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2026年10月04日 イイね!

空が爆発した。雲海は世界の輪郭を消し、紅葉が燃え上がった。その朝、世界は写真一枚には収まらなかった。


本撮影登山の山行記事はこちら


富士山を撮りに来た。ところが、最後まで気になっていたのは富士山だけではなかった。風だった。寒さだった。刻々と変わる空の色だった。そして、雲海の向こうに立つ山と、朝の光に赤く染まるダケカンバの斜面だった。

稜線の気温は2℃。そこへ容赦なく風が吹きつける。撮影機材のそばで風上に立ち、少しでも風を遮ろうとする。人間防風林である。自然の中で、人間が木の代わりを務める日が来るとは思わなかった。しかも、木と違ってこちらは寒い。長い。つらい。

それでも、空が焼け始めると、さっきまでの愚痴はひとまず棚に上がる。大雲海、ピークを迎えたダケカンバの紅葉、そして爆焼け。三つがそろうと、景色はもう「きれい」という言葉だけでは足りなくなる。さらに、モルゲンロートの光が山肌のダケカンバの紅葉に突き刺さる。斜面の一部だけが選び出される様子は、私にはレンブラント光線のように見えた。自然は、ときどき比喩のほうを追い越してしまう。

写真は、夜明け前の青から、朝焼けの爆発、そして紅葉の斜面に光が届き、雲海全体が明るさを帯びるまでを追っていく。同じ場所からの写真でも、光の具合が少し変わるだけで、主役は空から雲海へ、雲海から紅葉へと移っていく。

今回は各写真に、キャプション、撮影意図、作例の狙い・見どころを添えた。作品の正解を決めるためではなく、撮影者として何を見て、何を残そうとしたのかを書き留めておきたい。富士山を撮る人なら、爆焼けの色をどこまで残すか、雲海の階調をどう守るか、紅葉の赤を飽和させずにどう見せるか――それぞれに悩みや好みがあるはずだ。

**撮影機材:FUJIFILM GFX100S/GF35-70mmF4.5-5.6 WR**

## 01|人間防風林、稜線に立つ


**キャプション**
稜線ならではの強風が吹き荒れる中での撮影。気温は2℃。風を受ける体感は、氷点下5℃くらいだっただろうか。寒さと強風を少しでも避けるため、撮影機材のそばに立ち、風上から機材を守る。人間防風林である。ところが、この防風林は長時間じっと立っているのがつらい。木なら文句も言わないのだろうが、こちらは寒い。しかも、撮影のために動けない。

