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2025年04月29日 イイね!

【2025年春 遠征記その6】松山散歩 後編

【2025年春 遠征記その6】松山散歩 後編その5 からの続きです。

松山・銀天街のアーケード街から大街道に向けて、食事処を探しながら歩きます。

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正岡子規さんも案内しています。

大街道のアーケードに入ったところ、でしょうか、目に入った天ぷら屋さんで昼食とします。
1人でも気軽に入ることができるカウンター席に落ち着きます。揚げたての天ぷらを順番に出してくれるコースもリーズナブルとあってメニューに迷いましたが、ここは天丼セットに。

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ちゃんと、じゃこ天も入っています。今朝の宿の朝食でもじゃこ天をいただきましたので、昨夜から3食連続。でも、同じじゃこ天でもお店によって少しずつ味わいが違って、それもまた面白いです。

揚げたての熱々、ホクホクのじゃこ天です。他のネタも新鮮な魚介類や地鶏を揚げたてでいただくことができました。「当たり」のお店で大満足。

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ここからは、松山城へ向かう「ロープウェイ商店街」の通りへ。

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緩やかな登り坂は観光客や地元の人たちで大賑わい。
今回からスマホが変わり、クリーンアップ機能を使って人やクルマなどが消去加工できるようになったので、写真では人の姿は少なくなっていますが、実際にはまっすぐ歩けないほどの混雑です。

松山城のある勝山(城山)の標高は132メートル。登城には、ロープウェイ、リフト、そして遊歩道を歩いて登る、の主に3通りの方法がありますが、遊歩道は最初からパス(笑)、天気が良いのでリフトで登ります。

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暑くも寒くもない一番気持ちいい陽気、新緑の中を登るリフトはどこまでも気持ちよく…ただ、写真撮影のときにスマホを落としそうで、慎重にシャッターを押します。

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松山城が見えてきました。黒塗り板張りの城郭は重厚でカッコよく、天守に至るまでの複雑な造りも魅力。好きなお城のひとつで、訪れるのもこれで3回目です。

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天守へ。中は見物客で混雑している中、急な階段を登って場内を見学。

天守最上層からの風景。まずは山の方向
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石鎚山系を望みます。

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次いで海の方向。昨日やってきた防予フェリーの航路あたりでしょうか。

しばらく風景を楽しんだ後、再び急な階段を降ります。最近とみに下り階段で転びかけることが多くなり、慎重に下りていきます。
そのまま下山もリフトで。

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市街地を真正面に臨みながら降りていきます。

スマホは持っていると落としそうなので、何とか1枚だけ写真を撮ったらすぐにしまうのですが、すれ違う乗客をみていると、ほとんどがスマホを普通に片手で持ちながらリフトに揺られています。写真を撮っているのならともかく、画面を見たり操作しているのを見て、落としたりしないか、こちらが心配になるくらい…

心配が尽きぬまま、山麓乗り場に着きました。

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乗り場の前には坊ちゃんとマドンナの像。

商店街を戻ります。一旦電車通りに出て、50mほど先の横道に折れると「坂の上の雲ミュージアム」と「萬翠荘」への入口になります。

14年前の街歩きで「坂の上の雲ミュージアム」は訪れたのですが、「萬翠荘」は未訪のままでしたので、今回はこちらを主目的に訪れます。

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両館の入り口。以前訪れた時には、作中の登場人物、秋山中将の格好を模した守衛さんが立っていましたが、今は通常の制服のガードマンさんでした。しかし、訪れる人ににこやかに挨拶をしてくれたのは以前と変わりません。

萬翠荘(トップ写真)は、大正時代の建築。当時としては非常に珍しい鉄筋コンクリート造りで西欧風の建物は華麗かつ重厚。建物が完全に左右対称ではなく、向かって右側には尖塔を設けて非対称にしているのが好きなポイントです。

名士たちの社交の場としても利用され、皇族方も来県される際には必ず訪問されたとか。

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館内の撮影はOKです。エントランスから続く正面階段と、その向こうのシャンデリア。

