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胡説八道のブログ一覧

2007年08月09日 イイね!

空力について考えてみる その 3

前々回前回に引き続き、空力の話です。

前回フロント、サイド、リア(下側)のスポイラーの話を書きましたが、話の流れからすると当然次はリア(上側)のスポイラーになりますね。

その前に言葉の定義をハッキリさせておこうと思います。ヒトによって使い方が異なっているみたいなんですけど、僕はリア上側についている空力デバイスについて、「スポイラー」と呼ぶものは『主に整流効果を狙ったもの』、「ウイング」と呼ぶものは『ダウンフォース獲得を狙ったもの』と使い分けます。

さてリア上側の空力デバイスを考えないとならない理由です。クルマは空気を押しのけて走っているワケですが、押しのけられた空気は車体に沿って後ろ側に流れていきます。そしてクルマの一番後ろまで来てしまった空気はその後どうなるかというと、空気が押しのけられ希薄になった空間に、渦を巻くようにして流れ込みます。

この渦をカルマン渦と呼びます。

この言葉、大事です、試験に出ます。

カルマン渦を実際に見てみたいと思ったら、今晩お風呂に入る時に次のような事をしてみましょう。

まず湯船の中で掌を指を伸ばした状態でまっすぐ立て、ちょうど指の付け根くらいまでがお湯の外になるようにします。

続いて掌を立てた状態のままで、掌側、あるいは手の甲側に動かしてみましょう。

指の付け根あたりで、お湯が渦を巻くのが見られると思います。それがカルマン渦です。

カルマン渦がクルマの走行にどんな影響を及ぼすかって?

レースの場面で、ジェットストリーム スリップストリームという走法を見た、あるいは耳にしたヒトは多いと思います。あれは前走車の作ったカルマン渦(が起きる原因となる空気が希薄な空間)に後ろのクルマが引き込まれる事で成り立つ走法です。ですからカルマン渦がなくなれば後ろのクルマは有利な点がなくなるわけで後ろに付かれても一安心……


いや、そうじゃなくて ww




空気が希薄な空間に引き込まれるのは後ろのクルマだけではありません。その空間を作った自車も引き込まれているのです。前に進んでいるクルマに後ろへ引き込む力が働いている、つまりその分余計なチカラを使わなければならない事になります。これはエネルギーの無駄遣いですね。

あと、風切り音もカルマン渦ができる事が原因といわれてます。

カルマン渦を発生させないような車体を作ればこの問題は解決するのですけれど、本気でそうしようと思ったら車体を潜水艦のボディ(涙滴型)のようにしないとなりません。最高速チャレンジとか燃費競争用の車体ならともかく、市販車でその形を取る事は事実上無理と思われます。

ですから考え方をちょっと変え、発生するカルマン渦の影響を少しでも減らすような工夫をしようと思うわけです。



そこでリアのスポイラーですよ。


セダンタイプに見られるトランク上のスポイラーは、車体後端まで来て渦を巻こうとする空気を車体から引きはがし、まっすぐ後ろへ流してやる事で発生するカルマン渦を小さくしようという考え方です。ダウンフォースを獲得しようという意図のウイングとは考え方、および形状が異なります。

特に僕が乗っているアクセラを初めとする FF のクルマで、後輪に必要以上の荷重をかける意味、ないでしょ。後輪にかかる荷重を増やしたら、相対的に前輪にかかる荷重が減る、つまりトラクションがかかりにくくなります。

これが例えば車体の中央(もしくはそれより前)にウイングを設置するなら意味はあるかも知れません。ですけどその位置にウイングを設置したら改造申請をしないと公道は走れないんじゃないかな。

第一カッコわるいでしょ www



一方ハッチバックタイプのクルマの場合です。ほとんどのハッチバックタイプのクルマにはリアウインドウにワイパーが付いてますよね(確か先代シビック type R には付いてなかった気が)。あれは豪華装備ではなく、必要なんです。車体の後ろで発生したカルマン渦が雨粒やはねた泥を巻き込み、リアウインドウを汚すからです。
これを防ぐため、ハッチバックタイプのクルマには、ルーフスポイラーとかテールゲートスポイラーとか呼ばれる、庇みたいな形のパーツを付けます。これによって巻き込まれる空気が後ろへ流され、スポイラーの後端で小さなカルマン渦が作られます。意図的に作られた小さなカルマン渦によって大きなカルマン渦ができにくくなるワケです。

こうしてリア側で空気をきれいに流してあげると、その分前からの空気の流れもよくなり、車体前部、それに連れられて車体下部の空気の流れもよくなるというおまけ付きです。

カルマン渦といえば、フロントのスポイラーの下部分、エアダムと呼ばれる部分でもカルマン渦を発生させています。ココにカルマン渦を発生させる事で車体を下に引き込み、ダウンフォースを得ているワケです。


最近グランドエフェクターという車体下部に取り付ける空力パーツが出てますけど、あれも名前のとおりにグランドエフェクトを利用しているとは思いがたいんですけど(車高が高すぎる)、カルマン渦を発生させてダウンフォースを得ているとすれば分からないでもないです。




さて、三日間に渡った空力の話、ぢつは前フリです。







(;・`д・´)な、なんだってー!!(`・д´・(`・д´・;)

と思ったアナタ、明日のブログは見逃せませんよっ !! <ぉぃ

Posted at 2007/08/09 17:23:00 | コメント(10) | トラックバック(0) | クルマの技術の話 | 日記
2007年08月08日 イイね!