**撮影意図**
夜明け前の青い時間と、雲海の向こうに浮かぶ富士山を静かに残したかった。風が強い場面では構図を整えることだけでなく、三脚や機材を安定させることも撮影の一部になる。

**作例の狙い・見どころ**
青みの残る空、雲海、暗い紅葉の稜線が三層に重なる構成。富士山を大きく写すのではなく、広い風景のなかに置くことで静けさと距離感を出した。写真の静けさとは裏腹に、撮影者はひたすら寒さに耐えていた。

**撮影データ:** 62.9mm|60秒|F5.4|ISO 3200

## 02|雲海の縁から、朝がにじむ


**キャプション**
まだ朝は完成していない。地平線に金色がにじみ、雲海の上端が少しずつ明るくなる。富士山は雲の海から頭を出し、こちらの様子など気にすることもなく、いつものようにそこにいる。

**撮影意図**
長秒露光で雲海の動きをなめらかにし、夜から朝へ移る途中の色を残した。空が明るくなり始める時間は短く、露出を考えている間にも景色が変わっていく。

**作例の狙い・見どころ**
暖色の水平線と、明るくなり始めた雲海、その上に浮かぶ富士山のシルエットが見どころ。120秒の露光で雲の細かな凹凸を柔らかくまとめ、朝の始まりを穏やかに表現した。

**撮影データ:** 62.9mm|120秒|F5.4|ISO 2500

## 03|光は先に、空からやってくる



**キャプション**
同じ富士山、同じ雲海。それでも、空の色が少し変わるだけで、景色は違う顔を見せる。手前の紅葉はまだ影の中。空だけがひと足早く朝を迎え、山肌はその知らせをゆっくり受け取っているようだ。

**撮影意図**
前のカットと近い画角を保ち、時間の経過による色と明るさの変化を追った。明部を残しつつ、山の暗部を無理に持ち上げすぎないことを意識した。

**作例の狙い・見どころ**
富士山を水平線付近に置き、金色の空と白い雲海で遠景を引き立てた。露出時間を短くしながら、まだ夜の名残がある山肌と明るい空の対比を残している。似た構図の連続写真だからこそ、光の変化を比べる楽しさがある。

**撮影データ:** 62.9mm|50秒|F5.4|ISO 1600

## 04|空が色づくと、山も目を覚ます


**キャプション**
空は橙色を増し、雲海の向こうに富士山がくっきりと浮かび始めた。手前の紅葉はまだ影を残す。光がすべてを一斉に変えるのではなく、遠くから順番に景色を起こしていく。山の朝は、意外と几帳面である。

**撮影意図**
富士山だけに寄らず、空、雲海、稜線、紅葉を一枚にまとめた。明るさが増した場面でも、前景のシルエットを残すことで風景に奥行きを持たせる狙い。

**作例の狙い・見どころ**
紅葉の稜線が画面右側から中央へ斜めに伸び、視線を富士山へ導く。空の暖色と山肌の暗部の対比によって、夜明けの立体感を作っている。

**撮影データ:** 44.9mm|0.5秒|F8|ISO 200

## 05|大雲海・ダケカンバ紅葉ピーク・爆焼け、三つの揃い踏み



**キャプション**
来た。大雲海、ピークを迎えたダケカンバの紅葉、そして爆焼け。三つの揃い踏みである。景色はもう「少し控えめに」などとは言っていられない。空は燃え、雲海は果てしなく広がり、紅葉の斜面はその光を受け止める。富士山はその全部を静かに見届けている。

**撮影意図**
広めの画角で、爆焼けした空だけでなく、雲海の量感と紅葉の斜面まで入れた。色の強さに頼り切らず、三つの主題が一つの景色としてつながるように構成した。

**作例の狙い・見どころ**
鮮烈な空、広大な雲海、赤橙色の紅葉が三層に重なり、富士山が遠景の軸になる。こういう場面では、空の彩度だけでなく雲海の階調、紅葉の色飽和をどう抑えるかが現像の悩みどころ。まさに「揃い踏み」の一枚。

**撮影データ:** 38.9mm|1/7秒|F8|ISO 200

## 06|大雲海・ダケカンバ紅葉ピーク・爆焼け。まだ終わらない


**キャプション**
大雲海、ダケカンバ紅葉のピーク、そして爆焼け。三つがそろった景色は、さっきの一枚で終わったと思っても、まだ続いている。空は燃え、雲海は富士山を抱き、紅葉の斜面はその色を受け止める。三つがそろった朝は、撮る側に休む理由をくれない。

**撮影意図**
前のカットと同じ画角で、空の色と雲の表情の違いをとらえた。大きく構図を変えず、ほんの少しの時間差で印象が変わることを残した。

**作例の狙い・見どころ**
画面上部の雲模様が強い表情をつくり、中央の明るい水平線が富士山を浮かび上がらせる。大雲海、ピークのダケカンバ紅葉、爆焼けが一枚にそろった景色を、前のカットと見比べてほしい。鮮やかな赤や橙を残しながら、雲海や紅葉が平板にならないよう階調をどう保つかが現像のポイント。

