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2024年07月12日 イイね!

【2024年初夏 遠征記その3】薩摩半島ドライブ後編 ~最南端の駅と開聞岳と池田湖~

【2024年初夏 遠征記その3】薩摩半島ドライブ後編 ~最南端の駅と開聞岳と池田湖~その2 からの続きです。

知覧の武家屋敷群を出発した後は、知覧城のすぐ横を通り、r232~r27を経由。頴娃でR226に合流します。

ほどなくして開聞岳が見えてきました。「おぉ!」独特の三角形の山容を初めて直に見ることができて、思わず声がでます。

しばらく走ると海沿いに。なかなか見ることのない東シナ海の大海原です。
向こうには海に飛び出した開聞岳。

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海と開聞岳・・・絶景に思わずクルマを停めて1枚。

しかし、ここで痛恨だったのは、道路の向こう側に行って見るともっと絶景だったことです…

開聞岳はずっと目の前に見えていますが海とはすぐに分かれました。横にはJR指宿枕崎線の線路が先ほどから寄り添ってきています。
やがて国道は開聞岳の麓にある開聞の市街地を通過。

市街地を抜けるとまた道路の両側に畑が広がります。そう、ここは広大なシラス台地。ここまでで田地を見た記憶がありません。

そんな畑の中に、「西大山駅」の大きな案内看板が見えました。

国道から脇道に入り数十mほど進むと、目指すスポット、西大山駅があります。
言わずと知れた、JR線、そして鉄道線の日本最南端の駅です。

まだ中学~高校生くらいのころ、旅行雑誌などで東西南北の最端の駅の載った写真をよく目にしていました。
実はその中でいちばん印象に残っている写真が西大山駅の写真です。ホームと線路、その向こうに聳える開聞岳という風景がいかにも旅情を誘っていて、いつかここを訪れたい、と思ったものです。

駅前は駐車場も整備されていました。向かいにはちょっと大きめの案内所、直売所を兼ねた売店と、周囲に倉庫のような建物が数棟ある他は畑が広がっています。

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他には観光客が一組のみ。静かな駅を感無量の面持ちでしばらく佇みます。

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かつて雑誌の写真で見た、ホームに立つ最南端の駅の標柱と開聞岳、を見たかったのですが、実は翌日も今度は鉄道で訪れるつもりでしたので、その時のお楽しみにし、ホームの外から眺めるにとどめます。

他にも写真を撮ったり、開聞岳や黄色いポスト、案内板などをじっくりと見ながら過ごします。
そろそろクルマに戻るか、と行きかけてもまた思い直して戻っては写真を撮ったり、いつまでも名残はつきませんでした。

ここからは、少し指宿の街まで迂回しつつ、薩摩半島南部にある、九州で最も大きい湖「池田湖」へ。
湖畔の駐車場にクルマを停めます。

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湖には、かつて未確認生物「イッシー」が存在すると話題になりました。
それをかたどった「イッシーくん」

池田湖といえば、「イッシー」のほかに湖畔の菜の花畑と開聞岳の風景が有名です。
今はもちろん菜の花の季節ではありませんが、そのかわりにマリーゴールドやヒマワリの花が咲き誇っていました。

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黄色とオレンジのマリーゴールドの絨毯ですが、肝心の開聞岳が雲に覆われてしまっています…

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こちらはひまわり畑

さっきまできれいに見えていた開聞岳ですので、何とか雲が動いてくれないかなあ…結局、そこから動こうとしなかった雲をしばらくながめていたのでした。

最後は少し残念でしたが、
訪れたかった知覧の街と特攻平和会館、西大山駅、
直に見たかった開聞岳、池田湖と開聞岳の風景、
これらをこの目にしっかりと焼き付け、
この地に立ち、
空気を感じることができたのは感慨深く、
ずっと、どこか夢見心地な気分で過ごした1日でした。

N-BOX君を返却するときが近づいてきました。鹿児島市内に戻ります。

帰路も指宿スカイラインへ。
前後にクルマが無く、対向車もめったに来ない道を気持ちよく走り抜けます。標高の高いところを走るので見晴らしのいいところも多く、喜入の巨大なコンビナート群も一瞬ですが車窓から望むことができました。

知覧ICからはさっき来た道をもどる恰好。行きはきれいに見えた錦江湾と桜島も、今は薄い雲に覆われていました。

料金所では、行きもそうでしたが、係員さんが私のクルマを認めると、トレイを手に外に出てきます。
通行料金は100円。100円玉1枚をトレイに載せると、引き換えに領収券を手渡ししてくれました。
昨今は料金所も自動収受機が多くなってきましたが、平日の、おそらく通行量がそんなに多くない時間帯でも、こうして丁寧に100円をやり取りする様は、なぜか懐かしささえ覚えました。

谷山ICから南九州道~R3バイパスへ。
ちょうど通勤の帰宅ラッシュの時間、これまでとは打って変わって、鹿児島市街へ向かう出口は、手前から渋滞の列が続いていました。

その4 に続きます。

Posted at 2024/07/15 23:10:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小ドライブ | 日記
2024年07月12日 イイね!

