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2018年04月30日 イイね!

新潟県湯沢町の二居(ふたい)変電所の本当の名前は?

新潟県湯沢町の二居(ふたい)変電所の本当の名前は?
群馬県で、スカイラインR34GTRとの貴重な出会いをしり目に湯沢町を目指します。
このルートは草津が噴火の影響で通行止めだったので使えませんでした。
その為、さらに南下し迂回して、湯沢町の二居(ふたい)渓谷を目指します。
ここには、変電所跡と貴重な橋があります。
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三国街道から、貝掛温泉近くに来て一度停車します。
しかし、この街道は道が広いせいで、飛ばす車が多いですね。
ファミリーなミニバンの後ろにぴったしくっ付く輸入車なんてのは、余裕があるようには見えません。
スポーツタイプ・輸入車等の嗜好性の強い「いい車」に乗っているなら、それ相応の余裕のある、かっちょいい運転が求められると思います。
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二居渓谷にある、旧国道17号線を目指します。
まずは変電所はおいておいて…貴重な橋を見に行きましょう!
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車が通った後もあります。
目指す場所は結局、車が通れないのでこのまま歩きで良いでしょう。
せっかくトレッキングシューズも買ったしね。
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藪に覆われているので、道が分かりにくいですね。
といっても10mくらいで改善します。分かっていれば、大したことはありません。
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駒止めがあるという事は、車両が通ったという証。
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お、見えてきたぞ。
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その名を「境橋」と言い、上路ボウストリングトラス式という珍しい構造をしている橋です。
他は、岩手県北上市にある和賀仙人橋くらいでしょうか。
既に橋の上には、木が大きく育っています。
1952年に竣工しましたが、10年程で道路が廃止されてしまいました。
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Wikipediaから画像を借りてしまいますが、これが下路式トラス橋。
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これが上路式トラス橋です。今回、これのボウストリングという弓と弦のような構造のモノです。
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何故珍しいかというと、日本ではあまり取り入れられなかった構造の為ですね。
特に下路式の場合、強度に難点があるようです。
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橋の上は、地面と境目が分からないほど。
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手すりは大部分が残っていますが、一部は壊れています。
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橋の下方に、橋台が見えます。
旧橋と思われますが、どのような橋であったかはよく分かりません。また、橋へ続く道の痕跡もありませんでした。
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親柱は4本とも健在ですが、銘板はありません。
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この橋台も鉄筋が露出して、限界に近いです。
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河川まで降りて全景。
恐らく、この橋を見に来た方の9割は関連URLの「山行が」レポートを見た為だと思われます。