**撮影データ:** 38.9mm|1/6秒|F8|ISO 200

## 07|モルゲンロートが紅葉に突き刺さる。山肌に走るレンブラント光線



**キャプション**
モルゲンロートが山肌のダケカンバの紅葉に突き刺さる。斜面の一部だけが赤く照らされ、そこへ視線を引き寄せられる。絵画の中で光が人物を選び出すように、朝の光もまた、山肌の一角を選んでいた。私にはレンブラント光線のように見えた。

**撮影意図**
空と雲海だけでなく、紅葉した斜面に届く光を主題にした。富士山を遠景に残しながら、斜面の色と地形のうねりを見せる構図を狙った。

**作例の狙い・見どころ**
富士山と雲海を背景に、斜面のダケカンバが光を受けて浮かび上がる。明るい部分と影の部分の差が、紅葉の密度や稜線の起伏を見せている。派手な空から山肌へ主題が移る、物語の転換点。

**撮影データ:** 40.4mm|1/10秒|F8|ISO 200

## 08|赤いレンブラント光線、もう一度ダケカンバの紅葉へ



**キャプション**
モルゲンロートが、またダケカンバの紅葉に突き刺さる。赤いレンブラント光線が走ったような斜面を見ていると、富士山を撮りに来たことを一瞬忘れる。主役は一人だと思っていたのに、舞台の途中で別の役者が全部持っていく。風景写真には、そういう裏切りがある。

**撮影意図**
50mmで紅葉の斜面を少し引き寄せ、光を受けた山肌の量感を強めた。遠景の富士山は残しながら、前景のダケカンバにも主題としての存在感を持たせた。

**作例の狙い・見どころ**
前景の紅葉を大きく見せることで、色づいた斜面の密度と光の当たり方が伝わる。富士山のシルエットを背景に残し、視線が遠景と前景を行き来する構成。光線のドラマを、単なる「赤い景色」にせず、地形の起伏とセットで見せる狙い。