【2024年初夏 遠征記その2】薩摩半島ドライブ中編 ~知覧散歩~

【2024年初夏 遠征記その2】薩摩半島ドライブ中編 ~知覧散歩~その1 からの続きです。

指宿スカイラインを快調に走り抜け、知覧ICからはr23を走ること15分ほどで、私が前から訪れてみたかった街の一つ、知覧の街並みが見えてきました。

今は南九州市の一部となっている知覧町、薩摩藩の外城のひとつである知覧城の城下町です。また、第2次大戦時にはここに設けられた知覧飛行場が、特別攻撃隊(特攻隊)の拠点となったことでも知られています。

まず向かったのは「知覧特攻平和会館」。

かつて知覧飛行場があった場所の一部が、知覧平和公園、という公園になっていて、その中にこの「知覧特攻平和会館」をはじめとした特攻隊ゆかりの施設や遺構、更には球技場や体育館などのスポーツ施設も設けられています。

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特攻勇士の像「とこしえに」。横の飛行機は、航空自衛隊で使用されていた「T-3」練習機。

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こちらには、福岡県の太刀洗陸軍飛行学校の分教場がありました。その時の門柱。
説明書きによると、その後飛行学校は私の地元近く、岐阜各務原に移転されたそうです。

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三角兵舎。出撃を直前に控えた隊員たちが泊まった兵舎が復元されています。内部も当時の様子が再現されていて、布団と枕が整然と並べられています。
出撃を控え、ここで何を語り、何を思ったのでしょう・・・

平和観音堂にお参りした後、特攻平和会館を見学。
館内の撮影は禁止ですので写真はありません。

平日にもかかわらず、見学者の多さに驚きました。それも、団体はなく、みな個人で訪れている人ばかり、というのが印象的です。

出撃していった若い隊員たちの手紙や遺品を拝見し、そのメッセージを自分なりに受け止めようとじっくり見て回ります。
視聴覚室では、ある隊員たちの逸話が30分ほどの短編映像で上映されていましたのでそちらも鑑賞・・・気が付いたら、予定していた時間を大きく過ぎていました。
受け止め方は様々だとおもいますが、こういう事実があった、ということに関心を持ち続ける、ということが大事だと思います。

時季柄、始まったばかりのセミ時雨のほかに何も聞こえない静かな園内を、クルマに戻ります。

ここから少し戻り、武家屋敷群を巡ります。
先述の通り、薩摩藩は国内の防衛や鹿児島に武士が集中するのを防ぐため、各地に外城を設け、そこに武士たちを分散して住まわせていました。
知覧もそのひとつで、知覧城の城主、佐多氏は室町時代からこの辺りを領有、薩摩藩の中でも重責を担っており、特別に島津姓を名乗ることも許されていたそう、その知覧城を中心に武家屋敷群が広がっています。

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石垣と生垣がまっすぐに続く道。観光客の姿はわずかで、静かな街並みを散策します。

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武家屋敷ごとに、それぞれに趣向を凝らした7つの庭園があります。
時間が押していて、中までしっかり見学できなかったのが残念。

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二ツ屋民家。その名の通り2棟の家屋をつなげた造りで、ここ知覧周辺でしか見られなかった形状とのことです。

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石敢當。
以前、大分臼杵を街歩きした時にもありました。丁字路や2手に分かれる道の分岐点に置かれる魔除けの石碑です。沖縄、九州に多く存在しています。

歩いていると、雨がポツポツと振り出したかと思うとすぐに強い降りに。
クルマを降りる際、もしやと思って傘を持参したのが正解。

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雨の街並みの中、駐車場に戻ります。

今回の旅で行きたかった特攻平和会館と知覧の街は、自身の胸の中にいつまでも残ることでしょう。

その3 に続きます。

Posted at 2024/07/15 18:22:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記
2024年07月12日 イイね!