14年前と比べると、近代洋風建築により興味が湧くようになった私、前回は外観を眺めるだけだったのですが、今回は内部をじっくりと見て回ります。
天井から吊るされたシャンデリアや絨毯、調度品など、一つ一つがじっくりと見る価値があります。写真撮影用にスマホ立てのある部屋もあり、そこで自撮り写真を撮ったりしながら、ゆっくりゆっくり…過ごしました。

隣接する「坂の上の雲ミュージアム」も久しぶりに訪問します。
入場料を払って中へ。JAF会員ですので料金が割引になります。

ここで閑話休題、さきほどの松山城もですが、JAF会員だと会員証の提示で入場料が割引されます。大体は100円~ほどの割引ですが、適用される施設は多く、全国にまたがります。ですので、使いこなすとランチ代くらいはすぐに浮くので、結構お勧めです。

話は元に戻ります。
14年ぶりですと覚えていないことも多く、こちらも興味深く見学できました。原作ももう一度読んでみたくなります。

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写真撮影OKのエリアで1枚。過去の原作の掲載された新聞がずらりと並んでいます。

さすがに歩き疲れてきましたので、カフェでしばし休憩。
出ると時刻はすでに17時前でした。

夕飯は、昨夜と同じフードコートへ。

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今度は洋風のものが欲しくなり、ハンバーグが載ったカレードリアの夕食に。

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長くそして楽しい1日が暮れようとしています。
まだまだ大賑わいの大街道を後に、市電乗り場へ。

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先にやってきた松山市駅行きをやり過ごし、その後のJR松山駅行き電車に。今度は間違えないように乗ることができました(^_^)v

夕暮れの街を走る電車、車内の座席はほぼ埋まっています。
松山市駅方面との分岐のある南堀端を過ぎたあたりで、はす向かいの席にいた2人連れの女性から「あれ? これは市駅に行かないの?」「JRの松山駅に行くんだ、間違えちゃったね」などと話しているのが聞こえてきました。
地元の人らしき風体ですが、やはり乗り間違える人は多いのでしょうか。

「仕方ないな、このままJRまで行こうか」そんなことを話している彼女たちを乗せながら、電車はやがて、JR松山駅前に到着しました。
松山市駅前の喧騒ぶりに比べると、JR松山駅はまだ落ち着いた雰囲気。

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2日目の松山の夜、最後の目的地は、自宅へのお土産を購入するため松山駅構内の商業施設へ。

こうして、久しぶりの松山市内街歩きを堪能しました。こういう遠征ですと、スケジュールの関係もあって、街から街へ足早に移動しながらの街歩き、という行程がどうしても多くなりますが、このように1つの都市に1日滞在してみて回るのも良いものです。今後は、できればこういう行程ももっと組んでいきたい、と思いました。

その7 に続きます。
Posted at 2025/05/05 11:16:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記
2025年04月29日 イイね!

【2025年春 遠征記その5】松山散歩 中編

【2025年春 遠征記その5】松山散歩 中編その4 からの続きです。

翌4月29日、松山市内の宿で気持ちよく目が覚めます。朝から良い天気。

この日は他の街への移動はありません。丸1日松山市内に滞在です。

宿でゆっくりと朝食の後、チェックアウト。もう1泊、松山に宿泊ですが別の宿を取っています。
清々しい空気の中、市電乗り場へ。旅先で朝の一歩を踏み出す、この瞬間がたまらなく好きです。

電車通りへ。
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坊ちゃん列車がお出迎え。「シュッ、シュッ」という音を立てながら軽快に走っていきます。

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次の電車を待ちます。本日最初の目的地は、JR松山駅。

やってきた市電に乗り込みます…が、乗り込んだのは松山市駅行き。こちらは松山駅に行きません。路線図が頭に入っていないうちに乗り込み、乗った後で気が付いたのですが後の祭り。

松山市駅まで行ってしまうと遠くなるので一つ手前、南堀端の電停で降りてJR松山駅まで歩きます。歩いても知れている距離ではありますが、この日は結構歩く予定なので、本当は歩数を節約しておきたかった所、やむをえません。

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歩くこと約15分、「松山驛」に到着。

ここを訪れたのは、翌日の切符を買い求めることと、この日泊まる宿に荷物を預けること。翌日は出発が早いので、大街道に近い最初の宿ではなく、JR松山駅に近い宿を予約していた、という次第です。

