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2019年09月14日 イイね!

新潟県佐渡市の二ツ岩大明神には鳥居がたくさんある

新潟県佐渡市の二ツ岩大明神には鳥居がたくさんある
訳あって1年以上間が空いてしまいましたが、佐渡島の続きです。

9月14日、この日に3日間滞在した佐渡を離れる事になります。
朝、旅館を出発し、二ツ岩大明神という神社に行ってみましょう。
事前に調べたところ、道がイマイチな感じ?のようなので、例によって86を捨てて歩きます。
なんかよさげな場所があったので、借りてしまった…。
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二ツ岩大明神です。
道は普通の1.5車線という感じでしたが、ここにある駐車場は段差が激しく、ローダウン車はきついです。レンタカーなら楽勝ですね。
団三郎狸という、化け狸業界では高名な狸に所縁があり、ジブリの平成狸合戦ぽんぽこにも伝説級の狸という事で名前が出ているという事です。
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明治十七年の記載があります。
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入るとさっそく、鳥居がたくさん並んでいます。
木製の鳥居は、鳥居を作って願ったら人生成功した者を倣って作られた…らしい。
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かなり前のものが多いが、意外と新しく、ここ数年で作られたものもあった。
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雰囲気は悪くない。
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千本鳥居のような美しさとは、また違った具合です。
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しばらくすると、赤い鳥居が復活します。
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賽銭箱。
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本堂。不穏な空気(^-^;
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足場を組みっぱなし?
屋根は潰れています。
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お邪魔します。
中はたくさんの折り鶴が仕舞ってありました。
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太鼓。
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なんかグラデーションきれい。
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小さい鳥居、太鼓、時の止まった時計等。
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何故か外とつながっており、ここからスズメバチが入ってきていました。
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外も回り込めますが、行き止まりとなっているだけで目新しいものはありませんでした。
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動かないのは寂しいなぁ。
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立派な扁額。
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そろそろお暇します。
佐渡島のブログは以上となりますが、まだ新潟に戻って続きがありますm(__)m
Posted at 2020/12/19 17:11:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | 景勝地 | 趣味
2019年09月13日 イイね!

