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2024年06月01日 イイね!

敦賀 博物館と港めぐり

敦賀 博物館と港めぐり先日、たまたま見ていたNHKの番組で、福井県の敦賀市立博物館にて「海湖とつながる敦賀の鉄道~終着駅から始まった」という企画展が開催されている、というニュースが目に留まりました。

敦賀と言えば、東海道線の全通よりも早く鉄道が開通した街。敦賀港から大陸へと渡る航路の経由地として栄えた敦賀の街が、今では北陸新幹線の終着駅として盛り上がっています。
そして、敦賀市立博物館と言えば近代洋風建築の博物館、その中で明治の鉄道開通当時から新幹線開通までの敦賀に関する鉄道や交通関係の資料が展示されている、となると…

これは是非見に行かねば…

ということで、6月1日(土)、いそいそと行ってきました。

朝8時30分に出発。R21~R365~R8と下道を辿りましたが、それでも11時過ぎに敦賀市内の駐車場に到着。

まずはお昼。敦賀でよくいただくのは「ヨーロッパ軒」のソースカツ丼か海鮮丼ですが、海鮮丼ですと、気軽に食べられる「日本海さかな街」は市街からちょっと離れていますし、「どんと屋」をはじめとする市内の海鮮丼のお店はどこも行列必至です。ならば久しぶりの「ヨーロッパ軒」のソースカツ丼にするか…しかしこちらもお昼時はただでさえ混雑するうえに、先日テレビのグルメ番組に登場したからなあ、とダメもとで覗いてみると案の定こちらも混雑。

結局、たまたま目に入ったラーメン屋さんでラーメンの昼食。まだ新しいお店らしくて雰囲気も良く、鶏白湯スープで美味しくいただきました(写真は見事に撮り忘れました)ちなみにこちらのラーメン屋さんも、お店を出るころには店内はほぼ満席になっていました。

このまま敦賀市立博物館へ。

港町にほど近く、港から続く広い通りから「博物館通り」に入ります。
このあたりは旧市街、レトロな街並みが続いています。

敦賀市街は第2次大戦中に何回か空襲を受けて、街は焼け野原になったはずなのに、なぜこのあたりだけ昔ながらの建物が残っているのか? 少し不思議に思って帰宅後に調べたところ、近くに建っていた大和田銀行本店の建物が奇跡的に焼け残り、さらには建物が火の手や爆風の壁となって近くの建物を火災から守った、と伝えられているようです。

その旧大和田銀行本店が、これから訪れる敦賀市立博物館となって現在まで残っています。昭和2年の建築です。(トップ写真)
当然、企画だけでなく、こちらの建物を見学するのも今回の大きな目的です。


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中に入ると目の前に、かつての銀行だったころのカウンターや窓口が復元されています。
天井の装飾や照明も復元されていて、近代建築好きにはたまらない雰囲気です。

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カウンター内に展示物が。長浜~敦賀の北陸線開通時の資料や写真などが展示されています。
撮影禁止表示のある展示物以外は撮影OKですが、撮影はなるべく控え目にして展示物をじっくりと見学。

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上のフロアへ。こちらは貴賓室。
時が止まったかのようです。

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昭和50年代~60年代の駅時刻表などの資料です。

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地下にも降りてみました。こちらは食堂だった部屋。

ゆっくりと見て回り、鉄道関係だけでなく、元銀行の近代建築も堪能しました。私の好きなものが同時に見られたので大満足です。

こちらの企画展は6月16日までの展示とのことで、残りの期間はあとわずかですが、興味のある方は是非。

博物館を辞し、付近を街歩き。

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「博物館通り」と呼ばれるこちらの通りは、先述した通り空襲の中でも残った戦前からの建築物が多く、これらの町家を利用したカフェや雑貨店などが点在しています。

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これまでも数えきれないほど立ち寄っている敦賀の街ですが、このあたりをゆっくりと散策したのは初めてです。
市立博物館を中心に、レトロな街並みが続く静かな道は、これまでとは違う街の姿を見せてくれました。

このまま港の方へ。私のお出かけブログでも、おそらく登場回数が一番多い「金ケ崎緑地」の近くまでやってきました。
港町敦賀、観光客でにぎわう「赤レンガ倉庫」をはじめとして、付近には他にも多くの倉庫を見ることができます。
こんな古い倉庫も。
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旧敦賀倉庫。こちらは昭和初期に建てられたもの。
庇の屋根の洋風瓦や窓付近の装飾、そのコンクリート造りの外壁などが、近代建築様式なのが特徴です。

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こちらは旧敦賀倉庫の木造倉庫群。
戦後すぐに建てられたものです。

街歩き好きの私にとって、どんな街でも歩くのは好きですが、特に好きな街は?と問われると、やはり江戸末期~明治から開けた港のある街になります。
日帰りで十分訪れることのできる敦賀の街が、そんな街のひとつなのは、自身にとってもとても嬉しいことです。

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しめくくりは金ヶ崎緑地。いつもとは違う角度から。

ここから、発着する連絡船で、多くの人が遠くは欧州を目指して発ち、また日本を訪れました。
そんな、旅人が行き交った敦賀港は、今でもどこか、その空気がどこか残っているようです。

港に佇んでいて今回、特にそう思ったのは、そんな敦賀の街の歴史をみっちりと見て聞いた後だったからかもしれません。



Posted at 2024/06/09 23:23:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記

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