今日発売のシャトルを見てきました。
グレードは最上級のハイブリッドZ。

中々ボリューム感のあるどっしりとしたお顔。ちょっとトヨタのSAIに似てますかね。
実際のサイズより少し大きく感じます。
カラーはミスティックガーネット・パール。新色です。

リアはエアウェイブを思わせるデザインに感じます。
テールゲートスポイラーが大型タイプが標準なので、フィットシャトルよりスポーティな感じが増しています。

クウォーターウインドウも少しエアウェイブに似たラインではないでしょうか?
ルーフレールは妙に高く見えるので、個人的には無い方がすっきりしていい気がします。
ボンネット。リアドアから後ろが専用。ドアとフロントフェンダーまでは窓も含めてフィットと共通なのは先代であるフィットシャトルと同じ関係ですね。
ヘッドライト。

今までLEDヘッドライトはプロジェクター式でしたが、シャトルはライト内に引き込まれているシルバーのラインの裏側に光源があり、そこから下に光を落とし、リフレクターで配光する方式のようです。
このインライン式、光源が見えない形になってますが、私の様にプロジェクターを目の様に見るデザインが好きなタイプの人間には古臭く見えなくもないです。
ハロゲンライト車はプロジェクター式であり、そっちのデザインの方が結構好みだったりします。
ちなみにポジションは外側から下側のふちがライン状に発光します。これはいいなぁ。

ハイブリッドZ専用16インチアルミホイール。
最近のホンダでお馴染みのフィン形状ホイール。これまた最近メーカー問わず流行の高輝度切削加工+ブラック塗装では無く、何故かオーソドックスなシルバー塗装。
形は好きですが、なんだか地味ですね。
全体的にボリューム感があって、結構立派に見えるデザインな気がします。
スポーティな感じもあってこれは中々・・・・。
顔は個人的にグリル下部がメッシュになるガソリン車の方が好みですね。
インテリア

ダッシュボード上面、下半分、メーターはフィットと完全に共通。
ダッシュボード前面とセンターコンソールは専用品。ソフトパッドの使用範囲がフィットと比較して、センター部エアコン吹き出し口、運転席エアコン吹き出し口まで拡大しています。
助手席側にはジェイドと同じタイプのブルーの木目パネルが装着されています。
センターコンソールはヴェゼルに良く似た形状に。

ただし淵にソフトパッドは貼られてはいないです。
センターアームレストコンソール及びカップホルダーはかなりの深さがあり、収納力は高そう。ちなみにアームレストコンソールの底にはフィットと同じ電源ソケットがありました。全く同じ配置だと思われます。
アームレストは高さは程よい感じで、肘掛けとしては文句ないです。

元々フィットのセンターコンソールは運転席側に傾いていますが、センターコンソールに程よい角度が着けられているので、エアコンパネル及びシフトレバーが操作しやすい配置になっています。シフトレバーが上に上がってインパネシフトに近い配置になっている事もあり、この辺りはかなりミニバン的な感覚になっていますね。

前述の通りメーターはフィットと共通の立体視タイプ。
異なる点は、メーターのアクリルカバー前にシルバーリングが出てきていない点と、ヴェゼルと同じ様にシステム起動時に針とゲージが振り切って0に戻る演出が追加されている点でしょうか。
この演出はグレイスにも欲しかった。
運転席側に開いた穴。

これは勝手な予想ですが、グレイスやヴェゼルの様にここにエアコンの吹き出し口を置こうにもダッシュボードの基本骨格がフィットと共通な為、吹き出し口の位置が変えられず、何もないここに小物入れとしてこの穴を設けたのではないかなと勝手に思っています。
正直容量が小さすぎて小銭くらいしか入りそうに無いです。また開口部も小さい為使い勝手そのものが悪いです。見栄え的にも蓋があればよかったような気がしますが、そんなスペースは無いのかな。

