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2022年08月16日

【2022年夏 遠征記その1】会津へ

2022年夏、お休みを利用して、いつものように「鉄道乗り歩き&街歩き」の遠征に行ってきました。
またしばらく、こちらの様子をつらつらとお話しいたします。

今月初め、新潟、山形、福島地方の一部は集中豪雨で大きな被害を受けました。
(被害に遭われた方々には謹んでお見舞い申し上げます)
交通網も大きな被害を受けて、米坂線や磐越西線などは鉄橋の流出などにより、当分の間一部区間が不通、バスによる代替輸送を行っています。

被害に遭われたり、不便を強いられている方々に比べたら取るに足らないことではありますが、影響により、私の予定していたルートも大きく変更を迫られました。

ということで、ルートの練り直しを開始。
当初は日本海~太平洋横断ルートだったのをキャンセル。
宿はすでに取ってあるのと、訪れたいスポットも決めていましたので、そこを中心に別ルートを検討しますが、なかなかうまくダイヤがつながりません。
折りしも新型コロナも感染拡大…予定を短めにしてクルマで行くことも考えはじめた矢先、ようやくのことで何とかダイヤが繋がり、最初の予定通り鉄路で向かうことに。

8月16日午前5時、自宅を出発。
名古屋から1番列車の新幹線「ひかり」で東へ。先日の群馬行きをはじめ、最近はすっかりこの名古屋始発「ひかり」のお世話になることが多くなりました。

世間的にはお盆休みの最終日と休み明けの平日が重なる日柄で、車内もビジネス客と観光・帰省客が混在している様子です。

8時12分、東京駅着。

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そのまま東北新幹線、郡山行き「なすの」に乗り換え。

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小山駅で下車。
両毛線に乗り換えて、2駅先の栃木駅で下車します。

栃木駅のある栃木市は、ちょうど4年前に街歩きをした街。

今回は駅の外に出る事もなく、そのまま東武線の切符売り場に急いで、窓口で切符を購入します。

日光方面のホームに上がるとほどなくして電車がやってきました。

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9時48分発、普通列車 新藤原行き。

こちらの列車の存在が、今回の行程を決める一番のポイントとなる列車でした。

東武鉄道は、東京浅草から栃木県の新藤原までつながっています。さらに野岩鉄道~会津鉄道を経由すれば、JRを経由することなく、私鉄と第三セクターで東京から福島県の会津地方まで到達できますし、実際にも、特急「リバティ会津」が浅草から会津田島駅まで直通で走っています。

このルートには前から興味があり、いちど辿ってみたいと思っていました。
今回、豪雨の影響でルート変更をしたときに、次点案として考えていたのがこのルートです。
浅草から「リバティ会津」に乗っても良かったのですが、東京駅から浅草駅まで移動するのもいまいち平凡(都内の人混みの中を移動するのが面倒&やはり特急ですと乗客も多く車内は若干密になりそう…ということもありました)で、ゆっくりのんびりと、できるだけ普通列車で辿れないか、色々と時刻表サイトを調べました。日光の手前の下今市駅からの列車本数が少ない中、ようやくこちらの列車を見つけた時はうれしかったです。

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私にとっては非常に大事な列車、定刻通りにホームに滑り込んできました。

車内は、日光、鬼怒川温泉に向かうらしき観光客の姿はみえますが、予想通り乗客は少なめ。ロングシートの端っこに腰を落ち着けます。

栃木駅を出て、列車は関東平野を快走します。
各駅停車ですが、駅間距離が長めのせいかまさに快走。途中から、車窓には杉木立を多く見かけるようになりました。
杉並木といえば日光杉並木が有名ですが、鉄道の沿線でもこれだけ立派な杉木立が点在するのは、さすが日光、と思ってしまいます。

下今市駅で、日光方面に向かう観光客が降りて、さらに車内は空いてきました。
後から来た日光行き特急「けごん」がその観光客を乗せて先に出発します。ちらっと見た感じ、車内は結構賑わっている様子。

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11時10分、鬼怒川温泉駅に到着、ここで下車します。
残った乗客はみな、改札を出て温泉街の方へと向かっていきます。
私はトイレに行った後はそのままホームに佇むことに。
ほとんど人のいないホームのベンチに座り、久しぶりにマスクを外して新鮮な空気を思い切り味わいます。