まずは駅へ。駅舎に入るも既に使われておらず、そのまま中を素通りしてしまいました。
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昨年、松山駅は高架化されて、それとともに旧駅舎や地上ホームなどは撤去される予定、とのこと。

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左側が旧地上駅の時のホームと跨線橋。右側が新装なった高架駅の駅舎。

三角屋根のレトロ感いっぱいの駅舎や、古き良き国鉄時代のターミナル駅の名残を残す、堂々としたホームや跨線橋が無くなるのは寂しいです。これまでは車で訪れていたので、旧駅舎時代の松山駅に降り立ったのは30年以上前に訪れた1回きりでした。できればあと1回は降り立ってみたかったです。

機能的で真新しい駅舎で切符を買い求め、首尾よく宿に荷物を預けることもできて、いよいよ街歩きに出発。

市電乗り場へ。
市内電車の路線は、松山城をグルリと囲む環状になっていて、松山市駅方面と道後温泉方面の路線、それに本町六丁目方面の路線がそこから飛び出ている格好。松山市駅や道後温泉へ行く環状の南側は今日もこの後乗る予定ですので、未乗の環状線北側、古町、鉄砲町方面へと乗ることにします。

以前、14年程前に街歩きで訪れた時には、400円の1日乗車券で巡りました。しかし、今はバスもしくは、前日乗った郊外電車と市電との組み合わせによる1日乗車券になっていて、運賃も1900~2000円、しかも、専用アプリを入れての決済によるモバイル使用で、紙製の乗車券は発売されていない、とのこと。

ただ、交通ICカードは全国のものが使えて、しかも現金支払いより割安になっています。ということで今回は1回ずつICカード(モバイルSuica)利用で巡ることにしました。

発車すると、最初は路面を走りますがすぐに専用軌道に入ります。
家々の軒先をかすめるようにゆっくり、しかし軽やかに走ります。郊外線との乗り換えとなる古町駅以外は1両分の低くて小さなホームだけの駅に丹念に停まりながら、進んでいきました。乗客も普段着の人たちばかり。自分も前からの住人のような顔で、リラックスして乗ることができます。

再び路面を走りだす上一万の電停で下車。数百m先の「道後公園」まで歩いて向かいます。

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再び「坊ちゃん列車」と遭遇。乗務員さんが中から手を振ってくれていました。

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愛媛県民文化会館。ちょっと、というかかなり目を引くデザインです。

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道後公園。道後温泉の少し手前にあります。観光客はやはり、そのまま道後温泉街に行ってしまうのでしょうか、ここは市民の憩いの場、といった感じです。

看板にもありますが、ここは松山城ができる前、戦国時代にこのあたりの本拠地であった、「湯築城」の城跡でもあります。

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その湯築城時代の歴史や資料を見学できる資料館がありますので、まずはここを見学。

入場は無料、中にはボランティアさんが数人いて、訪れた人に資料の解説や案内をしてくれます。他にも映像コーナーなどもあって、大きくはないのですがなかなかの充実ぶり。

映像コーナーで解説動画を視聴。湯築城は南北朝時代に築城され、以降、伊予の国守護の河野氏の居城となります。河野水軍という水軍を持ち、戦国時代は土佐の長曾我部氏と争い、そして豊臣秀吉による四国侵攻を受けて城を明け渡した、とのこと。
こうして、戦国時代以前の伊予国の歴史も勉強することができました。

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帰り際に、ボランティアさんから「お土産に」といただいた折り紙。河野氏の家紋が入っています。

新緑が豊かな公園内を歩いた先は、もう道後温泉の温泉街が目の前でした。

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お馴染み、道後温泉本館を側面から。正面は観光客が多すぎて撮っていません。

時間はあるし、ひさしぶりに本館の温泉でも入ってみるか…という気持ちが頭をよぎりますが、ここで入浴したら湯あたりで動けなくなる(経験あり)かもということで、

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脇にある「玉の石」右手の手水鉢から湧き出る温泉を、少し手につけて温めるにとどめます。

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小路を抜けると、道後温泉商店街のアーケードに。お土産物屋さんが軒を連ねています。
みかんジュース専門店がありましたので、そこで一服。