私もそんな1人ですが…。美しくレアな橋を見られて満足です。
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さて、題名通り…
現道の国道17号線にある、二居変電所跡にも行ってみますか。
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とりあえず、86を一緒に撮りましょう。
都合よくスペースがあります。
この建物が「二居変電所」なのかは分かっていません。
「二居」と壁に彫られている事と、地図に変電所と書かれている事から、そう呼ばれています。
変電所ではあったようですが、正式名称は不明です。
少し、この変電所の事を調べてみましょう。
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ネット上では「二居変電所」が本当の名前で無い事に触れていても、本当の名前に言及している記事はありません。
個人的に調べた限りでは、東京電燈㈱が大正13年(1924年)に落成した「萱付変電所」が本当の名前だと思います。
この界隈は湯沢町ですが、萱付という字・集落跡・地名があり、付近のトンネルは萱付トンネルという名前です。
昭和初期頃の建物という見方をしている方が幾人か居り、年代が一致してきます。
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今昔マップ様から。
昭和9年(1934年)では、萱付の名前と発電所/変電所の記号があります。
これが萱付変電所、いわゆる二居変電所とみて、間違いないでしょう。
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昭和49年(1974年)には、記号も萱付の名前も消滅しています。
昭和40年(1965年)の地図には、変電所の記号が書き込まれていたというブログ・レポートがあります。
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また、東京電燈に勤務されていた知久清之助氏の経歴にも、萱付変電所の名前が出ています。
知久氏によって、この変電所が作られたという事でしょう。
1924年に建設され、1960年代後半~1970年代前半に廃墟となったようです。
意外と早い廃墟化です。
同時期に建設された花畑変電所や猪苗代発電所は、2018年現在も現役である事を考えると、萱付変電所の廃墟具合はどうなのでしょう。
もっと詳しい事は、東京電燈社史や湯沢町史などを読むと分かると思います。
もしくは、直接聞いてみるか。そこまでしませんけど。
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中に入るのは大した手間ではないのですが…
どうにも先客が居り、男女の騒ぐ声が聞こえます。
騒ごうにも1人しかいない静かに廃墟を楽しむタイプの私としては、苦手なシチュエーションです。
フォレスターが停まっていたのでソレと思いますが、どんな人物・人数とも分かりませんので、残念ながら今回は中に入りませんでした。
国道沿いという、アクセスが容易過ぎる故ですが、その割にはよく持っています。
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ここから少し南に、大正12年に建設された湯沢発電所があります。
今昔マップを見てみると、昭和8年から昭和49年まではこの変電所付近に送電線がありましたが、平成19年(2007年)になると送電線ルートが大きく変更されています。
大正~昭和は湯沢発電所とタッグを組み、昭和中期に入り、土樽発電所や奥清津発電所が建設された事で役目を終えてしまったのでしょうか。
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いつになるか分かりませんが、次回来る時はゆっくりと中を拝見したいものです。
発電所・変電所の廃墟は、ロマンが溢れていて好きです。
という事で「二居変電所」の本当の名前は、東京電燈の「萱付変電所」だと思いました。
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Posted at 2018/05/18 01:51:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 廃墟 | 日記
2018年04月30日 イイね!