ここからは、後からやってくる特急「リバティ会津」に乗り込みます。この駅から終点の会津田島までは乗車券のみで乗車可能です。

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待つこと20分ちょっと、浅草発の特急「リバティ会津」が到着。

ここまでの車内はほぼ満席だったようで、降車客が次から次とホームに降り立ちます。
しばらく待って、降車客が全て降りた後に乗り込むと、すぐに発車しました。
車内に残ったのは数人の乗客だけで、特急の車内だけあって走行音もほとんどなく、とても静かな車内です。

新藤原を過ぎて野岩鉄道に。車窓はこの辺りから一気に山あいに入ります。
竜王峡の迫力ある渓谷美を少しだけ眺めることができました。

川治温泉、川治湯元に停車し、次の湯西川温泉駅はトンネルの中にある駅。
トンネル横壁に設けられた通路を、スポーツ合宿に向かうのでしょうか、小学生くらいのグループが引率者と共に列車から降り立って歩いていきました。

森の中の木々が窓スレスレに現れたかと思うとトンネルに、トンネルを抜けると渓流の流れが、そのくり返しの車窓の中、特急らしからぬゆっくりとした速度で走り抜け、こまめに駅に停車します。

福島県に入り、終点の会津田島駅には12時37分に到着しました。
ここからは20分ほどの待ち合わせで会津若松行き「会津リレー号」に接続できます。

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リレー号はすでに入線していて、2両編成の列車がディーゼル音を響かせて発車を待っていました。
東京から鉄路で会津若松方面に向かうには、新幹線~磐越西線のJRルートか、この東武特急~リレー号がメインとなりそうですが、「リバティ会津」から乗り換えたのは私の他には親子連れ1組のみで、他には地元客らしき乗客が数人いるだけです。

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列車のうち、後方の1両は猫のイラストと写真で溢れていました。
ちなみにこの先の芦ノ牧温泉駅は「猫の駅長」がいることで知られています。少し興味がありますが、あまり時間が無いので今回は立ち寄りませんでした。

猫の車両ではなく、前方の車両に座り、駅の様子を車内から眺めます。

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さっきまで乗ってきた特急「リバティ会津」、そのまま折り返し、浅草行きとなります。しかし、この山あいの風景の中で佇んでいる列車が、この後、都会の通勤電車が行きかう中、スカイツリーをバックに走るというのもなかなか想像がつきません。
そんな「リバティ会津」に、駅舎から乗客がどんどんやってきては乗り込んでいきました。そのほとんどが帰省客、観光客らしき家族連れやグループ客です。

そんな光景を後にして、私の乗る「リレー号」がお先に反対方向へ発車します。

会津田島駅の1駅手前、会津高原尾瀬口駅からは会津鉄道に入っています。
会津鉄道は、もともとは国鉄会津線というローカル線でしたが、野岩鉄道と接続して東武と直通することにより、関東~会津を結ぶルートに組み入れられました。

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会津下郷駅の先の渓谷美を何とか写真に収める事ができました。

渓流沿いやのどかな山里風景の中を走り、この辺りの中心駅「湯野上温泉駅」に到着。

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萱吹き屋根の駅舎が良い感じ。
あの「大内宿」の最寄り駅でもあります。とはいえ、ここからまだバスでしばらく走らないといけないので、今回の訪問はお預け。

駅の周りは観光客や地元の人たちがたくさんいて、思い思いに佇んでいます。そして発車するときには、皆列車に向かって手を振ってくれました。この駅に限らず、会津鉄道に入ってからは、いくつかの駅に、おそらく駅の世話をしているのであろう地元の人がいて、みな手を振ってくれています。
なかなか照れくさくてこちらから手を振ることはできませんが、やはりうれしいものですね。

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会津鉄道の企画列車「お座トロ展望列車」とすれ違います。お盆休みのピークを過ぎた頃だからか、乗客は少なめ。
トロッコ部分は窓もなく、とても気持ちよさそうです…

いよいよ最初の目的地、会津若松駅が近づいてきました。
西若松からJR只見線に入り、周囲はいつのまにか住宅地が広がってきました。
その向こうにちらりちらりと、会津若松城も目にすることが出来ます。

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14時07分、会津若松駅に到着。

こうして、今回の遠征の始まりは、関東~東北内陸縦断の鉄旅でした。

その2 に続きます。
ブログ一覧 | 鉄道旅 | 日記
Posted at 2022/08/20 16:50:11

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