
真夜中にこんばんわ!
最近アップするの真夜中ばかりですね(笑)
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と、書いておきながらアップする時メンテナンス、バックアップしてなきゃ消えてましたこの記事!あぶねぇー!!
さて、いきなりなんですけど語ります。
ジェミちゃんはどうやってエンジン動かしているか?
令和元年で39歳になるジェミちゃん。普通の人が思い浮かべるエンジンルームは
キャブでの単純かつ明快な制御。単発スタートの各気筒ごとのいわゆるソレックスやウエーバー、最近ならFCR。
なのでしょうし、電気に詳しい人ならいわゆるフルコン化、または純正採用されている4スロの流用移植。フルコンに伴ってディスビレス(クランク角センサー)やダイレクトインジェクション。
とまぁ可能性は拡がるような、ドツボに陥るような制御にしがちです。
しかし自分はノーマルコンピューターによる制御に拘っております。それはすなわちLフラップによるエアフロをメイン制御にしているシステム。
アクセル開度との連携に非常に優れたこのシステムは、再現性に優れているためドライバーのわがままな要求に素早く正確に対応していると思います。更にLフラップは物理的システムな故に補器関係を弄っても、弄ったなりの反応をエンジンが示し、いきなり電気的に止まるという事がまずないシステム、つまりダメでもエンジンは動いている=弄りやすい(笑)
というメリットがあります。
モチロン流入空気が阻害されるなどのデメリットも多くありますがここでは割愛。
昭和のエンジニアたちが偉いと思うのは、1980当時の正に黎明期のフルコン制御を更に利用してやろうと様々な工夫をアフターマーケット上で行っていたことで、簡単に言えば自分はその先人の知恵の土壌で踊っている1ユーザーなのです。
ただ自分が他のユーザーと違うと明らかに言えるのは、与えられたオモチャを
徹底的に検証
して良いと悪いを判断する経験値が20世紀中に豊富だったこと。
(こんな人昭和にはたっくさんいました。)
そして2000年辺りを境に、ネットの発展により、自分の経験が「情報」としての知識とリンクし始めて加速的に間違いを排除出来た事。
そして最新の「モノ」との取捨選択を、見て判る物理的モノ以外に、40年前のコンピューターとマッチするか?の脳内判断が電気詳しくなくても「経験的」に出来るようになった事。
その中でずっと「モノ」がなくて、補正の要なのに出来なくてもどかしいものの代表が
O2センサだったのです。
モチロン40年前当時にもO2センサは在りました。ただしセンサ自体は温まらないと正確な値を示さないラグのあるもので、一応ヒートタイプのO2センサもあったのですがクソのように高価。純正のO2センサですら数万以上当時でしておりました。
当時の自分がO2センサを弄る、つまり空燃比補正をする方法は非常に乱暴で
1.感度の悪くなったO2センサにわざとして、燃料増量を全域で行う(笑)
2.O2センサのカプラーを外し、補正をエアフロの巻きばねやインジェクターや調整式プレッシャーレギュレーター等の「他」の機能で補正し始めた(笑)
3.ディスビのバキュームや進角固定などの点火系を弄って脳内14.7を目指した(笑)
4.純正O2センサ付きのエキマニを探しては付け直した(笑)
この4を初めて行った時、交換したO2センサも寿命で補正が全く掛からなかったのが長くトラウマだったのですが、ある時他社のO2センサも同じものを使っている車種が多いと気が付き、極めて程度の良い中古に取り換えた時のエンジンの乾いた音が
今の自分を形成したと言っても過言ではありません(ウソ)
それ程正しく入った数値が14.7(基本値)に補正してやろうとする純正コンピューターの健気さに感動したのでした。
さて、時代は平成も後半になります。予備のO2センサ中古や、流用純正O2センサ情報(つまりは安く買える)で理論武装(笑)した自分でしたが、実際の空燃比を数字で見たことはありませんでした。知り合いの中にはO2センサを2個用意し、一つは数字を見るためだけに高いO2センサと空燃比計、もう一つは純正つまりエキマニに2つ穴を開けてセンサを2つ付けて数値化している人。
余りにセンサが高いので弄る時だけセンサを付けて数値化を見て、普段はメクラ蓋を付けてO2センサを外している感じ(笑)
またはO2センサの線に割り込みをして空燃比を見る人(含む自分)
だったんですけど、空燃比計が数値化していなくて「リーン、正常,リッチ」のタコメーター的状態チェックという目安にしかならないものを付けていたため
O2センサが生きているかチェック空燃比計
でしか今となってはありませんでした。それでもしっかりとしたチェック機能ではあるのですが(笑)実際O2センサが死亡すると超リッチになる傾向で、なるほど壊れてもエンジンは守る方向に壊れるのかと妙に納得していた自分が居たりしました。
そして平成25年ごろ?アフターマーケット品が純正部品の半額以下、モノによっては1/4以下のデフレ傾向が顕著になってゆきます。正直それまでの常識的価格がぶっ壊れたと言っても過言ではありません。
特にこの空燃比計ワールドは、頭おかしいだろそれ!的価格破壊が。自分も乗っかりたいのですが、多分40年前のコンピューターが対応してくれないだろうと半ばあきらめモードでした。
しかし、数値を見るだけという目的であれば、エキマニに穴を増設するという逃げ技で対応できると知っている自分(笑)
ボッシュのヒートタイプO2センサと空燃比計(モチロン配線付き)で1万以下という価格破壊に逆らえません(笑)
一応説明書に「純正割り込ませ機能付き」となっていたので淡い期待をしながら配線。ダメなら2個穴(笑)
で40年前の純正コンピューターへ最新データを送り込んでみた所・・・
これが科学!(笑)
これ、つい最近ですよ。確か平成29年位に交換した1万以下の空燃比システムで
これだけ普通に40年前のコンピューターは補正しています。
現代と40年前、いえ開発当初から考えたら半世紀前のエンジニアたちががっちり握手しました。
ただですね、自分がバカだなーと思うのは40年前でも知識さえあればこれが再現できたと40年間気が付かなかったこと。
まぁ掛かるお金は数10万超えだけは確実だったでしょうが・・・
結論
ヒートタイプのO2センサでジェミちゃんの純正のコンピューターは補正掛けながら走る事が出来る!
全国、いや全世界でこういう事に拘っているジェミちゃん乗りは自分一人かもしれません。
だからこそこうやって記事にして残して行きたいのです。
おしまい