群馬県の小串硫黄鉱山で意外な出会いが

群馬県の小串硫黄鉱山で意外な出会いが
前回、夕方に長野の最南端で天空の里と呼ばれる下栗の里を見学してきました。

その後、4時間弱かけて長野の最北端である菅平に宿泊しました。
とりあえず次の日の小串鉱山に近く、なるべく安いければ良いという程度の考えでした。
私、宿泊施設を利用する際は朝飯を楽しみの1つにしているのでプランに必ず追加します。
今回の宿でも、美味しく頂きました。
そして、草津が噴火で抜けられないことも…。

今回、小串鉱山跡を目指します。
いわゆる、あの有名な群馬との境のアレです。
86で行けるのかよく分かりませんが、乗用車が乗り込んでいますから何とかなんだろう。
※画像:Einhard
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では!
菅平から、小串鉱山跡へ出発です。
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 このルートのように、ふもとから万座峠へ抜けるための九十九折りは、自転車愛好家にとっては有名な地なのでしょうか。
朝8:30頃から多くの自転車乗りの方をお見掛けしました。

あまりに九十九折が多くて辟易しましたが、ようやっと小串鉱山跡に到着です!

……と思ったら、なんかイメージと違う所で車が止まっています。
4月末ですが、雪によって進路が閉ざされている為でした。
歩いてなら行けるようですが、86を連れて行きたかったので…。ていうか結構な台数が来ます。私が居る時間だけでも5台くらいは来ていました。
ここにR34GTRの方がいらっしゃいました。お話してみると、どうも私と同じくこういう所がお好きなようです。
大変残念ですが、お互い「車で乗りこめないんじゃあねえ」という事で、お暇しました。
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引き返し、万座峠の手前まで来るとなかなかいい感じの景色が目に飛び込んできました。
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小串鉱山は硫黄の鉱山です。
松尾鉱山もそうですが、硫黄の鉱山は精錬所からの硫黄生成の過程で土壌が強酸性となり緑が生えなくなる傾向にあります。
もっともここは土砂崩れによるものも含まれていそうですが。
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という事で、また強引に車を乗り入れます。
砂利だろうが坂だろうが、関係ありません。とかいいつつ、帰る時に腹底をでっぱった岩にぶつけました(^-^;
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ちょうどそこに、先ほど小串鉱山跡前で出会ったR34GTRさんが。
やはり目に留まってここに停めたとの事(笑)
ここは撮影会するしかない!
バンパーはGTRニスモですが、前オーナーがGTRエンブレムは取っ払ってしまったようです。
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四駆だからR34GTRの方が悪路は強い…とかそういうアレじゃないですね。
若い方ですが、思い切って買ったそうです。
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ツードアクーペ。
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この手の車でこういう事が好きな人間に会うとは、お互いびっくりです。
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ここは何の気兼ねも無くアレを飛ばせます。
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硫黄鉱山は1900年代半ばまでは重宝されました。
後に石油精製過程の副産物として国内需要よりも多くの硫黄が生み出せるようになり、硫黄鉱山は価値が無くなります。
1960年代には、国内全ての硫黄鉱山が閉山しました。2018年現在も、現役の硫黄鉱山はありません。そのくらい、無価値となってしまいました。
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奥に雪と土砂に閉ざされた道がありますが、ここから先の万座峠からふもとまで通れるらしいですよ。
オフロードバイク、マウンテンバイクなどの車両が必要となります。路肩30cmを残して埋もれているところもあるそうで四輪は絶対無理です(笑)
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時折、他の観光客も来ていましたので一応乗り入れしている事は断りました。
豊国館という温泉がとても良いなど、情報を下さる方もいらっしゃいました。
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相当時間を使ってしまいましたが、とても楽しかったのでヨシ。
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ライン交換して、写真をシェアしたり。
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名残惜しいですが、私はこれから新潟に行くのでお開きとします。
お互い、小串鉱山リベンジを誓って解散です。
で、腹底にでっぱった岩が当たりました(笑)
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ふもとに降りると、これまた硫黄のニオイとそれっぽい場所が。
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こりずに、砂利道に突っ込みましょう。
硫黄鉱山周りでしか撮れない光景ですね。
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松尾鉱山は閉山後も鉱害によって川が茶色く濁り、中和処理施設の設置で約100億円、年間数億円の維持費がかかるようになっています。
土壌が強酸性となると川も茶色く濁って魚がいなくなります。その為、中和処理施設を設けて鉱害を防ぐ必要があるためです。
ここも例外ではなく、小串鉱山のすぐ近くに吾妻鉱山、石津鉱山、白根鉱山などがあり、吾妻川は極端に高い酸性値となって「死の川」と呼ばれていました。
草津中和工場、香草中和工場、品木ダムの建設によって酸性値はかなり改善されたようです。
しかし、中和工場の継続は必須となります。
硫黄鉱山でも銅山でも、鉱害問題は常に付きまといます。
〆が車じゃありませんが…そういう事です!では、新潟へ。
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Posted at 2018/05/14 01:29:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味
2018年04月29日 イイね!

長野県飯田市の下栗の里は、天空の里と呼ばれている

長野県飯田市の下栗の里は、天空の里と呼ばれている前回、廃線跡廃橋を見に行きました。

今度は現役の施設です。
飯田市へ向かいます。
富士見町より120km程ありました。
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本当は下道で行く予定でしたが、時間が無くなってきたので高速を使いました。
それでも結構いい時間です。

