の従業員が中心なので、最低でも高校卒以上の学歴を有している人たちであるから、中の上以上の人たちが大半だ。「仕事が粗いなら、速いに決まっている」といってしまうと身も蓋もない。日本では、スピードはないが精緻な仕事をする人が一定割合いるのだから、中国にいてもおかしくないのだが、とんとお目にかかったことがない。中国人は、気が短いのかと言うと、そうとも思えない。確かに発展著しい沿海都市部は、皆が皆、せかせかとしているようにも見えるが、一旦内陸部に入ると、時がゆったりと流れている。と言いながらも、内陸部の人でも、何かを決断するときは速い、たいていのことは、即断即決である。悩みに悩みぬいたといっても、翌日には決めている。

 「行列をみつけたら、まず並ぶ。並んでから、何の行列なのかを訊ねるのが中国人」といった笑い話があるが、確かに人の多い中国では、競争が激しい。全席指定の飛行機でさえ、我先にと押しあいへしあいして入口に殺到する、ほとんどDNAレベルにまで、競争心が埋め込まれているのかもしれない。そのようなことが、スピード重視に繋がっているのだろう。筆者は、彼らのスピード重視をポジィティブに捉えている。なぜなら、タイムリミットギリギリに書類を提出されたら、少々の不備、誤記があっても、許容しなくてはならなくなる。時間的な余裕がありさえすれば、間違いがあっても修正すればよいからだ。

 一方、気になるのが、仕事の粗さである。以前注意した誤記やモレを性懲りもなく繰り返すことがある。さすがに二度三度とこれが重なるとストレスになる。中国のシッパー(荷送人)の作成するインボイスやパッキングリストに、毎回毎回類似のミスがあるものだから、中国からの輸入業務のアシスタント(日本人)は、皆、辟易としているといった話をよく聞く。

 どうして、こうも同じミスを繰り返すのかを考えてみると、思いあたるのは、何も考えないで仕事をしている、ということではないだろうか。余計なことを考えずに、というと聞こえは良いが、目先の結果だけしか見ていない。例えば、パッキングリストに記載される重量に誤りがあり、4,764Kgは誤りで、4,674Kgが正だと指摘すると、指摘された箇所だけを修正する。そこには、「なぜ、間違えたのか?」という再発防止に繋がる学習が欠如している。同様のことは、製造現場でも感じる。サーチナ

 「ここを基準にして加工しなさい」と指導すると、素直に従うが、「なぜ?」という疑問を持たない作業者が多い。「なぜ」を教えても、あまり耳を傾けてくれない。中国の暗記中心の学校教育を原因だと指摘する人がいるが、筆者も同感である。中国の携帯電話番号は11桁であるが、彼らの多くは、区切りをつけずに覚えている。あるいは、数百点にもおよぶ顧客の図面番号(筆者の会社の図面番号は、一桁目が図面のサイズを表す以外は、何の脈絡もない数字の羅列である)をスラスラと覚えている。一定のルールで配番されている部品番号ではない。部品名(日本語)で、部品が特定できない(作業者は日本語を解さない)以上、図面番号を丸暗記するしかないのかもしれないが、「中国暗記教育恐るべし」と変に感心している。

 大それた理論を展開すると、彼らの「粗いが速い」仕事っぷりが、まさに中国の大発展の原動力のような気がする。今の中国は、書類作成の速さで評価され、マネージャーになったオフィスワーカーが、スピードだけでは廻せない仕事の壁にぶちあたっている、そんな風にも見える。ある段階に達したら、思慮深さが求められるのは、個人、社会、国家にも共通することのようだ。(執筆者:岩城真 編集担当:・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF) :サーチナ   2016-09-14 20:38
Posted at 2016/10/19 10:16:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 趣味
2016年10月19日 イイね!

「イミテーション」から学ぶ、ものづくりの真実

「イミテーション」から学ぶ、ものづくりの真実  海外調達の仕事をしていると、違法、合法のイミテーション、粗悪な類似品や廉価品に出くわすことが多々ある。数年前に自社のイミテーション部品の調査で海外に出張したこともあった。イミテーションそのものの調査もするが、流通プロセスや製造プロセスの調査もした。正直なところ、欧米の先進メーカーや国内の競合メーカーの製品をティアダウンしたときと、同じか、それ以上に多くの“気づき”や“学び”があった。

 イミテーション部品(正規の本体に装着して使用する消耗部品や交換部品)の流通プロセスを調べると、概してエンドユーザーまでの距離が近い。正規品の価格は、中間マージンが幾重にもオンされ、メーカーの仕切価格の数倍、製造原価の十数倍になっている。それに対し、イミテーションの価格は、中間マージン分安い。驚くなかれ、製造原価そのものは、正規品の方が安いこともあった。流通マージンの高さが、イミテーションを作る動機になっていることは否めない。

