先日、セブンの
DIYアライメント調整&
ステアリングセンター調整を行いましたが、そもそもトレッド幅の計測が正しくなかったので、今週末リトライしてみました。結論としては、やっぱり正しく計測できておらず、計測し直して再調整したら
随分とよくなったので、リトライ版として載せておきます (^^♪
●まずは水平台を用意します。
前回は4輪とも重いブロックを2個ずつ(計8個)置きましたが、よくよく考えるとセブンの場合はタイロッド調整も車に潜らなくてだ丈夫なので、ブロックは置かずモルタルの特製水平台を直接置き、右リアの台と水平になるよう、水準器を使ってベニア板を重ねて高さを調整しました。これが一番簡単でした(^^♪
(モルタル水平台は車庫の水勾配に合わせて作ってます) 作り方は
ここ
なお、タイヤの滑りをよくするため、一番上にクリアファイルを1枚ずつ載せておきます。高さ調整が完了したら、車をセットし水平台の上に後⇒前の順番にジャッキアップして載せていきます。
(前回写真) ※今回はブロックは置いてません。
●前後のトレッド幅(差)を計測する。(この作業は毎回は不要)
前回はタイヤの中心(適当です😁)同士をメジャー計測しましたが、正しくはメープルゲージ(左右)の中心から錘を各々垂らし、その距離をメジャーで計測して、その前後の差をトレッド幅とするのが正しい使い方のようです。これなら前後異なるリム幅・オフセットのホイールでも大丈夫だと思います。
まずは前輪(左右)にメイプルゲージをセットして、錘を垂らしてマーキングし、
ジャッキアップして両端をメジャーで計測します。
今度は後輪にゲージをセットして同様に計測します。結果は以下です。
前回(59mm)より片側11mmも違っていました。。。(*^_^*)
フロント:1696mm リア:1792mm 差:96mm
片側:48mm
前回同様、備忘録の意味もあり、手順をそのままコピペしておきます。
(手順)
①右リアを基準に4輪のタイヤの位置を地面にマーク。
②調整台を置き、水準器(もしくはレーザー墨だし器)を使って台の高さを揃える。なおセブンの場合はブロックの設置は不要。
③調整台をどかし、車をセット
④後輪⇒前輪の順にジャッキアップ&調整台をセット
⑤(4輪が調整台に載った状態で)輪留めをおき、空気圧を規定値に調整。
⑥ステアリングを水平にして固定具を取り付ける。
⑦(メープルゲージを取り付けるため)ホイールナットを2個づつ外す。
<まずは測定>
⑧(フルセットなので)メープルゲージをフロント側(左右)につけて
フロントのキャンバー、トウを測定して記録する。
⑨メープルゲージをリアに付け替えて、リアのキャンバー、トウを測定して
記録する。
<ここから調整> 調整したい値を決めておく(今回はフロントのトウのみ)
⑩調整はリア>フロントの順に行い、各々キャンバー>トウの順(※)に
行う。※キャンバーを調整すると、トウが大きく変わるため
⑪調整しても動かない場合はジャッキアップして行い、降ろして車を前後に
動かして調整結果を確認する。調整できたら1G状態で本締めする。
このセブンではフロントしか調整できません。さらにキャンバー調整はアッパーアームのボールジョイントを外す必要があり大変なので、今回は計測だけ行い、調整はフロントのトウのみとしました。
★実は今回、左前のボールジョイントを外してみましたが、ナックル部分が固着してネジが回らなかったので、あきらめて元に戻しました(※)。でもなぜか、いい塩梅にネガキャンになりました。。。(^^♪
※ナットを締めるとボールジョイントも回って上手く締められないため、タイヤを接地させ、ナックル部分に木片を当ててハンマーで叩いて少し圧入し、ナットを締めて固定しました。本当はプライバーを使うみたいですが持ってないので。。。(^^♪
(下部の22mmのナットを外し、タイロッドエンドプーラーで抜きます)
<調整後の作業>
⑫メープルゲージを外して、ホイールナットを取り付ける。
(トルクレンチで本締め)
⑬輪留めを確認して、後輪⇒前輪の順にジャッキアップして調整台から
降ろす。ステアリング固定具も外す。
⑭忘れたことがないか点検して、試走して完了!
調整前・調整後の数値は以下です。トレッド幅の調整値が変わったのでトウが変わるのはわかりますが、なぜキャンバーが変わる? ジャッキアップ後の馴染ませ方が足りない?誤差の範囲?😱😅
リアは調整できないのでそのままですが、フロントは偶然にも(?)キャンバー、トウとも綺麗に揃いました。(少しトーイン&少しネガキャン)
[調整前]
【フロント】 左 右
キャンバー
+0°00’ -0°15’
トウ
+0°50' -0°20'
【リア】
キャンバー +0°30’ -0°00’
トウ ー0°15' +0°10'
[調整後]
【フロント】 左 右
キャンバー
-0°15’ -0°15’
トウ
ー0°10' -0°10'
【リア】
キャンバー +0°30’ -0°00’
トウ ー0°15' +0°10'
<測定時の写真>
(片側トレッド差分48mmをオフセットします)
調整前後の写真は前回と同様なので省略します。
<試走>
前回のステアリングセンター調整が悪さしないか気になりましたが、バッチリ大丈夫でした。前回はあまり顕著な差は感じませんでしたが、今回はタイヤの引きずり感が随分減ってステアリングフィールがスッキリしました。
なお、リアがまっすくでないので、センターの微妙なズレを感じるようであれば、タイロッドで調整したいと思います。
Posted at 2024/12/01 20:51:18 | |
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