空力について考えてみる その 2

昨日に引き続き、空力の話です。

自動車関連の業界で一番シビアに空力を考えているのは、何といってもレース業界でしょう。空気抵抗を如何に減らすかに神経をすり減らしているといっても過言ではありません。例えば F1 のカテゴリでパッケージングに失敗するとほぼ確実に一年を棒に振ります。そんなチーム、いくつも見てるでしょ。今年も少なくとも 1 チームそういう所ありますし ww

しかしあの業界においても空力は行く所まで行き着いたわけではないようです。時代によっておおよそのカタチが大分違いますものね。最もレギュレーションが変更される事により形を変更せざるを得ない事も多いですが。

で、レースの業界にダウンフォースという概念が持ち込まれたのは意外に遅く、1960 年代半ばの事なんだそうです。ジム・ホールという人が 1966 年に 2 シーターレーシングカーにウイングを取り付けたのが始まりとか。

そのうちウイングを高く大きくし過ぎて問題が起こり、その大きさに規制が入ります。そうすると次のアイデアが生まれるもので、今度は車体全体を使いウイングのような効果を出す事に成功したのがコリン・チャップマン、1970 年代後半の事です。ココで採用されたアイデアは、「ウイングカー」もしくは「グランドエフェクトカー」と呼ばれ、数トンにもなるダウンフォースを生み出す事に成功します。しかしこの効果を得るためには車高を一定に保たなければならず、必然的にサスペンションはガチガチ、ドライバーには負担がかかりっぱなしになってしまいました。また、何かの拍子にサイドスカートが外れたり、クルマがスピンして後ろから空気が流れるようになってしまうと、それまで得ていたダウンフォースは一瞬のウチに 0 になります。そうなってしまった場合、クルマがどうなるかは想像できますよね。はい、すっ飛んでいきます。そんな事が原因で大事故が頻発したせいもあり、1982 年まででグランドエフェクトを利用する事は F1 では禁止され、車体下面は平らでなければならなくなりました(フラットボトム規制)。ちなみに、同じフォーミュラでもアメリカのインディでは(今リーグの名前はどうなってるんだ?)今でもグランドエフェクトの利用は禁止されていません。
その後 1994 年のアイルトン・セナ選手の死亡事故を受け、F1 の下面は平らではなく、真ん中が一段下に突き出た形のステップドボトムでなければならなくなります。






さて、レース業界でも専用マシンではなく市販車をベースにしたレーシングカーを使う GT 選手権やスーパー耐久シリーズでは、車体下部は市販車の状態のままでないといけないらしいです。ですから下面は平らでもなんでもなく、サスだのマフラーだのフレームだので凸凹です。これは空力的には抵抗だらけという事になります。ですからココへの空気の流れを如何に制御するかがカギになるそうです。
昔(1970 年代まで)は、だったら車体下部に空気を流さなければいい、という考えで、フロントに巨大なスポイラー、サイドにも大きなサイドステップ、という外観になっていました。最近見かけなくなりましたけど、ケーサツ屋さんと追いかけっこをするのが好きな若い方々の一部に、これをもっと派手に(というか見かけ倒しに)した仕様でクルマを走らせていた人達がいらっしゃいましたよね www

あまりにも市販車離れしてしまった外観のせいなのか、ココにも規制が入り、使用できるエアロパーツの大きさが制限されてしまいました。で、最近は考え方を変え、入ってきた空気を積極的に外に逃がす工夫がなされているそうです。フロントスポイラーの形状を工夫して下面の空気の流れる速度を上げてやり、サイドからも空気が出て行きやすいように、そして後ろからも抜けていきやすいように形状を工夫しています。後ろから空気が抜けていきやすいようにしているのは、グランドエフェクトカーの構造を真似ているそうです。
ですがこれはレーシングカーだからこそ生きる技術だそうで、市販車程度の車高があるとグランドエフェクトは働かず、リアのディフューザーは単なるオシャレパーツとなりますので注意が必要です ww


長くなってしまったので更に続く……



このブログは第 17 代違いが分かる男、又は「彼には空気が見える」と評された男、レーシングカーデザイナー由良拓也氏のサイトをかなり参考にしております
Posted at 2007/08/08 17:22:27 | コメント(7) | トラックバック(0) | クルマの技術の話 | 日記
2007年08月07日 イイね!