ECONスイッチから下も勿論フィットと共通。シャトルはオートリトラミラーが標準装備なのでN-BOX/等と同じ様に新たにON/OFFスイッチが着いてます。
後席。

広さやシート形状は完全にフィットと同じです。フィットシャトルとは異なり、2段階のリクライニングがフィットと同様に使えるようになっています。
Zのファブリック生地は柔らかくて手触りがよく、座っても滑りにくい素材です。これは羨ましい。
シート固定ボルト部。

フィット、グレイスとは異なりボルトにキャップが被せてあります。
ドア内張り

この辺もフィットと基本は同じ。ライニングの生地と架飾パネルが異なるくらいでしょうか。ちなみにドアミラースイッチはZでも照明なしでした。DOPもないですね。
ちなみに生地はシートと同じく柔らかくいい手触りです。
ただ、ビスが相変わらずここは剥き出しで、ドアアームレスト部もハード樹脂のままですね。せめてZ位はここまで生地貼ればいいのにと思います。ちょっとこの辺りは質感向上がされていないのが目立ってしまい気になりますね。
後方視界。

クウォーターウインドウが大きく視界は悪くはないです。
視界だけでなく後席の開放感も良好でした。
ちなみに前方視界はまんまフィットですw。当然ですw。
もう一つ気になった点。

フィットと基本部分を共有しつつ、専用品を入れて質感を上げようとしたのでしょう。ちょっと専用品と共通部の境目に、少し一体感の無さを感じる箇所が一部あったように思えます。
とは、言った物の全体的な質感は良好だとは思います。妙に手を入れてない箇所が目立って勿体無いなと思うだけです。
荷室。

エアウェイブから続く段差が無く、低い開口部。今回も受け継がれています。
荷室は相変わらずの大容量。シート倒せば寝れますね。
後席シートバックに設けられたマルチユースバスケット。

底面には柔らかい皮調の生地が貼られていて振動音が抑えられそうです。

未使用時には畳めます。便利そうな機能ですね。
アンダーボックス

パンク修理キットがさらにこの床下に。ジャッキが手前側壁面内に入ってます。
さて、走らせた感じですが、流石にパワートレインの感触はグレイスと全く同じでしたww。
同じシステム積んでるので当然と言えば当然ですねw。
変速時の感触、EVモード切替時の感触全て同じでした。全く同じ感覚で運転できます。
ただ、グレイスより50kgほど重いのが理由なのだとは思いますが、EVモードには若干入りにくかったです。
おろしたての初走行で制御系が馴染んでない可能性もあるかもしれませんね。
出力は全く不足なし。重量の近いグレイス同様、ストレス無く十分走れそうです。
流石に初走行の試乗車でSモードは遠慮しておきましたw。
パドルの変速感や、応答性、操作を拒否される状況もグレイスと全く同じでした。
乗り心地は終始フラットな感触。オデッセイやヴェゼルで採用されている振幅感応型ダンパーが前後に採用されているそうですが、これが効いているのでしょうかね。
液封コンプライアンスが使用されているグレイスよりもフラット感は上だったような感じでした。
静粛性はかなり高めだと思いました。ワゴンボディと考えればかなり静かだと思います。走行中後ろからの騒音は小さかったです。
今度、実際に走行中に後席に座って確認してみたいですね。
メカニカルノイズは聴こえる音量はグレイスよりやや大きめ。DCTの変速音、モーターの駆動音が比較してみるとシャトルの方がはっきり聴こえました。
これはフィットと基本構造を共通してるからなのか、遮音がフィットと同じなのかどうかなのかは分からないですがね。
燃費性能はEVに入りにくい分ややグレイスより下でした。

普段どおりで22.4km/L。ほとんど大差ないですw。
兄弟車で試乗コースで見てみると
フィットHV HV X Lパケ 27.7km/L > グレイス EX 24.2km/L > シャトルHV HV Z 22.4km/L > ヴェゼルHV HV X スタイリッシュパケ 18.0km/L
カタログ値の並び通りになってますね。
今回のシャトル。外観はボリューム感たっぷりで質感も高く、内装もいい感じです。
トータルバランスの良いコンパクトワゴンとしてアリかなと思います。
何か流用できるものないか物色しようw。