**撮影データ:** 50mm|1/13秒|F8|ISO 200

## 09|雲海にも光が落ちてきた


**キャプション**
光は紅葉の斜面だけでなく、雲海にも広がっていく。白い雲の凹凸が浮かび、左から明るさが差し込む。爆焼けの熱気が少しずつ落ち着き、景色は次の顔へと移っていく。撮影者だけが、まだあの色を惜しんでいる。

**撮影意図**
広めの画角で雲海の広がりと光の方向、紅葉の稜線をまとめた。短い露光で雲の形と明暗差を残し、朝の光が広がる空気を記録した。

**作例の狙い・見どころ**
明るい雲海から富士山へ視線が流れ、そこから紅葉の稜線へ戻る。白い雲の階調を失わず、光の強い部分と影を残すことで、雲海の立体感を見せる構成。

**撮影データ:** 36.9mm|1/90秒|F8|ISO 200

## 10|撮影の終わりに、景色がひとつにまとまる


**キャプション**
空は黄金色に近づき、雲海は明るさを増し、紅葉の斜面にも光が回った。富士山は遠い。それでも、空と雲と山肌を一つに束ねる軸になっている。あれほど寒く、あれほど風に困らされた朝が、最後には一枚の景色として心に残る。

**撮影意図**
47.4mmで富士山と紅葉の距離感を整え、空・雲海・斜面の均衡を意識した締めのカット。空の華やかさだけで終わらず、山肌の色と形も残したかった。

**作例の狙い・見どころ**
紅葉の密度、雲海の明るさ、富士山のシルエットがそれぞれ主張しながら、画面の中で釣り合う構成を目指した。朝の劇的な色から、風景全体を見る落ち着きへ。10枚の最後に置くことで、撮影の時間が閉じていく。

**撮影データ:** 47.4mm|1/100秒|F8|ISO 200

## ■おわりに

空は爆発し、雲海は世界の輪郭を消し、紅葉は燃え上がった。

けれど、写真に収められたものが、あの朝のすべてではない。頬を刺す風も、冷えた指先も、光が刻一刻と変わっていく気配も、ファインダーの外に置いてきたままだ。

写真は風景を持ち帰るためのものだと思っていた。けれど時には、持ち帰れなかったものの大きさを知るためのものなのかもしれない。

だからまた、山へ行く。

次の一枚にも収まらない何かを探しに。

撮影機材:FUJIFILM GFX100S/GF35-70mmF4.5-5.6 WR

#富士山 #雲海 #紅葉 #ダケカンバ #レンブラント光線 #モルゲンロート #朝焼け #爆焼け #山岳写真 #FUJIFILM #GFX100S #風景写真
Posted at 2026/10/20 22:49:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | 富士山写真 | 趣味
2026年08月31日 イイね!

「caos」と一緒に考える 理想のバッテリーとは?

Q1. バッテリー選びで重視するポイントは?

最も重視するのは、信頼性と耐久性です。長距離ドライブや旅行に出かける機会が多いため、出先でのバッテリートラブルはできるだけ避けたいと考えています。また、ドライブレコーダーの駐車監視機能をはじめ、複数の電装品を使用しているため、容量や電力供給の安定性も重視しています。

Q2. 今使っているバッテリーを選んだ理由や、愛車の装備・電装品へのこだわりを教えてください。

現在もcaosを使用しています。信頼性が高く、電装品を多く使用する車にも安心して搭載できると考えたことが、選んだ大きな理由です。愛車にはドライブレコーダーを装着し、駐車中も監視機能を使用しています。そのほかにも複数の電装品を取り付けているため、補機バッテリーへの負担を考え、性能と耐久性に定評のあるcaosを選びました。

Q3. 愛車の使い方や装備を踏まえて、caosを実際に使って良かったポイントを教えてください。

撮影で長距離ドライブとが多いため、caosの信頼性が大きな安心感につながっています。ドライブレコーダーの駐車監視機能や追加の電装品を使用していても、安定して電力を供給してくれる点に魅力を感じています。旅行先や長時間駐車した後でも、バッテリーへの不安をあまり感じずに車を使用できることが、caosを選んで良かったと感じるポイントです。今後も高い耐久性と安定した性能に期待しています。

Q4. バッテリーを取り付け予定のクルマと型式を教えてください。

トヨタ・カローラツーリング ハイブリッド
型式:6AA-ZWE214W
Posted at 2026/08/31 23:33:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | タイアップ企画用
2026年03月18日 イイね!

真逆に全振りしたらこうなった件

これまでの車歴はというと、大排気量 ハイオク 高出力が当たり前
アクセル踏めばガソリンが減る代わりに幸福感が増えるという、非常に分かりやすい世界で生きてきました。
しかし現実は非情。ガソリン価格は高値安定という名の常時イベント発生中。
さすがにこれはまずいと思い、
低燃費車という未知のジャンルに手を出してみたのと、
ついでに「車中泊でちゃんと横になる」という未体験イベントも回収してみることに。

結果、これまでの価値観を真逆に振り切った一台に乗ることになりました。

スペック比較 過去と現在

・車格 VIPカーから大衆車へ
・燃費 9から11kmLから20kmL超へ
・出力 430psから98psプラスモーター72psへ
・排気量 5Lから1.8Lへ

完全に別の乗り物です。同じ自動車というカテゴリでいいのか疑問なレベル。
なお理想は、冬でも無充電で400km以上走れるEVでしたが、現状はまだ時期尚早という結論。
Posted at 2026/03/18 23:04:03 | コメント(1) | クルマレビュー
2022年10月02日 イイね!

