
みなさんこんばんは♪
F1アメリカGPでホンダPUはMGU-Hからの
冷却水漏れでリタイヤしたそうです。
詳しいことはわかりませんが、冷却水配管に
クラック(ひび割れ)でも起こったんでしょうかね?
そこで今回はコダワルシリーズ第二弾です
パイプにコダワルです。
金属パイプ(チューブ)ですが、一般的にシート状の材料を
丸めて溶接して作ります。
なので厳密にいえば溶接部分の強度バラツキや
クラックに繋がる巣穴があるわけです。
当然真円ではないし、厚みバラツキも出てしまいます。
そこで溶接パイプの欠点をなくしたパイプが
シームレスパイプ!!
名前の通り継ぎ目無し配管です。
シームレス配管を調べるとこのように書かれています。
"継目無鋼管は溶接部が無いため、パイプ周方向に均質性があり、
鋼管の全ての部分において同一の健全性が得られるので、
内圧やねじれに強いという長所があります。
また、圧延により製造されるので溶接管では製造が難しい
厚肉管の製造が可能であることも長所の一つです。
これらの長所を生かして、油田や天然ガス田を掘削するのに使われる"
へぇ~へぇ~
確かに油田掘削用のパイプは 回りながら切削するし超長いので
折れたらタイヘンです!!
シームレスパイプにはいくつかの製造方法がありますが、
ビレットと呼ぶ丸太状のかたちをした鋼の塊を真っ赤になるまで加熱して、
その中心を工具で押しひろげて中空のパイプを作る方法が最も一般的だそうです。
ここで車の話に戻りレクサスのLFAを見てみましょう(^^♪
LFAはエンジンが9000rpmも回りますからプロペラシャフトの危険回転速度を
考慮して1次減速します。
減速しプロペラシャフトでリアまで駆動するのですが
剛性向上のためのトルクチューブ中側をプロペラシャフトが通ります。
空いた下のスペースには排気管を通すんですね。
このトルクチューブですがバナジウム鋼の丸棒をそっくり機械加工で外側を削りまた中身をくり抜いて、1 本 1 本手作りしているそうです。!!
厚みはなんと2.5㎜!!
チョー薄いですね!
シームレスチューブは強度があるので他車トルクチューブ使用車に比べ
同じ強度でなんと!!
1/2の軽さにできてるそうです。
普通にスゲ!
デビューしてからもう10年以上たつGT-R R35 についてみてみると ・・・
通常日本の単筒式ダンパーのシリンダーは平板を丸めた溶接管らしいのだが
ビルシュタインダンパーのシリンダーは鍛造スチールである。つまり鉄の塊を叩いて円筒状に引き伸ばすという、
完全にシームレス(継ぎ目がない)シリンダーを使うらしい
そんだけするんだからスゴイ真円なんでしょうね~
(アルミパイプは膨張もするし、圧力で膨らみそうだし、強度もないから
ワタシはおすすめしない)
GT-Rのお話は昔ネットに書いてあった情報で定かではないけど
ほんとだったら確かにお金のかかる作り方ですね~~~
つ~ことでパイプ(チューブ)も調べてみると
面白いですね
さぁ明日も安全運転で (^^♪
デハデハ
Posted at 2017/11/09 21:26:36 | |
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