私の86に搭載してあるKenwoodのMDV-Z700Wの通りに走っていくと、前の車が皆曲がって避けていくところがありました。
ナビは直進を指しているので、迷わず直進です。
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狭い道にお決まりの、幅員狭小と落石注意の看板。この予感は…!
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完全一車線の険道でした。
長野県道251号線です。
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割と交通量があり、西から来ているのは私だけのようです。
付近に寄せられるところが少なく、このランクルとのすれ違いは結構大変でした。
ひっっっさびさにミラー畳みましたが、相変わらず助手席側のミラーはぶっ壊れていて動きませんでした。
調子がいいと動く事もあるんですがね。
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しかし、中には譲る気が全く無く、相撲のように押してくる輩も…。
なんだか譲ってばかりいましたが…。
それでも挨拶くらいはして行きますから、まぁなんとか。
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そして長野県道251号線の狭小区間を抜けると、突如そこには高速道路のようなソレが。
しかし、これはまだ高速道路ではないのです。
三遠南信自動車道の一部になる予定の、喬木インターチェンジ(となるだろう)です。
同道路は1983年代から企画されているもので、長野県~静岡県間の日本屈指の難峠「青崩峠」を含めて快適な交通が出来る事で利便を図るものでした。
1990年代には中央構造線掘り進み、2.2kmの草木トンネルを開通させました。
しかし、180億円をかける大工事だった上、今後のルートの地盤が弱い事が発覚し、結局草木トンネルは三遠南信道路の計画からは外される等の紆余曲折があり、現在もルートを変えて建設中の道路となっています。
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この付近は、すれ違い困難な一車線区間と高速道路の規格を持っている一般道路が交互に来る為、面白い構造になっています。
詳しい事は、こちらのサイトで!
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さて、こんな高規格な感じの道から、今回の目的地「下栗の里」近くまでやってきました。
ここがまた、一車線です。
 今度はバスです…。
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こりゃ運転する方も大変そうです。
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ビートは小さいからすれ違いが楽だな~。
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そして、どんどん住宅地へ。
と言っても一車線のままなのは変わりません。
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あまり退避所もないので、すれ違いは面倒です。
でも、この上がってきた道を覚えておくと後々面白いのです。
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ほら、来やがった!
登りなのに何故か譲る俺…。
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退避所があると一安心。
パッシング一つで意思が通ると気持ち良いですね。
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なんとか頂上へ。これ、一番混む時期だと大変だな。
道も、内角がえらく角度ついてる場所もあるし、車高の低い車で来るのは物好きの所業と思われます。
四駆のSUV・クロカンが欲しいです。レンジローバーイヴォーグのクーペとか…。
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で、ここから歩いて「ビューポイント」まで向かいます。基本的に全て登りです。
ビューポイントの入り口までは5分程ですが、そこからビューポイント自体までは人が1人すれ違えるのがやっとの道を15分~20分程歩きます。
山側が停止し、谷側を歩く人を通すのがマナーとされています。
ここ、団体が来ると大変な事になるようです…。

で、それをやっと抜けるとビューポイントへ到着です。
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定員40人の鉄製の展望台となっています。
既に17時40分となっており、誰も居ません。富士見町から遠いなぁ…。
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眼下には、今上がってきた道と共に、住宅地が連なっているのが見受けられます。
天空の里、日本のマチュピチュ、日本のチロルと言われることもある情景です。

※オーストリアのチロル州
画像:4travel batfish様
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※マチュ・ピチュ
画像:HIS社様
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正式名称は「下栗の里」で、住所は飯田市上村です。
ここへの通路も、2009年に整備されたばかりです。地元の有志の手作りです。
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秋の頃が一番良いと思います。
私の親父がバイクで訪れた頃だと、このようだったようです。
ちょー混みそうですが。
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やっぱり、春の方は地味ですね。夕方の陽の当たり方もイマイチです。
アレを飛ばせば?という声も聞こえてきそうですが…。
やろうと思えば、ある程度歩いて空き地から飛ばせばいいんでしょうがね。そこまでしません。
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ちなみに、わんおふ -one off-というアニメにも出ていたという事を、ブログを書いている途中で知りました。
バイクと一緒にこの光景が見られる場所は、恐らくありません。
また、途中の山道は全て駐停車禁止となっています。というのは無粋な事ですかね。
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よくこんな場所に最初の人は住んだなぁと思いますが、縄文時代からの遺物が見つかる等して昔から人が住んでいたようです。
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独占して遊んでいた所、ご夫婦がいらっしゃいましたのでいいところは譲ります。
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私もよくまぁ、上がってきたよ。軽自動車が圧倒的有利ですね。
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じゃ、そろそろ撤収します。
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帰りにソフトクリームを買いました。地元のお店がすぐ裏で栽培しているブルーベリーを使っているというものでした。
とても日中に86BRZのオフ会に参加していたように思えませんが…。長野は良いところが多すぎるせいです。
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夕陽まで待つと良い事があったと思いますが、菅平の宿泊施設に22時チェックインなのに、ナビでは到着が0時(笑)
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そして、行きも帰りも気になってたロックシェッド…。
時間が無いのでスルーしてしまいましたが、行きたかった…。
あとで調べてみると意外と簡単に近づけるようです。ここ、飯田~天竜区間は廃道類の宝庫です。
また遊びに来たいです。
翌日は群馬県からお送りします。
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長野県諏訪郡富士見町の旧立場川橋梁は珍しい橋
Posted at 2018/05/07 02:04:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | 景勝地 | 趣味
2018年04月29日 イイね!

