フューエルフィルター交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2
リアシート左側のマットをめくると燃料タンクにアクセスするフタが現れ、開けるとフューエルポンプ・コネクターがあります。
修理書によると、燃料系部品取りはずし前、必ず燃料流出防止作業を行う。となっています。
燃料流出防止作業手順(修理書 1-22 参照)
フューエルポンプ用コネクターを取り外し、エンジン始動。エンジン自然停止後にバッテリーマイナス端子を外しておく。
交換時ガソリンが飛散しないように燃圧・ガソリンを抜いておく処置になります。
給油口キャップを開けて圧も抜いた方がいいです。
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フューエルフィルターはエンジンルームの左タイヤハウスの横にあり、手前のチャコールキャニスターより下の深い場所にあり、手が入りにくくて整備性は良くない。
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左タイヤハウスから見るとこんな感じです。下部のフレアナットを脱着する際はこの穴から作業することになります。
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14のスパナで回すのですが、ふり幅が限られて少しずつしか回せません。整備性は良くないです。
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フレアナットレンチはふり幅の制約で出番は限られました。一番最初に緩めるときだけ使い、後は普通の14のスパナで少しづつ回して脱着しました。
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スパナの厚みや角度の差で作業性が変わるという、狭くて作業し難い、難しい条件。パイプ部なので普通のラチェットレンチも使えません。
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今回の交換は2回目ということで、前回の苦労もしっかり記憶しており、取り外しはスムーズに行きました。相変わらずネジの回り加減は独特の固さでしたが。
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上部のボルトの脱着は簡単です。それよりもステーの小さいボルト2本の脱着が手が入らないので意外と苦労しました。
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ワッシャは再利用不可なので必ず交換。多分フィルターとセットになっているはずです。
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10年前と何もかも全く同じ。違うのは価格だけ。25年前の車でも消耗品の入手は基本的に困りませんが、価格が1.4~1.7倍に上がっています。
純正のチャコールキャニスターは残念ながら既に入手不可です。
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フューエルフィルター下部、フュ-エルメインチューブのフレアナットの締め付けがこの交換作業の肝になり、独特の難しさがあり、作業中に安心感はないです。
ネジを回す感触が普通ではありえない固さで、「ネジが上手くかみ合っていないんじゃないの?」って不安がずっとつきまとうのです。
しかもスパナのふり幅の制約で少しずつしか回せず、感触も掴み難い。失敗は許されない作業だけに、パイプから滴るガソリンと気化した臭いがさらに不安をかきたてるのです。
前回同様に固くて回し難くなったら戻してCRCを吹いての繰り返し。最後の締め付けはパイプのガタ・ネジ山で判断し、最後は強めに締めて完了。
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慎重にエンジンかけて漏れを念入りに点検。テスト走行後も念入りに再点検。しばらくはガソリンの臭いを気にしながら乗ることになりそう。
ともかく無事交換できて良かった。作業中は常にガソリン臭が強烈で、気化しやすいのが良く分かりました。
※2022.11.13追記
下部ナットから極微量の漏れ確認。増し締めで対応。交換時しっかり締めたつもりでしたが、高トルクで少し回りました。多分これで大丈夫なはず。このタイプのフィルター交換は、作業性が悪い場所ということもあり、下部ナットの締め付け加減が本当に難しい。本来はSSTを使って確実に作業する場所なのです。
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10年・10万キロとお手本のような交換時期なので中の汚れ具合が気になります。
時間を見つけて分解して中身を確認するつもりで乾燥中。
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交換後はエンジンが元気になった感があります。ともかくエンジンは好調をキープしており安心して乗っていられます。
まさか2回も交換することになるとは。これでもう10年・10万キロは大丈夫でしょう。
走行距離 270,118㎞
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2022.11.06 追記
職場の切断機でフィルターを切断。ようやく中身を確認できました。
ろ過紙はそこそこ汚れており、フィルター本体の内側は非常に綺麗でした。
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10年・10万キロがフィルター交換の目安となっているようですが、大体妥当だと思いました。
ただこのまま無交換でもしばらくは問題なく乗れるでしょうから、車の買い替えの時期との兼ね合いで交換するか決めればいいでしょう。
実際、1回目のフィルター交換は15年・16万㎞以上走っており、体感的には全く問題ありませんでした。
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