【2024年初夏 遠征記その1】薩摩半島ドライブ前編 ~指宿スカイライン~

【2024年初夏 遠征記その1】薩摩半島ドライブ前編 ~指宿スカイライン~主に春(GW)、夏(お盆休み)、そして冬(年末年始)の年3回に行くことが多い私の遠征。

しかし、今年度に入ってからは有休をなかなか取れず、「決まりにしたがって有休消化をするように」という会社の声をありがたく受け取り、ならば・・・ということで、「季節外れの遠征」を12日~13日にかけて行ってきました。

今回の遠征先は、前から行きたかった鹿児島県・薩摩半島。
梅雨末期で、九州方面は雨が続いている、ということで、天候にも注意しつつ、12日朝5時、出発。

0712-01
朝から雨の中、名古屋から始発の「のぞみ」で向かいます。

自由席は2割程度の乗車率。
以前なら遠征初日の朝食は名古屋駅ホームの立ち食いきしめんが多かったのですが、少し前から営業開始時間が繰り下がって今は開店前。キオスクで買ったおにぎりを座席で頬張ります。

新大阪あたりから、窓側の座席がほぼ埋まるくらいの乗車率。その先は入れ替わりはあるものの、ほぼそんな乗車率で推移していきます。
山陽新幹線に入ってからは空も明るくなり、時折雲の間から青空ものぞかせていました。

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2か月前に降り立った広島を今回は通過し・・・

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小倉駅に到着、次に乗る鹿児島中央行き「みずほ」が同じホームに到着するので、ここで乗り換えます。

新大阪始発の「みずほ」自由席は6割程度の乗車率ですが、次の博多で降りる人も多く、博多発車後は4割程度に空きました。

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1年ぶりの熊本を今回は通過・・・

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11時11分、定刻に鹿児島中央駅に到着しました。

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鹿児島中央駅は3回目、降り立つのは2回目です。

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駅前の「若き薩摩の群像」とも久しぶりのご対面。

写真とは前後しますが、ちょうどお昼時、ということで改札を出てすぐに、駅ビル内の鹿児島ラーメンのお店に。

いただいたのは
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「せご丼」。特製のたれで漬け込んだ黒豚焼豚と温泉卵が載っています。

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そして鹿児島ラーメン(小)。

九州のラーメンらしく豚骨ですが、博多ラーメンと違うのは麺が太目でもちもちとしていて、豚骨スープもややあっさり目な印象です。

いきなりの鹿児島グルメの歓迎を受けて大満足、張り切って駅前に。

今回は、ここからレンタカーを使用するのですが、営業所が見当たりません・・・近くの観光案内所で聞くと、営業所まで送迎するので、TELで到着した旨を伝えた後、指定された場所で待っていてほしい、とのこと。

TELをしながら指定場所に向かうと、、ちょうど送迎のワゴン車が到着しました。
5分ほど走った先の営業所でクルマを降ります。

今回のレンタカーは・・・
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こちらのN-BOXカスタム君。

営業所を出発し、R3バイパス(南九州道)から分かれて指宿スカイラインへ。
気持ちの良いワインディングを走ります。
登りが続くと、さすがにNAのN-BOXではエンジン音も大きくなり、エンジン回転も4000rpmを超えてきました。

ということで先に、今回乗ったN-BOXのインプレッションです。

内装の質感は高く、乗り心地、シフトレバーやステアリングなどの操作感も軽自動車とは思えません。
特に乗り心地は、我が家のハスラーと比べると、段差の突き上げも少なく明らかにN-BOXの方に分があります。
走りの方は、ハイトワゴンなだけあって、さすがに今回のようなワインディングでは楽しいハンドリング、とまではいきませんが、無難にカーブをこなしてくれます。ただ、先述のようにNAエンジン(1人乗車、エアコンON)ですと、登りで速度を維持しようとするとどうしてもアクセルを踏み込む必要があります。そのあたり、ターボエンジン搭載のハスラーとの違いは十分に判ります。
平坦な一般道では不満もなく、日常の足としては十分以上に使えますが、私のように高速やドライブで長時間走る者にとっては、軽自動車ならばターボエンジンは必需品ということが改めてわかりました。

やがて、眼下に錦江湾と雄大な桜島が見えてきました。展望台のある駐車スペースで1枚(トップ写真)

・・・鹿児島までやってきたなあ、という実感をしっかり感じながら、まずは最初の目的地へと向かったのでした。

その2 に続きます。

Posted at 2024/07/14 17:31:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 小旅行 | 日記

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