
タツゥさんがボディ剛性について歴史的なことを書いていたので
乗っかり企画テーマです。
タツゥさんブログその①
https://minkara.carview.co.jp/userid/1494795/blog/28233195/
タツゥさんブログその②
https://minkara.carview.co.jp/userid/1494795/blog/28269979/
ちなみに私のブログで市販車のボディ剛性
https://minkara.carview.co.jp/userid/1594506/blog/27806317/
レーシングカーで、ボディ剛性を意識したクルマということで
私の脳裏に焼き付いたカッコイイGr-Cカーを紹介します。
1988年にデビューしたトヨタのGr-Cカー トヨタ・88C-Vです。
レース専用のV8ツインターボを搭載し、
国産初のカーボンモノコックを採用しました。
開発は実家から数キロ離れた場所にファクトリーがある童夢
カーボンモノコックはこれまた地元企業の東レでございます。
超カッコイイし、もちろん期待しましたが・・・・結果は残念なことに・・・
走りはじめは良いのに、セッティングを変えても変化しなかったり
再現性がなかったりとシャシー剛性が足らない症状が出てしまったとのことです。
この原因は東レで初めてレーシングカー用に焼いたカーボンモノコックでした。
カーボンモノコックといえば高剛性で軽量というイメージですが
それはしっかりできたうえでのことです。
カーボンモノコックもちゃんと作られていなければタダのプラスチックの
ような部分が部分的にできてしまい、剛性が確保できなかったというわけです。
品質問題ですね。
ようするに、設計通りの剛性が出ず、あとから補強したりして
最終的にアルミモノコックより重くなってしまいました。
それともう一つの要因がタイヤのハイグリップ化です。
確か私が小学生の時くらいまではラジアルタイヤじゃなくてバイアスタイヤを
使っていたと思います。
ラジアルタイヤになりケース剛性が上がりシャシーに求められる剛性もどんどん上がってきた時代です。
このあと89C-V、90C-Vと変わっていくのですが、形は一般的になり
速いのだけど・・・88C-Vのぶっ飛んだかっこよさはなくなってしまいましたね。
私の一番好きなGr-CカーはジャガーXJR11ですが
童夢の設計した88C-Vは思い出深いGr-Cカーです。
懐かしいなぁ~
Posted at 2012/11/15 00:58:40 | |
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