昨日書いたようにカメラを買い換え、なんと 25 年ぶりに一眼レフに復帰した(今度のはミラーレスですけど)ワタクシですが、ここ一週間ばかり触ってみた感想は
もの凄く使い辛いです。
理由は簡単。僕が以前に使っていたのはデジタルではなくフィルムを装填するカメラで、しかもオートフォーカスもついていないカメラでしたから、使い勝手がまるで異なっているからです。
昔の一眼レフなんて、シャッタースピードと絞りとフォーカスリングと巻き上げレバーとシャッターボタン以外にそんなにしょっちゅう触る場所はなかったと思います。ISO 感度なんてフィルムを入れ替えるときに数字を合わせれば、そのフィルムが終わるまではそのままでよかったし(蛇足ですが、どうも ISO 感度っていう言葉に馴染みにくい。ASA 感度(あぁさぁかんど、と発音します)って言っていたからなぁ)。
デジカメになって絞りがレンズ側でなく本体側に装備されるようになったり、モードが P、A、S、M だけでなくお任せモードなんてものが(しかも複数)ついたり、測光モードのパターンが増えたり、ISO 感度を任意に設定できたり(この設定にお任せモードがあることには驚きを隠せませんでした)、できることがムチャクチャ増えた、というのが理由なんでしょう、僕が購入したメーカーさんはその機能を集約した『メニューボタン』があって、そこから各種設定を呼び出してホィールで選択、という形式にしています。ほかのメーカーさんも色々独自のやり方をしているようです(やたらボタンの数が多いメーカーさんとかもあるし)。
で、このインターフェースが、大変申し訳ないんですが直感的に理解しにくい。ですから「この機能、絶対にどこかにあるはずなんだけど、どこにあるのか探せない」という状況が頻発します。だからと言ってカメラと一緒にマニュアル持って写真撮りに行くわけにもいかないし。
こんなこと書くと、時代についていけないオマエが悪い、と言われてしまいそうですが、撮影対象以外のところに注意を向けないと写真が撮れないカメラって、性能はともかくデキが悪いって言っていいと思うんですよ。
どこかのメーカーが画期的なインターフェースを発明してくれるまで、この状況は続くんだろうなぁ。
新しい機種が必ずしも使い勝手が向上している訳ではない、という経験を最近いくつも経験している一個人の愚痴でした。
Posted at 2016/12/03 21:43:59 | |
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