長野県諏訪郡富士見町にあった廃電車はもういない

長野県諏訪郡富士見町にあった廃電車はもういない前回、富士見町の廃橋を見ました。

今回、隣駅の信濃境駅ほど近くにある隧道を訪問します。
前回の立場川橋梁からは、5~6kmほど離れた場所となります。
1983年に線形改良されて使われなくなったそうです。

池生神社という神社がすぐ近くにあります。
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ここJR中央本線跡に、電車の静態保存があった事で知られています。
富士急行3100形というレア車だったそうです。1956年(昭和31年)製造で、1997年(平成9年)に退役し、この地へやってきました。
その後「とんねるの里」という喫茶店となったものの、2000年中頃には廃業されていたようです。
※画像:Potter@SJ様
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同じ場所の写真です。
2016年に重機で解体され、今は跡形もありません。
末期はDQNによって窓ガラスが割られ、落書きをされて見るに堪えない状態だった事が撤去を決定づけたと思われます。
こういう暴力的な連中には困ったものです(-_-;)
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ちなみに実際の車両を使った喫茶店という点では、同じコンセプトのものを福島県で見た事がありましたが…
現役でやっているお店はあるのだろうか。
また行ってみようかな。ついでに86も出しときます。ここでしか登場出来ないので。
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そして、この電車跡から奥へ足を進めると隧道が見えてきます。
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 池生トンネルです。西側です。
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前回登場した瀬沢トンネルは、50番トンネルと言われています。
立場川橋梁を渡った先にある姥沢トンネルが49番、閉鎖されている乙事トンネルが48番、そしてこの池生トンネルが47番となっています。
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少し左カーブになっており、短いです。
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中はレンガによる巻き立てです。
この手のトンネルは、放置されるとよく天井が抜けて崩落するイメージがあります。
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中には避難坑がありましたが、暗くて不気味なので写真は撮りませんでした。
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池生トンネルを抜けると、そこは緑の楽園。
わずかに柵などが残っています。
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制御区間標と書いてあるように見えますが、ネットで調べる程度では意味合いがよく分かりませんでした。
鉄道と関係がある可能性は高いでしょう。
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後は、ひたすら緑の道を歩くだけです。
ここに鉄道が通っていたというのは感慨深いですが、末端まで歩いたところで看板に私有地である旨が書いてありました。
私が来た場所からは知りえませんでした。そのまま引き返します。
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東側から戻ってきての撮影。
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短い割りに反対側の明かりが見えないのは、中でカーブしているせいです。
中央本線跡はとりあえずここで終わり。
次は、ここから100km以上離れた飯田市へ参ります。
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Posted at 2018/05/05 01:08:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味
2018年04月29日 イイね!

長野県諏訪郡富士見町の旧立場川橋梁は珍しい橋

長野県諏訪郡富士見町の旧立場川橋梁は珍しい橋GWは直前に大きな案件が入ってしまい、業務都合でちょくちょく出勤しながらとなりました。

とは言え、今回も長野県の富士見パノラマリゾートで行われる第5回86Sに参加することは決めていましたので、それと絡めて廃類探索を行う事としました。
去年と全く同じ事をしていて、自分で驚いています(^-^;

しかし、最初に見に行く予定だった鹿曲川林道・蓼科仙境都市は6月まで冬季通行止というのを直前で知りました💦
体調不良もあって出遅れたので、まず86Sに行く事としました。
北関東道経由で、茨城から4時間くらいでしたかね。遠いです。
別記事で触れます。(写真は、いけさん)
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86Sにインパクトブルーメンバーが3人も居た事もあって、ついつい長居してしまいました…。
すぐ近くにある立場川橋梁に向かいます。