新潟県佐渡市の鉱山跡、大倉走り、舟隠し岩を駆け足で…

新潟県佐渡市の鉱山跡、大倉走り、舟隠し岩を駆け足で…
なんか間違えて下書きに戻ってました😅

前回、廃墟や廃隧道をチラ見しました|д゚)
もう2020年になるのに、まだ9月の事を書いています。

佐渡に行く前から気になっていた景色があります。
新潟県道81号線、佐渡縦貫道路と呼ばれる道路沿いにあるこの場所。
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どう見ても鉱山跡なんですが、ネット上には情報が殆どありません。
81号線沿いに流れる入川には、鉱山跡が多くあるようです。
とりあえずは県道45号佐渡一周線から、県道81号佐渡縦貫線へ。
こう書くと、なかなかスケールが大きく感じます。
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86は適当に捨てます。舗装路と路肩は思ったより段差があってビビった。
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遺構が見える。
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鉱山のホッパー。
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事務所。
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この先、藪で全然見えないので…。
当時持ってたアレを使います。
左の道に登れば、先まで歩けるみたいですね。
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緑に覆われた緩やかなスロープになっています。
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一番上はこんな感じ。
広大なので、ここだけ調べてみるというくらいの余裕が欲しい。もう15時過ぎてる。
次回、佐渡に来る事があれば行ってみよう。
結局、何という場所なのかは分からなかった。
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続いてそのまま、大倉走りこと、大倉隧道へ。
本当はここから左に行けば旧道なんですが…なんか人が居そうで止めてしまった…。
ビビリすぎです。もったいない。見たいものを詰め込み過ぎてる。
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という事で、抜けた先の旧道へ。
ここから大倉隧道へアクセス。風化しているガードレール。
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やっぱり86は適当に捨てる。
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脇の甘いゲート。
しかし、9月の藪の深さは半端ない。
見ての通り、背丈ほどの藪を進んでいかなくてはならない。
大変楽しそうだけど…さっきから時間時間ばかりうるさいと思うけど、もう16:30なんです。
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大倉隧道がチラ見してる。
同隧道には第一と第二があるが、ここから見えるのは第二。
第一は最初に素通りした方から出なければ見えない。
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隧道の上にある岩には、落石対策でワイヤーで縛ってある。
今まで人が登る事もなかっただろうところに登って、治山施工する方々がすごすぎる。感謝。
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自分の頭上も、大分やれている。
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では、またアレを。
多分、売る前に最後に撮ったのが大倉隧道。
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治山している様子も良く見える。
本当は反対側まで飛ばしたかったけど…さっきの鉱山跡で結構使ってしまった。
今手元にある2号機ならもっと安定して飛ばせます。
大倉走りという名前は、かつてこの隧道が出来る前、人道として横の岩場を通って抜けていました。
旧旧道というやつですね。書いていたら、また行きたくなりました。次に佐渡に行く時は真っ先にここに来ます。
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そしてこの記事の最後。
佐渡に渡る前、北鵜島第3トンネルのところに名前の知らない面白そうな場所があったのでチェックしていました。
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これは何の施設?
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まずは、端っこにある道を行きましょう。
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柵があった?根こそぎありません。
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突如、階段が出現します。
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木製風の装飾がボロボロになった名前の無い橋がたくさん出てきて…
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何の前触れもなく、突然終わる道。
今までの階段や橋は何のため?
ここは崩落で壊れたというよりも、未成の気がする。
遊歩道的なものとして作ったはいいけど、途中で頓挫したのではないか。
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あるのは、この木製電柱一本だけ。
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画面右が北鵜島2号トンネル、画面左やや小さいのが北鵜島1号トンネル。
見晴らしは良い。
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引くと、佐渡北部で有名な大野亀という岩も見えます(画面左)。
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では、戻ります。
廃遊歩道なのかなぁ、情報がありません。
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壊れた階段。
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ここはかつて、舟にかかる税金徴収を逃れる為に、漁民が舟を隠しておく舟隠し岩という場所であったと言われています。これも現地に看板がある訳でもなく、何かで紹介されていた気がします。
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少し散策します。
先ほどの遊歩道?で使われていた木製風の装飾は、さらにボロボロに。
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どこが舟隠し岩だったのか。さっきの遊歩道のほうだったりして。
ここは地元の方が生け簀のように使っています。
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かつて木製のテーブルやベンチがあったらしい。
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近くの祠に、大切にお神酒が祀ってありました。
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北鵜島トンネルを3つくぐって、大野亀まで行きましょう。
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ここが大野亀。
167mの一枚岩だそうで、カンゾウという花が一面に咲く5~6月は美しいそうですよ。
電線が邪魔…。
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ここから北鵜島1~3号までの全てのトンネルが見渡せます。
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ちなみにここから一車線になります。交通量が思ったよりあるので、少し面倒です。
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ここから反対側まで行くのですが…大山隧道という連続隧道まで行くには時間がかかりすぎて真っ暗になり、ボツ。これもまた次の佐渡の時だな…。
もう少し続くんじゃ。
※GoogleMap
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◆関連記事◆

Posted at 2019/12/24 20:34:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味
2019年09月13日 イイね!

新潟県佐渡市にある大正時代のトンネルや廃墟等

新潟県佐渡市にある大正時代のトンネルや廃墟等
前回、北沢浮遊選鉱場跡と大間港跡を見ました。

ここ佐渡市には「君の名は」の聖地があると聞いています。
君の名は、と言えば2016年に公開され、一大ブームとなったアニメ映画です。
ただ、モチーフは岐阜県や長野県と聞いていたので、佐渡市にもそんな聖地があるのか、行ってみよう。