満身創痍登山

毎年9月中旬~10月中旬は、高山の紅葉と富士山狙いで登山計画を立てたいと考えている。
しかし、環境の変化があって3年遠ざかっていた。

■環境変化
〇世の中の環境変化
2020年に発生した新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、県境移動制限、登山口連絡バス、山小屋、関連施設の営業自粛・縮小・人数制限等々があって、登山機会がめっきり減ってしまい、長時間登山(5時間以上)は2019/9の北岳以来計画すらできていなかった。

〇個人的な環境変化
・2020年から在宅勤務継続中(約3年)
 →運動不足がたたり、1時間弱の登山でも異様な腰に張り・痛みを感じるようになっていた。(2021年秋口に精進峠をyanagiさんを案内して登山した際、たかだか1時間足らずの登山なのに、ペースは上がらないわ下山後腰が張って張って苦痛だった)

・2022年7月初旬に右肩の肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)が発生。きっかけは、寝た状態から起き上がって、右腕を後ろに引いた状態から無理に起き上がろうとしたときに痛みが走った。放置しておけば治るだろうと思っていたら一向に治らず。症状を調べてみたら典型的な五十肩(軽度)の症状であった。整形外科で治療継続中(なかなか改善せず)。
 → ザックを背負う際に両腕を後ろに引いて持ち上げるが、その動作が苦痛。長時間登山に耐えられるのだろうか?

・肩痛から立て続けの同時期(2022年7月初旬)に左足親指骨折(亀裂骨折)。朝方勢い余って左足親指を強打。放っておけば治るだろうと思っていたが、夕方になっても痛みが引かず異常に腫れあがっていたので、整形外科へいってレントゲンで確認してもらったらポッキリ骨折していた。ほぼ生まれて初めての骨折。部位と状態から予定通り3週間(7月末)で固定器具は取れたが、骨が軟骨で引っ付いただけで走ったりはできない。しかし既に骨の修復が始まっており、医師には子供なみに回復スビードが早いと驚かれた。2ヵ月後(9月初旬)で骨治療は終了。
 → 治療終了したとはいえ、登山では登山靴で親指が圧迫され、体重+20kg前後の荷重を長時間受けることになる。下山時は更につま先に荷重がかかるので、骨折箇所が耐えきれるか不安

■鳳凰山計画
高山から紅葉と富士山といえば、やはり鳳凰山(観音岳)からの紅葉が撮りたい。

鳳凰山の代表的な登山ルートは
1) 夜叉神峠登山口起点の夜叉神(やしゃじん)ルート
2) 御座石鉱泉起点の御座石鉱泉ルート(ございしこうせん)
3) 青木鉱泉起点のドンドコ沢ルート ※鳳凰小屋で2)のルートと合流
4) 青木鉱泉起点の中道(なかみち)ルート
がある。

2)と4)は過去に経験があって、自分にあっているのは2)御座石ルートだと思っているが、宿泊地になる鳳凰小屋は、テント場が狭く隣のテントまで1mも無いようなすし詰め状態になるので小屋泊が条件。
※「2)→御座石鉱泉ルート」→ トラウマの山

コロナ禍になって、どの山小屋も収容人数を絞って宿泊料金を1.5倍ぐらいに値上げしている(ただし、鳳凰小屋は値上げ微増)。基本嫁と2人泊のため、値上げ幅は2倍かかってくる。

今回は、鳳凰三山の基本ルート1?を一度は経験してみたいと思っていたので、夜叉神ルートで登頂を目指すことにした。(ただし、夜叉神峠の駐車場に車が停めらないようだったら、御座石温泉に回ろうとも考えていた。)

夜叉神ルートであれば、南御室小屋でテント泊もできるので、NEMO DaggerStorm(3人用テント)のデビューを考えていた。テント泊登山装備と自身の評価テスト(試金石)にもなる。
※テントは最終的にDaggerStormはあきらめvs30に変更。

■登山装備
いつもテント泊登山はザック総重量が24kgぐらいになって、何とか軽量化できないか悩んでいた。今回「運動不足からくる足腰不安」「右肩痛の不安」があるので、まじめに対策を考えて見ることにした。

1) まず登山携行品の1つ1つの重さを細かく1g単位で計測
 (カメラ機材、ザック、テント、シュラフ、バーナー、飲食類、ウェア、バッテリ等)
2) 取捨選択してどのぐらいの重さになるか算出