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色々な種類のみかんジュースがありましたので、いちばんオリジナルなものを選択。
暑いくらいの陽気の中歩いてきた身には、冷たいジュースの美味しいこと!
これで元気を取り戻します。

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道後温泉駅まできました。ここから市電で戻ります。

新型車両も多い松山の市電ですが、ここから乗ったのは昔ながらの車両。

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木製窓枠が渋く光る車内にも「ポンカン」がいっぱい…

ガタガタ、ゴロゴロ、と市電は進みます。この走行音と振動が市電ならではで、乗っていて嬉しくなってしまいます。
まあ、観光客として乗るのならこの旧型ですが、ずっと住んでいて日常の足に使うのなら新型の方が快適で良いでしょう。

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松山市駅に到着。
相変わらず賑わっています。

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反対側を向くと、銀天街の入口。

時刻はすでにお昼前、ということで、まず街歩き午前の部は終了。
良さげなランチのお店を求めて、アーケードの雑踏の中へと消えていくのでした。

その6 に続きます。
Posted at 2025/05/05 02:00:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記
2025年04月28日 イイね!

【2025年春 遠征記その4】松山散歩 前編

【2025年春 遠征記その4】松山散歩 前編その3 からの続きです。

夕刻の松山三津浜港に降り立ちます。

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人もクルマも少なく、静かな三津浜港。

最寄り駅の、伊予鉄道(伊予鉄)三津駅までは1㎞少々。道端に立つ道しるべを頼りに歩き始めます。

この道すがらが、意図せず非常に良い街歩きになりました。
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味のある小さな個人商店や旧家の続く小路。飲食店や一般家庭の夕飯の支度なのでしょうか、美味しそうな香りもしてきます。

街の風景を楽しみながらゆっくり歩いていると、最初に想定していた電車の発車時刻はとっくに過ぎていました。

かわいいレトロ駅舎の三津駅に到着します。
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ホームで電車を待ちます。
地元の人たちが数人、電車を待っていました。こういう街の郊外を走る私鉄のこじんまりとした駅の雰囲気も好きです。

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ほどなくして松山市駅方面横河原行きの電車が滑り込んできました。車内は、通勤通学帰りの乗客がほとんど、まさに日常の風景です。

松山市街地に入ってビルやマンションが目立つようになり、明りも多くなってきました。JR松山駅に近い大手町駅からは多くの乗客が乗り込み、賑やかになります。

次の松山市駅で下車。本日の宿泊地です。

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松山市駅前は大賑わいでした。さすが、百貨店や繁華街が集積する市内の中心地です。
松山を訪れるのは、この時以来ですからちょうど10年ぶりです。

一旦、宿に向かいチェックインの後、荷物を置いて身軽ないでたちで夕飯&夜の散策で再び街へ。

大街道のアーケード街を歩きます(トップ写真)

松山市駅の東側に広がる大街道、銀天街といったアーケードも、普通に都会の人通りです。
結構空腹状態なので、よさげな食事処を探してまわります。

大街道から銀天街あたりを横道も含めて見て回りますが、よさげなお店はあっても混雑していたり…で迷いながら歩き回ります。
いったん電車通りまで出て、何気に百貨店の横の道を入ると、1階フロア内にフードコートを発見。中には地元料理やお寿司を出すお店、ここしかないクラフトビールのお店など、よさげなお店が揃っていて、しかもフードコートですからそれぞれのお店で注文した料理を中央のテーブルで好きにいただけるスタイルです。これは良い!とここで決定。

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まずは地元産のクラフトビールにナッツのおつまみをつけて、ひとり乾杯!!

お腹に沁みわたるビールの気持ちよさを楽しんでいると、しばらくして別のお店で注文していた料理が完成!の呼び出しブザーが鳴ります。

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愛媛といえば…の鯛釜めしとじゃこ天、お酒も愛媛産芋焼酎!

時刻は20時過ぎで、フードコート内もそこまでお客さんは多くありません。
ゆっくりとお酒と料理を楽しみます。

程よく酔いがまわってきたところで、食器を返して外へ。宿に戻りつつの夜の散策です。

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…こうして、松山の夜は更けていきました。

その5 に続きます。

Posted at 2025/05/04 22:05:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記
2025年04月28日 イイね!

