こちらの記事は、今年の1月から描きかけのままずっと下書きに保存していたものを、今回再編集したものです。
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お久しぶりです。
今年もよろしくお願いします。
久しぶり、ということで、この年末年始のお話をいくつかに分けて報告しようと思います。
まずは、昨年末のお話から…
恒例となっている年末の遠征ですが…当然ながら今年は、かなり悩みました。
当初計画していたのは、未踏の宮崎県を含めた南九州への遠征。
2ヶ月ほど前から行程を色々と考えて、早めに予約だけ済ませたあとは、直近まで状況を注視していきます。
車の一人旅、フェリーも個室、更に他に考えられる感染防止対策も万全にするつもりですが、それでも本当に行ってもいいのか？
なおも悩んだ末に…フェリーと宿の予約をキャンセルし、九州行きを中止したのは出発予定日の前日でした。
12月27日朝、自宅を出発します。今回はもちろんクルマ、アルファードを利用します。
体調に問題はありません。半月以上前から通勤手段もクルマに切り替え。会社と自宅以外での、人との接触は一切断っていました。
今回は、何枚ものマスクの他に、3種類の消毒用アルコールを準備。あちこちに分散して携行し、屋外から戻るたびに必ず消毒を欠かさないようにします。
ちなみに今に至るまで、この3点セットはお出かけの時の必需品となっています。
R21〜R8〜R1と西進します。
今回、九州行きを諦めて、向かったのは瀬戸内沿岸。もちろん、人が多そうな所は避ける行程を取ります。
京都東ICから名神〜阪神高速〜加古川、姫路、竜野の各バイパスを経由して、まずやって来たのは赤穂市。
7年ほど前に街歩きをして以来、久しぶりの訪問です。
商業施設に併設した有料駐車場に車を停めます。静かな駅前ですが、施設内の映画館の前だけは家族連れなどで行列が。「鬼滅、かな」と思っていたら、違うアニメ映画でした。
赤穂駅前から赤穂城跡に続く「お城通り」を歩いて赤穂城跡の大手門へ。
途中、写真も何枚か撮ったのですが、後から見ると以前撮ったものと同じ所で撮ったものが多く…ですので写真は
こちらをご覧ください（笑）
散策を終えて戻って来るともうお昼過ぎ。
昼食は、赤穂といえば、の塩ラーメン。以前のときと同じお店でしたので、写真も↑と同じです。
お昼過ぎで他にも1人客しかいなかったことで、静かに安心して食事もできました。
ここからは、R250を海沿いドライブ。以前、「カキオコ」を味わった日生も今回は通過。
向かったのは、倉敷市の児島半島の先にある街、下津井。
その昔、北回り航路の寄港地として発達した街で、今でも当時の面影が色濃く残っている、とのこと。
ちょうど1ヶ月前、高松からの帰りに瀬戸大橋から見た下津井の街並みが印象的で、一度訪れてみたい、と思っていました。
近くまでやって来ると、雄大な瀬戸大橋(下津井瀬戸大橋)をしたから間近に望むことができます。(トップ写真)
観光駐車場に車を停めて散策。
他に人の姿はなく、ゆっくりと資料館をのぞいたり、静かな街並みを歩きます。
やはり、瀬戸内海で同じ潮待ちの港として栄えた鞆の浦に、雰囲気はよく似ています。
（今のPC環境から、写真をたくさん載せることがなかなかできないのが残念です）
クルマに戻り、鷲羽山ドライブウェイでドライブを楽しんだ後、ここから小1時間ほどで宿に到着。
チェックイン後、部屋でシャワー。そういえば、ここまでの屋外ではずっとマスクで、ここまで人との会話はほぼ、ありませんでした。
夕飯のために外へ。
(しかし、よく考えたらこれまでの遠征でも、ずっと1人で人との会話も滅多にありませんでしたから、ある意味変わらない、のですが(笑）)
郊外にある宿なので、人通りは多くありません。
宿でもらったお勧め食事処マップを頼りに、この日の夕飯のお店をさがします。外から覗いて見て、密になっていないか、感染防止策がしっかり取られているかどうかをチェックします。
これだというお店がなかったら、コンビニで買って部屋食というつもりでしたが、食事処マップにある中華料理屋さんを覗いたところ、これなら大丈夫、との判断で入店。
まだお客さんもまばらで、カウンターはアクリル板で仕切られており、テーブル席も会話しているグループはなく、静かです。
