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2020年10月15日

JRAの女性騎手永久減量制度に物申す

※ブログご無沙汰のため、日ごろ思っていることをちょっとつぶやいてみます。
※コメント不要です。

僕は藤田菜七子騎手を応援しているが、以下の理由により女性騎手の永久減量制度には反対である。→JRA減量制度
この制度のおかげで素直に応援できないでいるといっても過言ではない。

一番の理由は負担重量の軽減があることにより、女性騎手が正当な評価を得られなくなるからだ。減量特典がある平場でハナ差勝ったとしよう。少なからず「-2kgの恩恵」の目で見られてしまい、技術で勝ったと思われないだろう。
つまり減量特典があるおかげで公平な評価が得られず、減量特典のない特別競走においては騎乗依頼が逆に減ってしまう。

"女性騎手は能力面において男性騎手と同等である"と、リヴァプール大学競馬産業経営学修士課程(MBA)が実施した研究(*1)が示しているし、そもそも藤田騎手自身も「性別は関係ない」(*2)と言っている。
つまり、男女能力差がないはずのところに2kgの斤量差が発生しており、いわば男女不平等、不公平レースが横行している。言うなればカーレースにおいて女性ドライバーには無条件にポールポジションを与えるようなものだ。(ちょっと言いすぎか)

女性騎手の永久減量制度は、女性騎手の能力が劣ることを認めているようなものであり、いわば男女差別である。

何より、男女平等の条件でレースをできていないわけだから、せっかく勝っても女性騎手本人が"減量特典の恩恵"と考えて自信を持ちきれないのではないだろうか?
ゴルフのハンデキャップはグロスとネットで単純計算できるが競馬はそうはいかない。斤量差1kgで1馬身差ともいわれるが、減量特典がなかったら本当に勝ったかどうかなんてわからない。
自信が持てなければ向上心も生まれないし、減量特典があるレースでしか勝てなくなる騎手も出てくると思う。騎手になったからには重賞を勝ちたいだろうし、リーディングジョッキーにもなりたいだろうし、ダービージョッキーにもなりたいはずである。
一番いけないのは"永久"であることだ。新人騎手の減量特典であれば年数と約100勝あげる迄という期限がありそれまでに腕を上げようと努力するが、永久であるがためにそれに甘んじてしまいハングリーさが生まれないと思われる。

すなわち、平場の女性騎手の減量特典は目先に餌をぶら下げているだけにすぎず、長い目で女性騎手のキャリアパスを考慮されたものには到底思えない。言ってしまえば、本当に女性騎手のことを考えて作った制度ではない。

牝馬は2kgの斤量特典があることを類例に挙げる人がいるが、牡と牝では牡馬が能力が上であることは研究するまでもなく明らかだ。牝馬2kg斤量減でも能力差は埋まっていないのかしれない。男女騎手とは話が全く違う。

JRAは「柔軟に見直していくことも考えている」(*3) と言っているらしいが、女性騎手が毎年100勝してしまったら、減量特典を-1kgに変更するのか?200勝してしまったら特典を無しにするのか? それこそ女性をばかにした女性蔑視、女性差別以外なにものでもないと思う。

一方、女性騎手の門戸を開くことには大賛成だ。僕は、女性騎手への騎乗依頼するだけでJRAから依頼主へ補助金が支給されるような制度(特別競走も含めた全レース)を設けていただきたいと思っている。日本の女性騎手を増やしいのであれば補助金は大判振舞いはしてほしいし、前例はなくともこのぐらいの改革はしてほしいものである。

メリット
・補助金があるから、平場でも重賞でも女性への騎乗依頼が増える。
・負担重量の減量特典がないため男女平等な条件でレースができる。競馬としても公平なレースができる。
・勝ては騎手として正当な評価を受けられる。
・男女平等の条件だから男性騎手からのやっかみもなく、ファンから正当な評価が得られる。
・女性騎手特典の負い目を感じることなく正々堂々と勝負ができ、勝つことにより自信やモチベーションアップに繋がる。
・素直に応援ができる。正当が評価がされれはファンとしても大変うれしい。

*1 https://www.jairs.jp/sp/contents/w_news/2018/2/1.html
"女性騎手は能力面において男性騎手と同等である"と、リヴァプール大学競馬産業経営学修士課程(MBA)が実施した研究が示している。

*2 https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=151739
「ありがたいことですが、今まで“(男性に)負けたくない”という気持ちでやってきたので、何とも言えない気持ち。自分は、性別は関係ないと思って(ジョッキー界に)入っている。」

*3 http://race.sanspo.com/keiba/news/20181121/etc18112105020005-n1.html
JRAによると「女性騎手の騎乗機会の拡大をはかり、長く現役を続けられる環境を整える」ことが目的。
海外ではフランスが女性騎手に2キロの減量制度を導入したが、その後1・5キロに改定。地方競馬にも女性騎手の減量特典はあるが、永続的に2キロの減量がつくのは大きな改革だ。JRAは「柔軟に見直していくことも考えている」としている
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Posted at 2020/10/15 23:34:42

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