…実際は、1952年に放送開始されたドラマ「君の名は」の聖地だという事でした。
当時は大変人気があり、1960年代まで続編が続いたようです。
尖閣湾揚島遊園というこの場所は観光地となっており、入場には費用がかかります。
施設内から見える景色は大変素晴らしいそうですが、外から少し撮影して離れます。
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さて、本題です。
やや北にトンネルが見えます。
鷹の巣トンネルというトンネルです。
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貫禄あります。
そしてあからさまな旧隧道。
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ロックシェードに名前が入っているのは珍しい気が。
右肩上がりの調子良い感じ。
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かなり高い山がそびえ立ち、トンネル以外の交通は難しい。
1975年に完成した、片側一車線のトンネルです。
延長49m。
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車止めも封鎖もない。
正直、86は入れると思います。
ただ…写真では分かりにくい轍と段差が、リアディフューザーに干渉しそうな懸念があるので遠慮しました。さすがに壊れそうだと思っている場所には行きません(笑)
スコップでフラットにしてもいいんだけどさ、さすがに疲れそう。
純正なら進入可能と思います。
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中は短い。
封鎖されている隧道が多い佐渡市では珍しい解放具合。
なお、この隧道の名称は北狄(きたえびす)隧道。ここが相川町北狄という地名だった為。
1917年(大正6年)開通、延長22m、幅3.2m、高さ2.5m(隧道データベースより)。
100年前に作られたトンネルで、巻き立て等はありません。
幅3.2mって、自動車が走る訳でもないのに思ったよりも広いな。
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出口。
微妙にカーブを描く。
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先は鷹の巣トンネルの擁壁があり、物理的に行き止まりです。
車の撮影には良いですが、バックで戻るのはちょっと嫌ですね。
何の意味もない道なので、何故封鎖していないのかよく分かりません。
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北狄隧道はこれで終わりです。
素掘りなのに落石が全然無いのは、岩盤が堅いんですね。100年前に開通、廃止後40年以上とは思えないキレイな状態でした。
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さて、次は戸中第一隧道・第二隧道に行きたかったのですが……
何故かまた隧道前に資材を置いて何かの工事中。
交通整理員が旗を振っており、途中で停車は不可。近づきがたい雰囲気だったので…今回はパスする事に。
ドラレコも前後とも64GBのSDカードだったせいで容量が足りず、帰宅後にここは残っていなかった。
これを教訓に、前後とも128GBのSDカードに変更しました((+_+))
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なんとなく気になる建物。
1970年代からあるようです。
2000年代後半には廃墟となっていたようですが、名称や施設内容についてはネット上で確認出来ませんでした。
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ここの崖下は、平根崎の波蝕甌穴群という国の天然記念物があります。
岩が波を受け続け、波が引いた際に細かな石などが渦を巻いて少しずつ穴を形成した結果、岩に穴が開くというものです。とても気の長い話です。
穴のある崖下までは歩道等は一切ないので、見れるもんなら見てみれば、という具合になっています。
大抵の方は行けるようですが、ご高齢の方やハイヒール等では難しいでしょう。
もれなくこの廃墟もセットでついてくるので、安全面が成っていないと佐渡の観光地レビューでは評価が最低クラスです。たどり着ければかなり良いみたいですね。
釣りは詳しくないですが、釣りスポットでもあるようです。
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謎の施設。
とりあえず、2階から覗いてみますか。
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全面的にタイル張りだったのかな。
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何故かいつも残っている和式便器がない。
こんな丸見えの空間だったとは思えないので、わざわざ壁を壊したんだろうか。あまりそうは見えないけど。
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1階へ。
少し危ない階段。
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ノコス・残すという解体時の目印のような書き込み。
何故、残したのか。
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受付。
配電盤のようなものがある。料金について書いてあったような気もするが、撮り忘れた。
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何の受付かというと…この大浴場のようなところの利用料金か?
しかし、壁にはシャワー等の給水・給湯配管跡が見当たらない。
この大穴は元々は窓だったのだろうか。この先は海なので落石はない、人為的に開けたのか?デカい岩があるけど、どこから?この施設のものだったのだろうか。
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隣の空間にも小さな穴があるが、窓が無い。
結構暗かったのでは。
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デカい穴から外を見ると、最高いい景色。
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この部屋の手前には、2台の洗面台があります。
扉は片引き戸だったように見えます。
やはり浴場だったと考えるのが妥当かな。
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1階の続き。
打ちっ放しコンクリートになっている。
先ほどと同じく、壊す・壊さないの書き込みがあった。
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不浄の場であるトイレは、廃墟ではキレイに残っているケースが多い。廃墟七不思議のひとつ。段差もあるし、行きませんが。
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トイレの隣にある、外に繋がる謎のスロープ。
現役時代からあったのかよく分かりません。途中でデカい岩があって立って歩けません。
というかさっきから、外で話し声がする…。なんか人が居るのか…。
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四つん這いになって外が見えます。話し声に加え、なんか複数の人の足が見える…(写真には映っていません)。
この先は柵等もなく、安全とはいいがたい絶壁です。
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意を決して穴からニョロリと出てみると、多くのおば様、おじ様達がいて、お互いぎょっと……。
知らんうちに観光バスが停まっていた。
というかこんなところに停まるのかよ。先に書いた天然記念物をご高齢の方が見に行くのは難しいし、廃墟もあって近寄りがたいのに…。
バスツアーなのに柵のない崖っぷちまで行って良いのは、割と緩い感じがして良い。
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他に車が来ると思わず適当に停めていただけに、観光バスが停まっていたのはビビりました。
停め方でいかに適当だったか分かって頂けると思います(笑)
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まぁ、廃墟があって嫌だなぁ…と思いつつ海を眺めていたら、この穴からいきなり人が出てきた方がビビるかもしれない。
バスがいたのは15分かそこらのようだった。

