半年程前、自分がアクセラに乗っていた頃の話です。確証はありませんが、限りなく詐欺であったと確信しています。状況はこうです。ガソリンを補給しようとガソリンスタンドを探していました。場所は奈良県内の某高速インターチェンジ周辺としておきましょう。他より価格が安いガソリンスタンドを見つけて、ハイオク満タンを依頼しました。「よかったら、車の無料点検をしますよ」K1の角田選手似の店員さんに声をかけられました。六ヶ月点検の直後だったので、どうでも良かったのですが、急いでなかったので、点検をお願いしました。待合室へ案内されると先客がいました。自動販売機でコーヒーを買って、飲もうとした時、別の店員さんが入って来て、先客に、「ちょっと来て、見てほしいんですが、タイヤの溝が減っていて、危ない状況です。うちで交換できますが」その段階では、自分はなんとも思ってませんでした。しばらくして、自分を接客した店員が入ってきました。「ちょっと来て、見てほしいんですが、タイヤに釘が刺さっています」言い方が、さっきの店員と同じで、ちょっと変だなと感じました。ガソリンスタンドのピットに行くと、自分の車がタイヤを4本全て外された状態で、ジャッキアップされています。この段階で、絶対に変だと思いました。無料点検でタイヤ4本も外して、念入りに点検するはずがない。しかも、先客も自分も連続してタイヤトラブル。「ここ見て下さい。釘がささってるでしょ」店員さんが、外したタイヤの一本を自分に見せました。チョークで丸が描かれた真ん中に、釘の頭のようなものが見えます。「修理するとしたら、いくらになりますか?」「修理はできません」「どうしてですか」「このタイヤ、2万キロ以上走ってるでしょ。古いタイヤは修理するとひび割れする可能性があるんですよ。それに、かなりすり減ってるし、修理するより4本まとめて交換した方がいいです。うちでできますけど」タイヤがパンクしていて、修理できないのなら、新しいタイヤを購入するしかありません。車はタイヤなしでは走りませんから。2万キロ超走っているので交換するとすれば4本になります。「交換すれば、いくらになりますか?」店員が価格表を見て、「20万円です」自分はかなり迷いました。たしかに釘は刺さっています。でも、修理できないというのは変だと思いました。それに、自分のアクセラはマツダスピードで特殊なサイズのタイヤを履いています。さほど大きくもない規模のガソリンスタンドに、そんなサイズのタイヤがあるなんて、ちょっと変だ。タイヤを全て外して、ジャッキアップして、断りにくい雰囲気を醸し出しているのも、怪しく感じます。気の弱い人なら、これで一発アウトでしょう。