奥に見える茶色い橋の事です。
以前はJR中央本線が通っており、1904年(明治37年)に開通し、1980年(昭和55年)に役目を終えました。
エンパイアステートビルを手掛けたアメリカンブリッジ社製で、ペンシルベニア州からやってきました。
ボルチモアトラス橋という近代に鉄道橋に用いられた設計で、日本では現存しているのは5例しかなく、そのうちの1例となります。
橋の下弦に複雑に入り組んだ副材を取り入れる事で、強度を上げています。
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近くだと、こんな感じです。
この橋を遺産として管理・修復するには、2億円以上の費用がかかると言われているようです。
富士見町としても、近代化遺産とする・ハイキングコースに活用する案が出ているものの、費用がネックとなっています。
解体にも費用が相当かかるため、とりあえずこのままとなっています。
ちなみに、この道路は意外に交通量があります。
前後十分確認の上、一瞬の隙をついての事です。
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築堤です。
このようにして登れるようになっています。
車を停める場所は、この位置以外にありません。皆が上手く停める努力をして3台、通常2台が限界ですね。
それ以外だと、少し歩くようになります。
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いい感じですね。
橋に行く前に、反対側を見てみましょう。
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枕木が残っています。
ビームというんでしょうか。これも残っています。
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鉄道に詳しくないので分かりませんが、当時の鉄道に使われた設備と思います。
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下に86が。
寄せすぎると斜めに乗り上げてしまうので、少し気を使います。
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猪か猿か、捕獲するための罠がありました。
これからの季節に活躍するのでしょうね。
奥には隧道が見えます。保線小屋もあったと思いますが…撮り忘れました。
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左は水路になっています。
ここらへんから、当時よりいくらか盛り土されているようです。
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ビームが折れています。
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積雪?倒木?人為的ではないと思いますが…。
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いつから折れて曲がってしまったのか。
どうも2002年には現存していたのが、2006年にはこうなってしまったようです。
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トンネルの坑口全景です。
名前は瀬沢トンネル。325.39mだそうです。
水路になっているのですが、浅いので猛者は降り立って反対側まで抜けます。(現道とぶつかります)
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中には銘板がありますが、鋭利なもので傷つけられています。
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橋の方へ戻ってきました。
枕木とタンポポ。
茨城では、田植えの為の草刈り機の音がそこかしこで聞こえます。
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何故か長靴が置いてありました。
飛び降りるにしては、なんだか脱ぎにくそうなチョイスですね。
黒いバッグは私物です。
本当はカギがかかって開かないはずの扉ですが、私が来た時には開いていました。
帰りは、一応閉めておきましたが。
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渡れそうな気がしなくもないし、実際に渡った方もいるようですが。
道路から丸見えなので、渡っている姿は目立つと思います。
10年くらい前までは枕木や通行路がありましたが、落下する危険性がある事から取り外されました。
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反対側には、姥沢トンネルがあります。しかし、これを渡らなくても反対側から行けるようなので、これを渡らなければならない理由はありません。
左側に石板の保線用通路がありますが、横から三点で支持されています。
体重のかけ方を間違えると、通路の真ん中あたりのように踏み抜いて転落死でしょうね。橋の真ん中を歩くにしても足を引っかける恐れが高いです。
見るだけに留めておきましょう。
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現行の立場川橋梁です。
1980年(昭和55年)に入れ替わりで完成しました。
当然、現役のJR中央本線が走っています。あちらからも、こちらが良く見えます。
あいつを飛ばしてもよかったのですが、朝の遅刻と86Sでの楽しさが次に行く2か所の時間を厳しくしていたので、次回の対岸探索と共にお楽しみにしておきます。
では、次に行きましょう。
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Posted at 2018/05/03 21:45:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味

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何シテル?   07/27 22:33
青い86/NSX/S2000と言えばこのヒト…というのを目標に、ブルーの86/NSX/S20000で楽しんでいければと思っています。 無言フォロー歓迎です...

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