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ただ、ここに観光用の施設を作った気持ちは良く分かる。
この日の晴天と併せて、とても美しかった。
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この記事最後は、鹿ノ浦隧道。右に見えるのが現:鹿ノ浦トンネル。
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ここに隧道があるようだが、緑過ぎて何が何だか分からない。
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反対側へ抜けます。
延長270mあり、そこそこ長い。
現道は2003年に開通。かなり最近です。
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鹿ノ浦トンネルを抜けて振り返ると、封鎖された隧道が見える。
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鹿ノ浦隧道。
1934年(昭和9年)開通。
延長226m、幅4.5m、高さ3.7m(隧道データベースより)。
2003年に現道が開通するまでは、こちらの隧道を皆通っていました。
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山に刻まれた旧道。
R34GT-RやNSX後期型が生産されていた頃、まだあの道を走っていたんだぜ。
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石垣が見える。つい16年前までは現役だったこともあり、道自体は問題なさそうです。
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しかし、入り口部分は相当藪になっており、近づけません。
ウェブの端っこで…様を見ると、冬になると大分緑は弱まるようですが、雪の積もる季節は私が近づけません(^-^;
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まだまだ佐渡は続きます!
なかなか進んでいきませんが…早く終わらせて次に行かなくては(^-^;
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Posted at 2019/11/25 01:23:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味
2019年09月13日 イイね!

新潟県佐渡市の北沢浮遊選鉱場跡と大間港は佐渡のラピュタ

新潟県佐渡市の北沢浮遊選鉱場跡と大間港は佐渡のラピュタ
タイトルは、他のブログを見て表現をパクリました肖りました(笑)