空力について考えてみる その 1

最近クルマの話題がなかなか出てこない僕のブログですが、自分的には危機感を感じております。
先日もオフ会絡みで「(このヒトが)あの有名な胡説さんです」と紹介されたり、「(ブログの内容が)身体張ってますねぇ」といわれたり、「おバカ画像と C 級グルメを期待しています」といわれたり www



いかんだろ、この状況は。


ということで、たまには真面目にクルマについて考察したブログを書いてみようと思います。っつう事で、お題は今まで話題にしていなかった「空力について」。


空力を考えるというと、「何だ胡説は暴走でも始めるのか」と思う方もいるかも知れませんがそうではなく、昨今のガソリン高を慮って低燃費走行を押し進めようと思っております。

スピード記録に挑戦するにも、低燃費記録に挑戦するのも、空力を考える事はとっても大事です。
(参考;これとかこれ

気をつけないとならないのは、燃費走行を考える際に、200 km/h とか 300 km/h とかの高速にならないと効果が出ないような空力デバイスを付けても意味がない(というかむしろ重量増という点で逆効果)という事くらいでしょうか。

空気の抵抗というのはクルマが走行する上で無視できないものです。その抵抗は速度の二乗に比例するといいます。ですから高速域になればなるほど、空力を考慮しないとならなくなるという事になります。

燃費走行をおこなう場合、如何にガソリンを使わないかを考えるとすれば、無駄な抵抗をできるだけなくすというのはやるべき事の一つになりますね。その他にはクルマの重量低減、エネルギーの無駄となるような走行をなるべく取らない、なども考える事になると思いますが、今回は省略。

で、空力を考えるとまず思い付くのはエアロパーツだと思いますけど、
一般販売車用として提供されるエアロパーツの大半は、機能部品としてよりも車体を美しいフォルムに変化させる事に重きを置いて開発されている

って wikipedia に書いてあったりして、なんだかなぁ、って気分。
また、ちゃんと考えないで見た目重視のパーツ装着をしてしまったクルマですと、そのエアロパーツが却って操縦性を悪くするよう作用したりするというお話。

そんなん聞いちゃうとテキトーなエアロパーツ装着ができなくなってしまうのは、僕が小心者だからでしょうか www


長くなるので続く(ぉぃ、本題にはいってないぢゃねーか www)。

Posted at 2007/08/07 18:00:37 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマの技術の話 | 日記
2007年08月07日 イイね!

どこまで飛んでいく紙飛行機

どこまで飛んでいく紙飛行機皆様こんにちは。

ワタクシ先日紙飛行機を飛ばして遊ぶゲームを紹介しましたが、とある方に飛行記録は抜かされるは、そのゲームの紹介をまんま持っていかれるは、いつの間にかその方が紙飛行機飛ばしの主催をやっているは、名前は間違えられるは、挙げ句の果てに修正してもらったらなんか僕死んだみたいな表記になっているは、で ネタ的にとっても美味しい状況 踏んだり蹴ったりの様相を呈してきました www

悔しいんでそこから派生して紙飛行機飛ばしている方々とは

背景が異なるバージョンで遊んでいます(爆

で、上のような記録が出たのでちょっとブログに載せてみました。えぇ、単なる自慢です www


そのうえ、

悔しいから別バージョンへのリンクはしないの(核爆




といってもちゃんと探せば 10 秒で見つかりますけど。


Posted at 2007/08/07 17:10:57 | コメント(3) | トラックバック(1) | ゲーム | 日記
2007年08月06日 イイね!

あれで終わったはずではなかったのか?

あれで終わったはずではなかったのか?第二弾・ドム、第三弾・ザクと続いた某刃物メーカーのガンダムプロジェクト。

第三弾の際に「これでファイナル」ってアナウンスがありまして、僕もすっかり信じてました。




ですが、








「まだだ、まだ終わらん」とどなたがいったのか知りませんが、新たにガンダムプロジェクト II が発足した模様です。


で、写真はプレゼントキャンペーン、毎月 250 名、来年二月まで合計 2,000 名に当たる予定の
シャア専用グルーミングキットです。


シャア専用だったらプレゼントしちゃマズいだろ、って危うくツッコミを入れそうになった事はナイショにしておいて下さい www


Posted at 2007/08/06 18:12:12 | コメント(4) | トラックバック(0) | どうでもいい話 | 日記

プロフィール

「@あちゃパパ さん これ、セダンですよね?」
何シテル?   04/26 05:43
ビンボー暇なしな生活を送っております。メジャーとマイナーの二者択一があると、なぜかほとんどマイナーを引くという習性を持つワタクシですが、よろしくお願いします。 ...
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