昼はラーメンだったからなあ、ということで、何気なく炒飯とビールを注文。
注文してから、別のお客さんが食べている炒飯を見て、目が点に…
しばらくして出されたのがこちら…
普通のお店ならゆうに2人前以上の山盛りです。
前よりは食が細くなった私、完食できるか・・・？
不安にかられつつ、一口、また一口と進めます。味はちゃんとしていて美味しい。特に、大きめのチャーシューのぶつ切りが多く入っていて、それがまた味が沁みていて絶品です。
とはいえ、これだけの量はかなり苦しく…何とか平らげる頃には汗びっしょりでした。
胃が苦しい、ってもんじゃないです。
腹ごなしに、少し遠回りして宿へ。
こうして、1日目は終わりました。
翌朝、この日もいい天気。
体調は良好ですが、お腹の方はまだ、昨日の炒飯の影響が残っているので朝食はパス。
この日はまず、倉敷市内へ。市内の観光駐車場にクルマを停めます。
久しぶりの倉敷散策、美観地区を歩きます。まだ朝も早い中ですが、そこまで寒くありません。
よく考えたら倉敷の街を歩くのも10年近くぶりです。
「アイビースクエア」へ。
紡績工場をホテルや観光施設に改装したもので、赤れんがに囲まれた倉敷の象徴的なスポット。私の好きな近代化産業遺産でもあります。
アイビースクエア内の「倉紡記念館」を見学します。
倉敷紡績の歴史と、さらには日本の紡績産業の歩みを学ぶことができます。このような企業、産業の歴史を学べる所は大好きで、ゆっくりと見てまわります。
他に見学客はいません。静かな館内には、創業当時から現在までの多くの資料が展示されていて、時間が止まったようです。明治～昭和初期の空気に触れているようで、嬉しさで思わずワクワクしてしまいます（笑）
特に興味を惹かれたのは、手書きの帳簿や筆記用具、そろばんなどの事務用品や、創業当時の株券台帳や定款の冊子まであったこと。…PCがなかった時代の事務所の様子を垣間見ることで、当時の「サラリーマン」のお仕事ぶりに思いを馳せることができました。
最後に園内の売店でお土産を買い求め、少し遠回りしながらの散策の後、クルマに戻ります。
倉敷市内からは北東方向へ。
向かったのは、「吉備路」。古代日本の有数な地方国家である「吉備国」の本拠地で、今でもその遺構が多く残っています。
ちなみに私は初訪の地です。
まずは遺構のひとつ、造山古墳へ。吉備路最大で、全国でも5本の指に入る大きさです。
墳丘の最上部まで歩道が整備されていて、登ることも可能です。
観光駐車場にクルマを停めて、住宅地の中を縫うように遊歩道を歩いて上へ。
古墳に登るのは経験がありませんが、なんか、子供の頃に裏山に冒険と称して駆け上った時のような感覚で登ります。
頂上から望む吉備路の風景。向こうには別の古墳も見渡せます。
いい天気で風もなく、寒くありません。むしろ気持ちいいくらいの陽気の中、クルマに戻り、吉備路の象徴である、国分寺の五重塔に向かいます。
五重塔近くの観光駐車場に停めます。
駐車場からは歩いて数分ですが、それには駐車場の目の前の道路を渡ります。この道路、非常に交通量が多く、ひっきりなしに車が行き交っています。
信号付きの横断歩道があるので渡るのに苦労はしませんが、吉備路というと静かでのんびりとしたイメージがあったので少し意外でした。
しかし、道路を渡って少し歩く頃にはそんな喧騒も鎮まり、のんびりとした雰囲気の里の道を歩くことができます。
そんな道の途中から、パノラマで一枚。
奈良・明日香の石舞台古墳や福岡の大宰府政庁跡など、古代浪漫を感じるエリアには、独特の共通した雰囲気があって非常に印象的です。何というか…近くに古代人がいてもおかしくないような…ここ、吉備路も同様で、近くに普通に民家があり、少し先には普通に車が走っていても、それでも古代にタイムスリップしたかのような感覚がありました。
時刻はお昼近く。
吉備路を後にして、せっかくここまできたのなら、と少し足を伸ばして尾道を「表敬訪問」。尾道ラーメンと港あたりを散策した後、帰路につきます。
こうして、恒例の遠征は、いつもと少し様変わりしながらも、自分なりに気をつけて、尚且つ楽しく行ってくることができました。
こちらの記事は、今年の1月から描きかけのままずっと下書きに保存していたものを、今回再編集したものです。