前回、佐渡金山を見ました。

佐渡金山から大佐渡スカイラインを西に下ると、かなり海に近くなります。
赤〇で囲った部分に行ってみましょう。
※国土地理院地図
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ここを、北沢浮遊選鉱場跡と言います。
浮遊選鉱とは、細かく砕かれた鉱物を化学物質を入れた液体に浸して分離し、有用な鉱物を収取する方法を指します。
余す事なく有用な鉱物を取れるため、効率が良かったようです。
入り口にあるのは、明治41年に作られた火力発電所跡。
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後ろにめっちゃ足場ある。
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非常に広大な遺構があります。
1937年(昭和12年)に作られた施設で、日中戦争開始による金銀の需要増に対応する為に作られました。
1940年(昭和15年)には、年間に1,537㎏の金が採れ、過去最高を記録します。
その後、1952年(昭和27年)には戦争の激化によって金山の規模を縮小、この北沢浮遊選鉱場を始めとして周辺施設が数々閉鎖されます。わずか15年間の利用でした。
2010年、本格的に観光施設化を始め、現在は新潟県をはじめとして、ユネスコ世界遺産としての登録を目指して様々な団体が活動しています。
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逆光もあってか、あまりいい写真がありません…緑だらけで全体の感じがつかみにくいです。
春か冬が良さそうです。夜はライトアップされるそうで人気が高い。
私が今いる芝生の部分も、鉱山全盛期は大きな建屋で敷き詰められ、工業地帯だったようだ。
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そして工業地帯が更地になり、1970~90年頃はここが佐渡初のゴルフの打ちっ放し練習場だったというから驚きである。今の駐車場側から打てたようだ。
画面中央の凸型の遺構は防球ネットの基礎の名残であり、往年の施設とは何ら関係がない!
ここからよく、ユネスコ世界文化遺産候補に持ち直したな(笑)
今でも探せばゴルフボールの1つくらい出てきたり。
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当然ながら内部は立ち入り禁止です。
不特定多数の出入りする観光施設の一部となっていますので、入るのは止めておきます。
昔の北沢浮遊選鉱場は屋根があり、今の光景とはだいぶ違ったようです。
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選鉱場は広く、奥側にも似たような施設がありますが、管理外のようで緑に埋もれています。
どことなく、海外っぽいかな。ラピュタ感という中では、一番それっぽいかも。
こっちの方は操業停止後からあまり手が入っていないようだ。
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すぐ近くに現役当時の写真や、佐渡の文化を展示している相川技能伝承展示館があります。
ここに来た時、中に入りませんでした…。こういう所にある資料館なんて一番大事だよね…。
どうでもいいが、じゃらんに掲載されている同施設の写真はかなりツッコミどころがある。
ピンク色のハコスカと思しき車両に、手前の白いのは何でしょう。4灯にセリカ1600GTのようなリアバンパー。
そして右には、北沢浮遊選鉱場がゴルフ打ちっ放しだった頃の防球ネットが映っている(笑)
この相川技能伝承展示館がいつからあるのかはよく分かりませんが、1976年時点では存在せず、1985年にはあったようだ。もちろん、2019年現在も普通に利用できる。
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ここは選鉱場だけではありません。
他の施設も見てみましょう。
鋳造工場跡。
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すぐ隣に鍛造工場もあったらしい。
鍛造工場は、1952年の操業停止後、1964年(昭和39年)に、すぐ近くの県立相川高校の50mプール建設の為に解体・撤去されました。
1988年(昭和63年)にプールの漏水が見つかり廃止、1999年に更地になり、今のような芝生になっています。
鍛造工場の15年間より、プールの使用24年間の方が長いんだなぁ。
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いつもの国土地理院地図より。
左が1976年、右が2014年頃の写真です。
左側は+辺りが50mプールになっているのが分かると思います。
そして南の北沢浮遊選鉱場に防球ネットがある事も。
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最奥に位置する、ローマのコロッセオのような円形の施設。
もちろん立入禁止である。
写真には写っていないが、左奥には前述の県立高校プールがあった時代の観覧席が残っている(笑)上にある写真を見ると、何となくわかると思う。
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製材及び雑作業場跡は、元々この案内看板中央の平場を指すようですが、既に緑色に覆われていて分かりません😅
50mシックナーという、こちらの建物だけが目立ちます。
このシックナーによって鉱石から水分を分離し、対岸の北沢浮遊選鉱場で金銀を採取されたようである。
分離というと遠心力、このシックナーは回転するのか?なんて思いたくなってくる。
ちなみに、昔は3基あったらしい。
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これは2017年に自分で撮影した秋田県の尾去沢鉱山ですが、左にある円形の施設がやはりシックナー。
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これらの施設に立ち入れないのは大変残念であるが、何せ観光施設の一部であり産業遺産、そんな大それた事は出来ない。そして現地ではプールや打ちっ放し練習場があった事を知らなかった(相川技能伝承展示館に入れば知る事が出来た)ので、そういった筋の写真も殆ど撮れていない。
駐車場には無名異焼という佐渡独特の焼き物があり、製作体験も出来る。
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すぐ近くの大間港跡へ移動します。青森の有名な港ではありません(笑)
ここも鉱山施設の一部で、1892年(明治25年)に開発されました。
主に火力発電所の燃料である石炭の受け入れや、鉱石等の生産品搬出を行っていた施設です。
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画面右にある、戦争で使うトーチカのような施設はクレーンの台座です。
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ちゃんと案内看板があります。
上記の写真の台座は1914年(大正3年)頃のものですね。
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トラス橋は1945年頃と設置はやや遅かったようですが、さすがに腐食が激しい。
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誰かが忘れたキャプテンスタッグのっぽい折りたたみイスを見ると、この橋脚の大きさがわかると思います。
ぶっちゃけ、にゃごo(^・x・^)oさんの写真を見て頂いた方がキレイだし分かりやすいでしょう。
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本当は、この上に橋があった。
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この施設は何?
救命ボート?
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とりあえず86を持ってきた。車の進入についての制限はない。
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ぎりぎりまで行けんじゃね、の精神で未舗装路ぎりぎりに入ってみました。
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ロマンを感じる。
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車種によっては
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護岸の終点まで行けるんだろうけど、世界遺産の登録を目指している場所で車を転覆なんて、さすがにヤバい。
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大間港跡から少し離れてみる。
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謎の平場。
海苔を育てる施設らしい。
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よーーーく見ると、岩の上に釣り人が居る。瀬渡しという手段で、孤立した場所に好き好んでいるらしい。
釣り師、山屋、沢屋、養蜂家は皆、冒険家の類である。
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帰ってきた。
もう13時過ぎてるけど、まだ今日は8か所くらいは行かなきゃいけないんだ…。先を急ぐぜ。
私は、昼にどこかでご当地グルメを…というのを殆どした事がない。せわしい…。
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対岸から。
よく見ると、86がいるのが見える。金山関係はここでいったん終わり。
ちなみに、大間港跡と北沢浮遊選鉱場は観光施設化にあたり、グッドデザイン賞を受賞している。
次回は隧道メインかな?

