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2022年08月17日 イイね!

【2022年夏 遠征記その4】磐越東線といわき(小)散歩

その3 からの続きです。

再び(昨日からだと三たび)郡山駅へ戻ります。

郡山駅は賑わっていました。人の行き来も多く、構内のお店も全国チェーンのお店や綺麗な雑貨店などが並んでいて、首都圏の駅のような雰囲気です。

ここで磐越東線「ゆうゆうあぶくまライン」に乗り換えます、が、その前に駅構内の立ち食いそば店でうどんの昼食。


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昼食後、発車時間まではお土産を探すのと少しだけ駅前を散策。郡山駅も久しぶりです。

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磐越東線のいわき行き、発車間際にはかなり混雑していました。

2両編成の列車はほぼ満席。ほとんどが中高の学生、あとは地元の人が少しと、私と同じような旅行者らしき客が少し、といった具合でしょうか。
何とか、1人掛けのボックス席のひとつに小さくなって座ります。向かいは地元の中学生らしき男子。今時の子らしくずっとゲームに夢中です。

日本海側の新潟と太平洋側のいわきを結ぶ磐越西線~磐越東線ですが、会津若松や喜多方、猪苗代湖などの観光地が沿線にあり、途中まで電化もされている磐越西線に比べて、磐越東線は若干、地味な印象を受けます。
走行本数も、途中の小野新町駅までは1時間に1本程度の本数があるのですが、その先のいわきまで行く列車はぐっと減って日に6本ほど。自然とこの日は、磐越東線のダイヤに合わせた行程となります。

郡山の市街地を過ぎるとすぐに、山林と農村風景が続く中をディーゼルカーはゆっくりと走ります。
駅に着くたび、学生や地元の人が降りていきます。特に、田村市の中心駅船引と小野町の中心駅、小野新町ではまとまった人数で降りて行きました。

おそらく、郡山市内の学校に通っているのでしょう、このあたりでも1時間に1本なので、登下校の時刻なども色々と考えないといけない、と思いますが、みんな慣れた足取りで友人たちと連れだって駅の改札へと消えていきます。私の前にいた中学生も、いつのまにか途中で降りていきました。

小野新町を出発する時には、わずかに残った旅客の構成は、ほとんどが旅行客らしき乗客で占められるようになりました。

通路を挟んだ向かいの席に座っている男性客も、そんな旅行者の風情。
窓枠には駅弁と缶ビール。車内が空いてきたタイミングで、流れる車窓を見やりながら、おもむろに駅弁とビールを味わっています。理想的な鉄道旅のスタイルで、私もそうすれば良かった…

それにしても車内は静かです。もちろんディーゼルエンジンと走行音は聞こえてくるのですが、乗客も少なく、話し声などは全く聞こえません。件の男性客も、食後は気持ちよさそうにうたた寝しています。
そんな中、時折「ガサガサッ!」という音が聞こえます。線路沿いにせり出した枝葉が列車に当たる音なのですが、今の時期、いちばん夏草が生い茂る頃ですね。夏のドライブラリーで峠道を走っている時の草洗車が思い出されます。

この「ガサガサッ!」、昨日の会津鉄道あたりからよく耳にするようになり、この後の行程でも、何回も聞くことになります。

やがて、車窓に市街地が広がり始め、15時、終点のいわき駅に到着しました。

ここからは常磐線に乗り換えますが、特に急ぐ必要もないので、乗り継ぎ列車を1本遅らせて少しだけ駅周辺を散策します。

いわきを訪れるのは3年振り。あいにくの雨模様の中ですが、駅前を散策します。
福島県第1の人口を持ついわき市の、中心地である平の市街地です。
駅前通りから銀座通りあたりを散策。

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雨のせいか、行き交う人は少なめですが、駅の大きなデッキから続く商業施設や営業中のお店も多く、都市景観の美しさを感じながら歩くことが出来ます。

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線路の反対側には、駅に接するようにして、磐城平(たいら)城跡がありました。

案内板によると、さきほどの白河小峰城と同じく、ここのお城でも戊辰戦争で激闘が行われた、とのこと。
ちなみに幕末時代、ここ平藩の藩主には私の地元、美濃国から転封されて来たそうです。
遠出に行った先で訪れるお城を見学すると、藩主の前任地や後任地などで、このように地元の地名を目にする事がたびたびあり、それだけでその地に自然と親近感が湧いたりします。

もう一つちなみに…これは以前から知っていたのですが、現在の岐阜の一部は、江戸時代はここ磐城平藩の領地だったそうです。
短い時間ではありましたが、ほぼ知らない土地のはずなのに、不思議と縁を感じるいわきの街を後にします。

常磐線の上り電車に。

5両編成の電車はそこまで混雑していませんでした。駅に停まるたびに降りる人と乗り込む人の数はそこまで変わらず、ほぼ同じ乗車度合で推移していきます。
乗客は若い人も多く、やはり、高校生が目立ちます。夏休みと言えども、補習や部活で忙しいのでしょう…降りる駅に到着すると、友人たちと「じゃあな」と言いながら降りていく様子を見るともなく見ながら、自分の高校時代などを思い返したりしていました。

しかし、今の高校生は入学したときからコロナ禍…会話もほぼマスク越しで、友達や仲間を作るのも苦労がある、と聞きます。そのあたりは以前と全然違うのでしょう…。

そんなことを考えるうちに福島県から茨城県に。
夕刻近く、終点の水戸駅に到着しました。この日の宿泊地です。

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水戸駅。訪れるのは10年以上ぶり、宿泊するのは初めてです。