 ものつくりの視点でのエンドユーザーへの近さは、ユーザーの真のニーズ理解の深さに他ならない。ユーザーにヒアリングしたところで、機能や性能、操作性、耐久性そして価格のすべてにベストを求められることが精々だろう。ほんとうの要求(レベルと優先順位)は、ユーザーの購買行動に現れるものだ。ユーザーが安価な粗悪品を購入しているとしたら、ユーザーの一番の要求は、“安さ”ということだろう。我々メーカーが、“あるべき”機能、性能・・・・に拘り続けているのは、結果的にメーカーのマスターベーションでしかない。

 もちろん既述のようなネガティブなことばかりではない。一般的には、正規品や高級ブランド品の方がコストの掛かる作り方をしている。しかし、中には、そうでないケースもある。低コスト至上主義であるはずのイミテーションや廉価ブランドが、なぜ、コストの掛かる製造方法を採用しているのかというと、端的に言って、「技術や知見がない」に尽きる。高度な技術ではないと我々が思っている、いわば、その仕事に携わったときからあたりまえのこととしてやっていることが、“高度な技術”であったりするのだ。

 例えば、そのままでは硬く機械加工の困難な材料を日本では、熱処理を施し一旦軟らかくして加工し、その後、再度熱処理を施し硬くする。ところが、どのようにしたら硬いまま加工できるか、といった方向に走ってしまった彼らは、高価な刃物を使って、硬いままで加工している。高価な刃物を使っても加工に時間が掛かり、加工を施す範囲は限定される。その結果、部品の精度は低く、最終製品の性能も見劣りするものになる。それでいて高価な刃物を長時間使用するので製造原価は高くなる。それでは、彼らはなぜ日本と同様の製造プロセスに転換しないのか?そう、彼らは硬い材料を熱処理で軟らかくし、再び硬くする熱処理の技術がない。熱処理の技術とは、細やかな温度管理や炉内の設置方法など操業ノウハウが中心になる。高性能の装置を買ってくれば良いという類のものではなく、トライ&エラーを重ねなくてはならない。スピード優先のものつくりでは、スルーされる技術である。

 日本の技術といっても、その多くの源流は、欧米製品のコピーである。当時は、高性能な設備もなければ、あったとしてもそれを導入するカネもなかった。あったのは、トライ&エラーを積み重ねる愚直な現場、今風に言うところの現場力である。そこから育まれた技術は、今では空気のようになっているが、イミテーション調査は、その価値を再認識させてくれる。

 一方、良い製品が売れるのではなく、売れる製品が良い製品であるという現実に目を背けてはならないことも、最後に記しておきたい。(執筆者:岩城真 編集担当:大平祥雲)(イメージ写真提供:123RF) :サーチナ   2016-06-16 19:24
Posted at 2016/10/19 10:07:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 趣味
2016年10月19日 イイね!

中国調達:歯車が狂いだした中国製造業の現実

中国調達:歯車が狂いだした中国製造業の現実 誰も知らない中国調達の現実(239)-岩城真

  最近、筆者は中国で生活する時間が増えているが、中国の深刻な不景気を肌で感じる反面、ショッピングモールや空港、高鉄(中国版新幹線)の駅で垣間見る旺盛な消費を見ると、どこが不景気なのか、と考え込んでしまう。一般消費について、筆者は門外漢、ちょっと見と内実は異なるのかもしれない。ただ、BtoB取引である産業機械の世界では、明らかに歯車が狂いだしていると確信を持って言える。

  鉄鋼、セメント、ガラスといった投資依存型の装置産業は、慢性的な設備過剰、生産過剰に苦しんでいる。ところが、冷え込むはずの設備投資は、さほど冷え込んでいない。設備過剰であるにも関わらず、設備投資案件の引き合いは、けっこう旺盛なのである。(引き合いは旺盛であるが、実行までの期間は、中国では信じられないほど長くなっている。)環境問題が大きくクローズアップされているため、環境投資(排ガス廃液浄化など)は、ことさら旺盛な引き合いがある。

  なぜ、そのようなことが起きるのかというと、これには中国特有の事情がある。日本の感覚で説明したり理解しようとしたりしても不可能だ。中国政府は、国内の過剰な鉄鋼、セメント、ガラスといった産品を、AIBAを上手に使い、輸出に振り向け、設備過剰の解消を狙っているといわれている。しかし、中国政府自身もAIBAですべてうまくいくとは考えていないだろう。そもそも輸出に耐える品質やコストが確立されているか、というとそうではない。正直なところ、安かろう悪かろうが否めない品質、効率の悪い設備、管理の甘さに由来する製造ロスなど、まだまだの面がある。鉄鋼メーカーの大がかりな統廃合に続き、セメント、ガラス等の装置産業の統廃合も進められている。統廃合ともなれば、誰だって統合する側になりたい、間違っても統合される側を希望する経営者はいない。