参考にさせて頂いたサイト:旧佐渡金山遺構広場設計 
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Posted at 2019/11/19 01:56:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味
2019年09月13日 イイね!

新潟県佐渡市の佐渡金山は遺構がたくさんある

新潟県佐渡市の佐渡金山は遺構がたくさんある
佐渡市2日目です。

宿泊した八幡館は、朝食のバイキングもおいしかったです。
私は宿泊したら必ず朝食付きにするので、これは重要です(笑)
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少し、佐渡市の補足をしましょう。
佐渡島全体が佐渡市です。
離島ではありますが、その人口は52,000人と、私の住んでいる高萩市の2倍近い。
もちろん国産メーカーのディーラーは全部あり…
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イエローハット佐渡店もある。
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ヤマダ電機、吉野家、ほっともっと、つぼ八と、離島を感じさせないチェーン店が揃っています。
本土と何ら変わりない生活が出来ると思われます。
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そんな離島感薄い佐渡の観光道路、大佐渡スカイラインを通ります。
東から登ると、自衛隊駐屯地の横を通る形になり、防衛省管理道路という特殊な道路を通行します。あくまで自衛隊の管理道路という事で、通れるだけありがたい隘路です。
西に下ると、佐渡金山があります。
※国土地理院地図
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途中にある新保川ダムで写真を撮りましょう。
最終日に、大野川ダムでダムカードを手に入れる為に必須です。
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途中の駐車場。
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案内図がありました。右側の湾は、真野湾というらしい。
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この日は平日だったので、観光道路であるこの道を通る方は殆どいません。
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晴れていて、迫力ある道です。
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この場所は大平高原という場所で、かつてはドライブイン等があったようです。
学校の遠足にも使われたりと、佐渡島出身の方には馴染みの深い場所のようです。
奥に廃墟があるようですが、あまり興味を引くものでは無かったのでパスしました。
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大分降りると、佐渡金山用の駐車場が見えてきます。
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金鉱を掘りだす大立竪坑。
1877年(明治10年)から1989年(平成元年)の閉山まで現役で稼働していたという、日本最古の洋式竪坑です。
るろうに剣心の時代に生まれ、R32GT-Rが出るまで現役だったという事です😲
佐渡金山自体は、安土桃山時代より金鉱が出る事で有名でした。
地下352mまで伸びた坑道から採掘出来たそうですよ。
参考サイト:佐渡の翼 様
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案内看板。内部は立ち入り禁止。
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佐渡金山を象徴する、道遊の割戸。
金鉱を採掘する為に掘りまくった結果、山の形が変わっています。
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佐渡金山に到着。入り口の写真が無かった。
駐車場が「わ」ナンバーのシルバーのレンタカーばかりで怖い。
ドアパンチをもらわないように離れたところに停めます。
案の定、下手な運転でコーンにぶつけても確認もせずに走り去る人が居ました(しかもその後、上司のような人の前に迎えにあがっていた😅)。
金山は二通りのルートがあり、江戸時代手掘りルートと、明治以降近代ルートが選べます。
迷わず両方のチケットを購入。
1,400円。

