
ランドクルーザー70の復活。
10年前に国内販売中止になり、海外モデルは継続生産されていたこの車の販売の復活は大ニュース。
実に30年も基本設計は変えずに販売しているという異例な車です。
トヨタも実に粋なことをしてくれましたね。
そのランクル70は来年6月末までの期間限定生産。
これは6月末までの生産計画数を表すので、6月を待たずして販売が終了する恐れがあるんですよね。
そのランクル70はそのシンプルな外観が現代のSUVにない潔さがあり、そういうものを求めていた方々が飛びついて大人気ですね。
実車が見れなくてカタログだけで買われた方も多数いましたが、今回実車を初めて見れることの知らせがあり早速見てきました。
初めて見る実車はそのスクエアなボディがとっても新鮮。
シンプルなオフローダーのオーラが最高です。
室内も現代のクッション素材のインパネ等は皆無。
プラスチックの素材感が抜群の道具感。
長く伸びたシフトノブが武骨な本物感。
エンジンはV6の4000ccのMTのみという男前な仕様。
V6の4LをMTで乗るという今の日本車ではあまり見ないドライビング。
これは一度乗ってみたいとい衝動に駆られました。
オートエアコンもない一貫としたシンプル仕様です。

荷室もスクエアなボディの恩恵でこんなに広々。
実は今回このランクルをF店長のお店へご紹介して、めでたくご成約された私のお客さまと試乗へ行きました。
この方も実車を見ずにして成約したので一度見てみたいと言っておられましたのでお誘いしました。

私の感想は、一言で言って「ワクワク楽しい」。
4LのV6をMTで乗る悦び。
これは思いのほかしっかりと上まで回るパワフルさとトルクフルなエンジン特性で
とても気持ち良く面白く走れる。
スクエアなボディと基本設計の変わらないボディサイズで前後左右の見切りが良い。
内装も昔のドイツ車のようなシンプルさで、道具としてのクルマという潔さが○でした。
実は今日はmark3uraさんもご一緒しました。
私のお客様とは昔からのお知り合いという偶然もあってみんなで仲良く試乗会。(笑)

この車に触れていると、車ってこういうので必要十分だなと改めて思うんすよね。
乗れる機会があればぜひとも乗ってほしい。
クルマ本来の在り方をふと思い出させてくれるシンプルイズベストさを味わえます。
復活劇は懐古主義的でどうかな?と思っていましたが、実車に触れるとその意味的なものを垣間見ることができると思います。
Posted at 2014/10/22 22:22:30 | |
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