【2025年春 遠征記その3】防予航路を行く

【2025年春 遠征記その3】防予航路を行くその2 からの続きです。

柳井駅からは岩国行きの列車に乗り、1駅戻った柳井港駅にて下車。
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こじんまりとした柳井港駅を出て、目の前を走る片側2車線道路のR188を横断すると、その向こうに柳井港のフェリーターミナルがあります。

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ここからは、柳井(周防国)と四国松山(伊予国)を結ぶ、その名も防予フェリーの他、平郡島や祝島といった瀬戸内海の島々を結ぶ航路も出ています。(今回のタイトル「防予航路」は私の造語で、フェリーが辿る航路を取り上げたかったので、あえてこう呼びました)

そう、今回はここから、防予フェリーで四国へと渡ります。

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松山行きの出航までは、まだ1時間以上。乗船チケットの販売は出航30分前から、ということで窓口もまだ閉まったままです。

当初、柳井で次の列車まで1時間待つか、1本前の列車で行って柳井港で1時間待つか迷いましたが、柳井の街歩きで見学できる施設が月曜休館で、街歩きだけだったので予想以上に早く駅に戻ったことと、ならば天気も良くなってきたし、港で海をぼーっと眺めながら待つのも悪くないか…ということで、1本早い列車に乗ってやってきた次第。

そのまま、真正面に桟橋が見える待合室で佇みます。

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左側は平郡島方面へ向かう発着場。松山行きは右側の桟橋から発着します。写真は出航の時に外に出て撮ったものですが、待合室からもずっとこの光景を眺めていました。

しばらくすると窓口が開きます。チケットを買っていると、沖合から一回り大きいフェリーがやってきて接岸。こちらがこのまま折り返して松山・三津浜港行きとなる防予フェリー(オレンジライン)です。

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案内に従って乗船。

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客席に落ち着きます。真正面の窓からはこれから進む瀬戸内の風景が広がっています。

定刻に出航。
航路は周防大島との間の「大畠瀬戸」を通過します。日本三大潮流(諸説あるようですが)の一つにも数えられることのあるくらいで、流れが速く、また潮の満ち引きによって流れの向きが変わるという、一見穏やかな海に見えますが、実際は非常に複雑な流れになっている海域です。

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本州側。さきほど乗ってきた山陽線の列車も見ることができます。
砂浜がすぐ近くに見えて、一見すると遠浅の海なのにこんな大きな船がよく航行できるなあ、と不思議に思ってしまいます。

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久しぶりの船旅にワクワクしているせいか、子供のように船内をあちこち「探検」

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周防大島を結ぶ「大島大橋」の下を通過。

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柳井~松山間の所要時間は2時間30分。大小さまざまの島の間を縫うように航海が続きます。

ちなみに居合わせた乗客は2~30名ほどで、非常に空いている船内。
先ほどの客席の他、ラウンジ風のテーブルとソファが置かれたエリア、そして床張りで横になれる船室、さらには↑↑↑の写真のように、外で海風にあたりながらゆったりとくつろげる長椅子もあり、ということでそれぞれ乗客たちも思い思いにくつろいでいます。
私もしばらくは、座席でうつらうつらしながら過ごします。

出航して1時30分ほど経ったころ、再び甲板へ。
陽がだいぶ傾いてきました。
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傾いた陽光が海を照らし、海面に光の道ができています。
今回の行程で、あえてこの時間帯の便にしたかったのは、これが狙いでした!

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海に沈む夕陽が好き&瀬戸内の海が好きな私にとって、瀬戸内の海から見る夕陽というものは、+2ではなく、×2…いやそれ以上にも相当するものです。
これまでも旅先で感動する風景を私なりに見てきましたが、ここから見た風景は、間違いなくこの先もずっと忘れないことでしょう。

やがて、真正面に松山の街並みが見えてきました。まもなく到着です。

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定刻、松山・三津浜港に到着。
2時間30分があっという間の船旅でした。

その4 に続きます。


Posted at 2025/05/04 00:17:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | 船旅 | 日記
2025年04月28日 イイね!