まずは江戸時代コース。
この筒は中が螺旋上になっており、回すと水が登ってくるという人力ポンプ。
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わざわざ支保工が入れてある。アニメけものフレンズでも、トンネルが崩れない技術と紹介された知恵の結晶。
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鉱山の労働者は過酷だが好待遇である事が多い。
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未執筆のまま2年以上放置している尾去沢鉱山でも、狸掘りの記述があった。
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江戸時代ルートは、電動工具無し。
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大量の採掘と安全を祈願。
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江戸時代ルート終了。
制限時間内に金塊を片手でつかみ出せば記念品がもらえるらしい。
小学生達が頑張っていた。
やってみたが、根が生えたみたいに重い。早々に止めた。
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こんなところに山神社の大山祇
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次は明治以降の近代化ルートへ。
ただ、合計70分の連続坑道に少し飽きてきたのか、写真が全然ない😅
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ここが、道遊の割戸の真下に当たるらしい。
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外に出た。
この坑口も、当時の物を改修して使っている。
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ここは金山に関するビデオを視聴できる他、かつて使われていた機材が展示してある。
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我らが茨城県の雄、日製こと日立製作所製モーター搭載。
閉山まで使っていたらしい。
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確かに日立製作所マーク。
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外には、当時のトロッコを牽引したと思う牽引車がある。
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道遊の割戸が見える。ここが撮影スポット。
山が割れているのがよく見える。
割戸に近づくと高任神社という神社があるようですが、ここはスルー。
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この辺りから見える景色は、石積アーチ橋など、いくつかの遺構があります。
解説の看板もあるのですが、他のお客さんの関係で撮影出来ませんでした😅
後述します。
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運ぶ奴。
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レールが坑口まで引かれています。
この先、売店になっており佐渡金山の見学は終了です。
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実は3日目にも佐渡金山を再訪問したので、まとめて紹介します。
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石積アーチ橋。2008年に産業遺産として登録。
1904年(明治37年)建造の銘板が残っていると、案内看板にあります。
これは見ないわけにはいかないぜ。
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ギリギリまで降りる。
こちら側からこれが限界。反対側へ移動します。
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当時は望遠が無く…標準ズームの70mmで何とか見えた。
「卅七年十一月」の銘板。十が3つあるから卅で「三十」なんだとさ。一応、JIS漢字コード第2水準らしい。
上の部分は一部擦れていますが、佐渡鑛山と書いてあると思われます。
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アーチの格好は素晴らしいです。
上流のアーチは撮ってないや。
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もう一つ、先ほど遠くから見えた搗鉱場(とうこうば)跡。搗とは、叩く・打つといった意味を持ちます。
低品質な鉱石から金を取り出す施設だったそう。
1893年(明治26年)に2棟完成しました。
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上の写真は基礎の部分で、かつてはこの案内看板にあるような上物があった。
この基礎は明治時代のものではなく、火事で再建した1925年(大正14年)の時のものです。
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この場所は、車の乗り入れが出来ないとは書いていません。
それ故、ロードスターを乗り入れて撮影している方を見た事があります。
でも、iPhone8より高い段差を乗り越えるのはやりたくない。ここは思いっきりナナメを使えるので登れるだろうけど…。降りるの怖い。
純正86なら、行けると思います。
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駐車場を離れて少し走ると、目についたものが。
やたら尖った支柱が気になる。
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中は、ほんの触りだけコンクリートアーチの巻き立てで、後は素掘りの隧道。
反対側は少し壁が抜けているようです。
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昭和初期くらいのニオイのする隧道ですが、詳しい事は不明です。
86比較で幅は2mくらい。高さは2~2.5mくらい。こっちのアーチの方が崩れていない分、狭く見える。
反対側で記念に1枚。隧道直前で落石注意って言われても…。似たような封鎖隧道がいくつかありました。
※追記:スペックは不明ですが神明トンネルというようです。写真にはありませんが金山側の同等のトンネルが諏訪隧道。共にトロッコ軌道用。
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次回は北沢浮遊選鉱場跡他、隧道跡に触れます😁
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Posted at 2019/11/14 21:43:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味

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「[整備] #NSX トランクダンパーがぶっ壊れたので変えた https://minkara.carview.co.jp/userid/1644328/car/3056235/8313374/note.aspx
何シテル?   07/27 22:33
青い86/NSX/S2000と言えばこのヒト…というのを目標に、ブルーの86/NSX/S20000で楽しんでいければと思っています。 無言フォロー歓迎です...

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