宿にチェックイン後、夕飯と街歩きに。

商業施設が駅周辺にいくつもあり、どこも大変賑わっています。お土産を少し物色した後、まずは軽くラーメンでも戴き、その後にさらに何かを、とたまたま目についたお店で戴いたのですが、意外とそのラーメンが腹持ちが良く(最近、前よりも食べる量が少なくはなっていますが)、結局その日の夕食はラーメンのみ、でした。

いつの間にか、辺りは暗くなってきます。
駅周辺も帰宅を急ぐ人たちが増えて来ました。

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水戸駅前のお馴染み、水戸黄門像。

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こうして、夜は更けていきました。

その5 に続きます。
Posted at 2022/08/27 23:06:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鉄道旅 | 日記
2022年08月17日 イイね!

【2022年夏 遠征記その3】白河散歩

【2022年夏 遠征記その3】白河散歩その2 からの続きです。

8月17日、福島市の宿で目が覚めます。

いつもなら「気持ち良く」と言う枕詞がつくことが多い私の旅ですが、
この日は前の晩、まだしっかりと決まっていなかったこの日以降の行程を色々と調べていて少し寝不足気味…
宿は決まっているのですが、どのルートをどの手段で、どのスポットを訪れることができるのか…? 
地図と時刻表サイトを睨めっこしていたら、思ったよりも遅くなってしまいました。
(結局、当初考えていたルートに落ち着きましたが)

何はともあれ、朝食後、宿をチェックアウト。駅へと向かいます。
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(前日の夕方に撮影)

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福島市は、少し前のNHK朝ドラのモデルにもなった作曲家、古関裕而さんの出身地でもあります。

駅から職場へ向かうビジネスマンと逆行するように駅へ。
昨夜は真っ暗だった信夫山も綺麗にみえますが、横断歩道の真ん中からでないと全体の写真が写せず、撮影はあきらめてそのまま駅へ。

乗り込んだのは、東北線上りの新白河行き。

駅の発車メロディ「高原列車が行く」も古関裕而さん作曲の曲。爽やかかつ軽やかなメロディが流れて、福島駅を後にします。

郡山までは、昨日から戻るルート。
郡山で20分停車。昨日の会津若松発の電車は6分ほどの停車で、別列車として福島に向かうのに、この電車はそれより長い停車時間でも同一の列車です。
ここからさらに40分で、最初の目的地、白河駅に到着。

白河市は、福島県の南の玄関口であると同時に、白河の関が置かれたことからもお分かりのように、東北地方の玄関口でもあります。

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白河駅(戻った際に撮影)。良い感じのレトロな駅舎です。
初めて訪れたのに、どこか見覚えのある駅舎、と思っていたら、ダイハツ「ムーブキャンパス」のCMにも登場した駅舎でした。

まず向かうは、白河小峰城
駅からは、ガード下をくぐって線路を挟んだ反対側に出ると目の前に見えます。

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「城山公園」入り口。周りは公園として綺麗に整備されています。
石垣の規模はかなり大きく、高さもあるのが驚き。高い石垣に囲まれた石段を登っていると、実際の規模以上に大きく感じました。

天守閣にあたる存在が、御三階櫓(トップ写真)。
内部も築城当時を復元した木造です。見学は無料、ボランティアの係員さんが温かく迎えてくれました。

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城内の撮影はOK。展示品は無いのですが、この復元櫓そのものが立派な展示品です。
梯子のような急な階段を登って最上層へ。

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格子窓から街並みを眺めます。

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御三階櫓を出た先。石垣の上からですので街並みが良く見えます。
手前には白河駅のホームも。

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櫓から公園を横切った反対側に、「歴史館」があります。
こちらには、白河城の歴史や歴代藩主の紹介、様々な展示品が展示されています。

入場料を払って中へ。

案内されるまま、まずはVRシアター上映鑑賞。
モニター3面を使った大きなもので、内容も興味深いものでした。
ナレーションも、TVでよく見る有名な方です。

展示コーナーへ。
まず目を引いたのが、東日本大震災からのお城の復旧。特に、この大規模な石垣の損傷が大きく、結果、完全復旧までに9年を要したことがパネル展示で詳細に紹介されていました。

他には、幕末の戊辰戦争の様子。かつて会津若松城を見学した時にも詳細な展示があって見入ったのですが、ここ白河も、白河口の戦いがあった場所。
そう、先ほど東北地方の玄関口と書きましたが、まさに要所の位置にあるのですね。

非常に楽しく見学した後は、街歩き。
再びガード下をくぐって市内へ。

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旧奥州街道沿いを歩きます。

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宿場町ならではの、直角に曲がる枡形の道路の角から階段を下りた先に続く新城通り。

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通りの先にある「白河ハリストス正教会」。大正時代の建築です。

今回の行きたいスポットのひとつだった白河市、落ち着いたいい街でした。

レトロな駅舎に戻ります。

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ホームに上がります。一面しかありませんが、白い屋根と柱がまた、かつての古き良き時代を感じさせてくれます。

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ホームからもお城を望むことが出来ます。さきほど、お城から街並みを写した場所を、反対側から写す格好になります。

静かなホームに佇んでいると、貨物列車がのんびり通過、その後に郡山行きの列車がやってきました。

その4 に続きます。
Posted at 2022/08/27 15:11:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記

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