雪がそぼ降る土曜日。
赤GT-RもZX-4も非稼働となる今日は、
(というか、赤GT-Rは年末から未だにDだ)
少し手持ちの機械式時計を整理。
ひっさしぶりに箱から取り出して清掃なのだ。
またもマニアックな為、気になる方はスルーして下さいね。
何時も付けているオメガ スピードマスター(OMEGA Speedmaster PROFESSIONAL)。
NASAの公式時計として採用され、アポロ計画で1969年に月に行った事でも非常に有名。
この伝説に痺れて、欲しくて欲しくて・・・カミさんとの結婚の際、結納返しにくれ!と
無理やり?!指定して手に入れたものです(笑)。
1970年 アポロ13号での事故では、コンピュータがダウンした中、スピードマスターでロケット噴射時間を計時し、
無事に帰還した事で更に名声を博していますね。
勿論今でもNASAの公式時計です。
裏面には、シーマスター(Seamaster)のメダリオンと刻印がありますね。
スピードマスターは、元々シーマスターのキャリバー(ムーブメント)をクロノグラフ化(多針化)した事から、
その名残でシーマスターのメダリオンが有りますね。
刻印は、
”FIRST WATCH WORN ON THE MOON”
”FLIGHT QUALIFIED BY NASA FOR ALL MANNED SPEACE MISSIONS”
NASAのスペース計画の公式時計である事がここでも解ります。
当時はバブル(歳がバレる?!(笑))。
ピンバッチも貰えましたね。
中々良く出来ています。アポロの刻印もしっかり有りますね。
スピードマスターは、僕にとって上がりの時計かな(笑)。
大のお気に入りですね。
オメガのモデル不詳Ver。
結婚する前、カミさんのじいさんの家に遊びに行った時です。
ごそごそと奥に入ったじいさんがこれを持って出て来て、”あなたにあげるよ”と。
何時も物静かで、殆ど話した事が無かったじいさんから突然のプレゼント。
カミさん曰く、”あなたが気に入ったんじゃない?”と。
かくしゃくとして非常に好奇心旺盛、寡黙で筋の通った明治の漢。
結婚後は、87歳にも拘らず一緒にイギリス-フランス-イタリアに行った事も良い思い出です。
好奇心旺盛過ぎて、一人で何も言わず行方不明になる事多々でしたが(笑)。
先日OHに出したら、60年以上前、1950年代の時計との事。
Ω(オメガ)の字体も今とはかなり異なるのはその所為でしょうか。
じいさんは相当の趣味人でしたので、
若しかしたら、デ・ビル(De・Ville)かコンステレーション(Costellation)の前身モデルかもしれません。
大事にしようっと。
セイコー(SEIKO) キングセイコー(KING SEIKO) ハイビート(HI-BEAT)。
グランドセイコーと並ぶ、国産機械式時計の頂点を極めたモデルですね。
僕のは、1968-71年に生産された、45KSといわれるものです。
セイコーの前身、服部時計店は、諏訪精工舎(諏訪)、第二精工舎(亀戸)とそれぞれ別会社があり
グランドセイコー(通称GS)は諏訪精工舎で、キングセイコー(KS)は第二精工舎で生産されていました。
ハイビートは、精度を上げる為、振動数を上げたモデル(8振動/秒以上)。
GSもKSも前期モデルはロービート(6振動/秒以下)でしたが、後期型から全てハイビートになりました。
メダリオンも非常に美しい。
20十数年前、会社に入って直ぐの頃、札幌に帰省して街の時計屋さんで1万円で
購入した記憶が有りますが、今では考えられないですね。
まだ一度もOHしていないので、これも修理に出したいなぁ。
グランドセイコー(GS)は今でも存続しますが、キングセイコー(KS)も是非復活して欲しいものです。
セイコー ゴールドフェザー(SEIKO Goldfeather)。
これはKSと同じ、第二精工舎(亀戸)で生産されていました。
極めて薄く僅か3mm、キャリバー(ムーブメント)は新開発、当時としては画期的なモデルでした。
もう文字盤がボロボロ・・・でも形や雰囲気が好きで、手放せないですね。
筆記体で書かれたモデル名も非常に珍しく、1960-66年の間生産されていました。
これも、リダイヤル含めOHしたい。
結構珍しい、ホイヤー(HEUER)の機械式ストップウオッチ。
ホイヤーは、クオーツショックから1985年にTAGグループに買収され、
タグ・ホイヤー(TAG-Heuer)になりましたが、元々はクロノグラフやストップウオッチを生産していました。
このストップウオッチをAE86トレノのバックミラーにぶら下げて、札幌近郊の支笏湖線を沢山走ったな~。
実に懐かしい。
裏側には旧NISMOロゴ。ストップウオッチにステッカーに、今考えると何と勿体無い事を(笑)。
余り見ない、エニカ(ENICAR) スーパーテスト(SUPERTERT)。
1950年代製のスイスの時計ですね。
創業者の Ariste Racine の名字を逆さにして ENICARと命名、第二次世界大戦では、
アメリカ軍の公式時計にもなっています。
まるで土星の様な、独特のエンブレムにも惹かれますね。
何故スーパーテストというペットネームにしたのか・・・謎ですねぇ(笑)。
ベンラス(BENRUS) ジャングルマスター(Jungle Master)。
これはじいさんの形見として大事にしているもので、1970代製ですね。
既に倒産してしまっているこのメーカー、第二次世界大戦からベトナム戦争に掛けて、
軍用時計として名を馳せました。
メダリオンも綺麗ですね。
形見ですから、これも大事にしなきゃ。
エドックス(EDOX) パイオニア(Pioneer)。
スイスの時計で1950年代製ですが、当時は舶来モノとして貴重だったみたいですね。
裏蓋には刻印が有りますね。
色々と時計を眺めていると入手した当時の事を思い出しちゃいますね。
全て稼働しているのも嬉しい事です。
時々時計を入れ替えて着けようかなぁ。
中々楽しい時間でした。
でも、行方不明の時計も幾つか(爆)。
また今度、家探しですね(笑)。
・・・しかし、赤GT-Rは、年末から未だ空中浮遊状態。
欠品となっていたミッションメンバー関係はようやく入ってきて組み上げられましたが、
クラッチ関係やセンターベアリング、ペラのデフ接続部辺りの状況確認をする為、
未だにDにあるのだ。
僕の赤GT-Rは34Rのゲトラグを積んでいますが、それでもメンバー関係の部品が欠品・・・。
これからの部品供給に不安を覚えましたね。
いや~、早く直ってきて、アチコチ走りたいものです。