  では、どうすれば統合する側になれるかというと、生産量が多く先進的な設備を有しているということである。その結果、売れても売れなくても生産する、販売が目的ではなく、生産そのものが目的になっているのである。設備投資も同様で、投資の回収などあまり関係ない、買うだけの資金があるかないかが問題であるし、時には資金のあてがなくても買ってしまうといった、とんでもないことも発生している。このカラクリ、日本の民間企業では、真似したくとも真似できるものではない。

  資金がなくとも買ってしまうとどうなるかというと、支払が滞る。これを起点に信用不安が始まる。これは、ものづくり、特に原材料の購入から設備の完成(資金の回収)までが長い、設備機械の製造業では深刻な問題になる。日本と同様に鋼材問屋は、顧客の経営状態には敏感である。商品に差別化がなく、基本的には薄利多売の業界であるため、いったん回収不能となれば、自身の経営を直撃されることになる。それだけに、納品月末払いが、納品時、納品前、果ては発注時へとリスクヘッジへひた走る。

  こうなってくると、資金力のないサプライヤーは、バイヤー企業から前金をもらわないと経営が成り立たなくなる。概して日系企業は前払いを嫌うが、スポット取引が継続するような設備機械業界では、嫌っていたら商売がまわらない、つまり発注できなくなる。調達の現場の混乱を想像して欲しい。「材料費を立て替えられる余裕がなくなったので、前金で支払って欲しい」というようなサプライヤーの要望を聞いたバイヤー企業のマネージャーはどんな指示をするか?「資金に逼迫しているサプライヤーに発注して、ちゃんと納品されるのか?納品前に破綻になれば・・・」と考える。いわんや「そんなサプライヤーに前金など払えるか?」これがオーソドックスな反応であり、指示だろう。

  今まで、育ててきたサプライヤーを見殺しにしてよいのか?これは、人道的な見地で判断に悩んでいるのではない。中国でサプライチェーンを構築するまでには無形の人的投資をしている。サプライヤーの破綻を容認するとは、無形の投資を泡水に帰すことを受容することに等しい。バイヤー企業とて、資金に余裕があるとは限らない。だからどうすべきだ、という妙案は残念ながらない。現場のマネージャーは、苦しい判断を日々迫られている。(執筆者:岩城真 編集担当:水野陽子) :サーチナ2015-07-14 11:00
Posted at 2016/10/19 07:31:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 趣味
2016年10月18日 イイね!

日本の電車は凄い!「混雑時でも秩序や時間の正確さは失われない」=香港メディア

日本の電車は凄い!「混雑時でも秩序や時間の正確さは失われない」=香港メディア中国では日本の「地下鉄」や「電車」が話題になることが多い。東京や大阪などの都市部では電車の利用客が非常に多く、「日本人はすし詰め状態となって出勤する」などと伝えるメディアは少なくない。

 その一方で、日本の地下鉄や電車の凄さや優れた点を伝えるメディアも多く、香港メディアの鳳凰網はこのほど、世界で東京ほど地下鉄や電車が混雑する都市はないのではないかと伝える一方、「同時に、日本ほど公共交通機関の時間に正確な国もないはずだ」と伝えている。

 記事は、東京の地下鉄や電車について「朝の通勤ラッシュの時間帯では呼吸ができないほど混雑する」と伝える一方、事故がない限り時間に正確に運行されるのが日本の公共交通機関だと指摘。電車の車内は大混雑しているものの、車内になんとか身体をねじ込むことができれば「後は時間どおりに目的地に到着できる」ため安心して利用できると伝えた。

 また、中国メディアの今日頭条は5日、日本と中国の通勤ラッシュ時の電車を比較する動画を掲載し、日本人の利用客は「まず下車する人が優先され、乗車する人びとはドアの両脇に列を作り、秩序だって乗り降りしている」と称賛。電車を利用する人は多いが、ホームで秩序が失われることはないと伝えている。

 一方、同動画で紹介された中国の通勤ラッシュ時の様子では、乗客が降り切らないうちに、別の乗客が電車に乗り込んでくるためドア付近の秩序は失われている様子が映っている。秩序のなさに対し、車内の乗客が怒鳴っている声も聞こえている。中国の電車内の混雑度合いは日本に比べてマシだが、秩序という点から見れば日本の電車はどれだけ混雑していても秩序が保たれていることが分かる。中国で日本の電車が大きな注目を集めるのは、どれだけ混雑していても、秩序や時間の正確さが失われないことが理由の1つだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF) :サーチナ  2016-10-17 13:57
Posted at 2016/10/18 18:33:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 趣味

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「発車3分前の列車でも余裕で乗れる日本の鉄道、中国じゃ絶対あり得ない! =中国メディア http://cvw.jp/b/1528111/42009436/
何シテル?   09/30 18:04
「利根川の天然水」です。よろしくお願いします。                                          座右の銘、 『鈍刀を磨く』 ・...
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