【2025年春 遠征記その2】柳井散歩

【2025年春 遠征記その2】柳井散歩その1 からの続きです。

次に訪れる街は、山口県の柳井市。
瀬戸内海と山陽路の水陸の要衝として中世から栄え、江戸初期には岩国藩が商人町として整備したことで商家が軒を連ねていた、歴史ある街です。

岩国駅から山陽線をさらに西へ。普通列車に揺られること40分弱で、柳井駅に到着。

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柳井駅の駅舎。少し大きめの街の玄関口らしい駅舎ですが、窓口はカーテンが締められ、駅員の姿は見えません。無人となる時間帯があるようです。

どうやら雨はやんだようで、張り切って街歩きに出発!

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駅からまっすぐに伸びる「麗都路(レトロ)通り」を歩きます。

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オルゴールの館「グリム」。30分おきに音色が街に流れます。

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柳井川にかかる橋を渡ると、その先に白壁の家が続く通りへと続きます。

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旧周防銀行本店。「商都」らしくこのように銀行の本店も置かれていました。今は街並み資料館と柳井出身の歌手松島詩子資料館になっています。

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軒先に「金魚ちょうちん」を付けた家並みが続きます。

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柳井市独自の民芸品である「金魚ちょうちん」。
青森の「ねぶた」がモチーフともいわれ、子供たちのために作られたのが最初と言われています。いまでは柳井市のあちこちの家々で見かけることができます。

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こちらの左手の白壁の建物は美容室です。
地域の人たちが、街並み景観を維持しながら普段通りの生活をするのは大変と思いますが、その努力に敬意を表しつつ、ゆっくりと歩きます。

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佐川醤油蔵。独自の製法で醸造される「甘露醤油資料館」にもなっています。

中では醤油の製造工程を見られたり、お土産用の醤油や醤油を使った調味料や食品などが販売されています。

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ここでおやつとして購入したのは「甘露しょうゆジェラード」。
醤油の製造に使っていた道具が展示されている横でいだだきました。

ほんのりと、しかし味わい深い醤油の風味が口の中に広がります。醤油の香りがする館内でいただく醤油のジェラード、ほっと息をつける美味しさでした。

すぐ横では、「金魚ちょうちん」作りの教室も開かれていて、若い子たちでなかなか盛況です。ここまで街歩きをしていて、高校生くらいの若い子たちのグループが目立ちました。民芸品店やお土産屋さんなども彼等彼女等で混んでいます。私服姿ですが、おそらくどこかの学校の修学旅行とかでしょう。

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柳井川に通じる小路。各商家の奥行きの深さがわかります。

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こちらも甘露醬油の醤油店。

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白壁が続く街並みを堪能します。

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柳井川にかかる橋から白壁の街並みを望みます。

初めて目にした柳井の街並み、美しい白壁で統一された家並みが数百mにも並ぶさまは壮観で、古い街並みがお好きでしたら訪れる価値は十分あると思いました。

駅に戻ります。

駅では、先ほどまで街並みを歩いていた高校生たちが集まって大賑わいでした。おそらく数百人はいるでしょう。

「〇〇高校の皆さん、順番に改札から〇番線に向かってください」…そんな放送が聞こえてきます。どうやら貸切列車を1本仕立てているようで、さっきはいなかった駅員が数人で整理にあたり、高校生たちが整然と真ん中のホームに停まっている列車に乗り込んでいきます。私は落ち着くまで待合室でしばらく佇むことに。

やがて、みるみるうちに駅舎と駅前にいた大集団がいなくなり、学生たちを満載した列車も発車していきました。

駅構内は静寂だけが残ります。先ほどまでいた駅員も、いつの間にかいなくなっていました。

改札を通ってホームへ。モバイルSuicaを当てると、自動改札の開く「ガチャン!」という音だけが静かな駅舎内に響きます。

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3面のホームがある広い構内ですが、乗客の姿はまばらでした。

その3 に続きます。


Posted at 2025/05/03 15:51:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記

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何シテル?   09/21 11:22
ルーミーやハスラーで行く、ドライブラリーと下道ドライブ、1泊や日帰りの街歩き小旅行、更には日常生活で興味のあるお話などなど、ブログで細々と綴っていきます。 ...
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