こうすることで、どれが重量を食っていてどれを軽量化すれば効果があるか一目瞭然にわかるようになった。
※調べていくうちに楽しくなって来て、いろいろ購入してましった…

〇ザック
1) オスプレージーニス108 2,992g(レインカバー、三脚補強カスタム含む)
2) グレゴリーバルトロ85 3,176g(レインカバー、三脚補強カスタム含む)
3) 山と道 one(50-55L) 826g(レインカバー、腰Packx2、StaffPack含む) ※今回追加

→ 山と道oneにするだけで、なんと2kg以上軽量化ができる!これはでかい。しかしoneの最適荷重域は最大11kgでありオーバーしても13kgにとどめたかったが、納まり切らなかったので、最終的に「1)ジーニス108」をチョイスした。

〇カメラ機材(三脚除く)
1) GFX100S + レンズ1本(GF32-64mmF4) + 小物 + インナーケース 2,896g
2) GFX100S + レンズ2本(GF32-64mmF4、GF45-100mmF4) + 小物 + インナーケース 4,036g
3) z6II + レンズ2本(24-70mmF2.8、70-200mmF2.8) + 小物 + インナーケース 4,290g
4) z6II + レンズ1本(24-120mmF4) + 小物 + インナーケース 2,512g
→ 軽量化だけであれば4)だが、画質も捨てきれないため最終的に1)に決定

〇テント(3人用テント)
1) Dunlop VS30 一式     2609g(本体/ポールで2.1kg、グランドシート、ペグ含む)
2) NEMO DaggerStorm 3P一式 2423g(本体/ポールで1.7kg、フットプリント、ペグ含む) ※今回追加

→ テント本体(インナー、フライ、ポール)だけであれば、VS30 2.1kg、DaggerStorm1.7kgだが、その他を含めると最終的には185g差。

NEMO DaggerStormは室内が広く両サイド出入口ありで、かつVS30より0.4kg軽量と機能面では素晴らしいのだけど、反面NEMOテントは市場価値が高く盗難率も高い。また、軽量化設計で標準状態では施錠も掛けられない。
今回テン場にテントをデポして山頂アタックする予定なので、NEMOテントデビューは今回見送り。市場価値が低めでかつ施錠ができるvs30をチョイスすることにした。

■山行
当初から計画してわけではなかったが、初の二泊三日の山行でした。
2日目の朝の景観はパッとしなかったので、追加で連泊を決行することにしました。

〇概要
1日目 6:30 夜叉神峠登山口より登山開始
   14:40 南御室小屋到着
      南御室小屋のテン場でテント泊
2日目 1:20 南御室小屋出立
   3:50 観音岳撮影ポイント到着
   7:45 観音岳出立
   10:35 南御室小屋到着
      南御室小屋のテン場でテント泊
3日目 1:20 南御室小屋出立
   3:30 観音岳撮影ポイント到着
   7:20 観音岳出立
   8:50 南御室小屋到着
   11:40 テント撤収、下山開始
   16:50 夜叉神峠登山口到着

観音岳山行の詳細な様子は、こちらをご覧ください。
【鳳凰山2022】観音岳ピストン(夜叉神峠ルート)
(項「写真」の右端にある「スライドショーで見る」がおススメです)

■作例

(1) 夜明け


(2) レンブラント光線


(3) モロゲンロート


(4) デイライト



■山行を終えて

◆良かった点
・鳳凰三山の主要ルート制覇。
鳳凰山登頂には、御座石ルート(ドンドコ沢コース)、中道ルート、夜叉神ルートがあるが、毎回この3つの内どのルートから行くか迷っていた。夜叉神ルートは経験がなく比較ができなかったので、今回経験できて3コースの比較ができるようになったのは収穫でした

個人的な3コースの比較はこんなイメージ
 御座石ルート 小屋泊:◎(前日予約可)、テント泊:○、コース難易度:○、利便性:○
 中道 ルート 小屋泊:△(予約難)、テント泊:×、コース難易度:×、利便性:◎
 夜叉神ルート 小屋泊:△(予約難)、テント泊:◎、コース難易度:△、利便性:△

・嫁さん転倒せずに踏破
いつも嫁さんは何度か転ぶことが多くて、特に2018鳳凰三山(トラウマの山)では手指から動脈出血するほどの怪我をしてしまったが、今回は一度も転ぶことなく踏破できた。
jtは基本転ぶことはほぼない。バテることはあるけど…

・南御室小屋のテント場がよかった。
 テント場が広く、ペクも打ちやすい、平坦、脇にベンチあり(場所による)、水がおいしい(南アルプスの天然水)、風の影響を受けにくい。
 ※鳳凰小屋はテント場が狭く、繁忙期のテント場は過密幕営するので、隣のテントまで50cmないと思う。水はおいしい。

・テント泊で初の連泊経験
 最初から連泊計画する予定ではなかったが、連泊可能な食料は準備していた。1泊目の早朝の撮影シチュエーションが今一つだったため、連泊してみることにした。
思いのほか快適で、寝不足気味の疲労している体をゆっくり休めるにはなかなか良い。時間を持て余すこともなかった。1発で絶景に巡り合えばいいけどそうじゃないことも多いから、7時間前後の登山では連泊想定は今後積極的に取り入れたい。(その分休みが必要だけど)

・体調の変化
 1)在宅勤務もあっての運動不足
 2)右ひざの異変(内側健の不快な移動、バキン音)
 3)右肩の肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)
 4)左親指骨折
 2022/7月初旬に左親指骨折。保育園時代に左鎖骨にヒビが入ったことがあったが、まともな骨折は初めてだった。単純骨折(閉鎖骨折)らしく一般的に3週間で固定装具が外せると言われた。左足だったのは不幸中の幸いだった。もし右足だったらアクセル/ブレーキ操作ができずずっと家から出られなかっただろう。骨折の翌日にはがん検診にも行ったし、撮影にも出かけていた。予定通り3週間で固定装具が外せたが、軟骨で骨が付いた状態で登山するにはまだ時間がかかると言われた。結果2ヵ月で完治。

 →このような状況でテン泊装備(約20kg)22時間登山だったが、特に痛みもなく心配は杞憂におわった。右ひざの健も登りではパキパキ音はなっていたけど気にならなくなった。
・jtも嫁さんもトレーニング登山無しのぶっつけ登山だったが、登りで大バテはしなかった。ただ杖立峠の途中から苺平の石がゴロゴロした急登エリアはバテ気味だった。

・テント泊装備軽量化。
 いつもテント泊装備だとザック重量は24kgコースだったが、20kgでまとめられた。(ホントは18kgぐらいにしたかったけど)

・登山装備重量総点検ができた。
 カメラ機材、登山アイテム1つ1つの重量を1g単位で計測。なにが重くてなにを削ればどの程度軽量できるかが数式化でき、事前に想定重量を算出できるようになった。これによって各アイテムのUL化ができるかもしれない。

◆反省
・嫁さんが下りで親指の爪あたりに内出血していた(両足)
 同じ靴で鳳凰三山、北岳、千枚岳登ってこのような事はなかったのだが、傾斜が比較的緩めという先入観店から登山靴の締め具合が甘かったのかもしれない。

・ULザックを使えなかった(テント泊装備ではどうしても重量オーバー)
 せっかくのoneが。よく考えたらジーニスやバルトロより値段高いのだけどなぁ…。

・NEMOテントが使えなかった。
 7万円超の高機能・軽量テントが使えなかった。
Posted at 2022/11/06 23:19:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | 登山 | 趣味
2021年07月25日 イイね!

二十曲峠からのプチ紅バール雲海富士

こんにちは jt です。

ここ数年は夜明け直前に撮り行くことが多く、夜通しで撮影することがめっきり減っていた。理由はなるべく不発を避けたいがためにギリギリまで出撃orステイを見極めたいからである。結果、出撃したとしても出遅れて後悔することも多し…。どうしたらよいものか?

この日 (7/24)は、夜早めに出かけて富士山の人文字でも撮ってから、朝は二十曲峠で夜明けのパール富士を撮ろうかと考えていた。ところが、ライブカメラを見てみると早々に曇っており富士山が見えていなかった。いつもの癖!?で出撃は取りやめつい23時前に寝付いてしまった。ふと気が付くと2時を回っておりすっかり寝過ごしてしまった…。
富士山は見えているかなぁ…とライブカメラを見ると富士山の影が見え隠れしている。
ありゃりゃ…これはパールも見えそうではないか。

何の準備もしていかなったので、パール富士向きの適当なレンズを急いで準備して自宅を出発。時刻は3時を回ろうとしていた。完全に出遅れである。

パールポイントだけは確認してはいたものの、特にリサーチはしていなかったので、二十曲峠でのパールが混んでいるか心配ではあったが、入れない事はないだろうと高を括っていた。

4時前に二十曲峠の麓に到着。峠道を登っていくと1台の対向車とすれ違った。
この時間帯(パール富士直前)に下山?嫌な予感がする…。峠に到着すると想定以上の光景が目に飛び込んできた。車が所狭しとひしめき合っている…。さっき峠道ですれ違った車は、ここに停められずにUターンしたのか…。
Kカーであれば林道脇に縦列駐車もできるんだろうけど、こういう時は全長5m超のビッグセダンは不利。だけれどもなんとかど真ん中に停めることができた。
※二重曲峠に来ること自体数年ぶりだったので、奥のスペースまで埋まっていたかは不明

撮影場所はぎっしりカメラマンが並んでいたが、ローポジションでなんとか確保。

パールまでの時間がないのであわてて機材を準備して撮影準備に取り掛かる。
ダイヤとかパール富士撮影時は、レンズ交換やピント再調整の時間がないので、
予め複数台のカメラを並べて撮影している。この日は4台用意していたが、時間がなく焦って2台のカメラで設定をミスってしまった。
慌てているときは人間失敗しやすくなるものである。(カメラマンあるある?)

(1) 4:30過ぎ、パールが富士山頂に着陸。個人的には月面模様がはっきり見えるパール富士が好みです。


(2) クレーター:ティコ、コペルニクス
  海:雲の海、湿りの海、晴れの海、靜の海、危機の海、豊穣の海等
  がよく見えています。
  参考:星座図鑑・月面の様子



(3) ほんのりと赤味を帯びた富士山の山肌とパール富士。雲海に沈む忍野村。


(4) 峠から望む赤富士と雲海。赤富士を狙って撮ることが少ないが、久しぶりにしっかりと赤く染まってくれました。


(5) 抜けるような青空。気持ちのよい朝を迎えました。



富士山カメラマンが大集結していたようで、知り合いのカメラマンとも沢山お会いできました。中には高校生富士山カメラマンも。

PS.
4台のフルサイズで撮影開始したが1台は被写体ぶれで失敗写真に…。
残りの3台も色味が微妙に異なることが判明。ZボディなのかZレンズなのかよくわからないけどちょっと違う感じがしました。
Posted at 2021/08/03 23:14:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 富士山写真 | 趣味

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「@Re:Sakura はじめまして。いつもパーツレビューを拝見しています。D850は本当にいいカメラですよね! 自分も使っています。せっかくの名機ですから、ぜひ愛車の撮影などでも活躍させてあげてください!」
何シテル?   10/24 23:22
セルシオ/レクサスLSのカスタム&コミュニティサイト http://celsiorup.com/ の管理人です。カスタムレポート、掲示板、動画、オーナー紹介がメ...
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