先日の
Su-7に続いてMPMのFH1-1ファントム、SwordのF2H-2バンシー、アカデミーのF2H-3バンシーが完成しました。名機ファントムⅡに続くマクドネル艦載戦闘機の元祖です。
簡易インジェクションキットの中でも初期の製品のようなファントムは、筋彫りこそ凹ですがいたってアッサリしたキット、同じ簡易インジェクションでもF2H-2バンシーはカラーエッチングやレジン製のパーツも入った、ディテールに拘ったキット。逆にF2H-3バンシーは通常のインジェクションだけどいかにも「仕事」で作ったような熱意の感じられないキットと、三者三様でした。いつもどおり、いや、いつもにも増して手待ち手戻りが多くて非効率な工作で、途中で投げ出しそうになったこともありましたが、なんとかフィニッシュまで持ち堪えられました。
このところ現用機やジェット機が続いているので、次は大戦機に戻ります。
MPM1/72のファントムです。
キットは初期の簡易インジェクションらしく、いたって大味でした。
先に作ったXFV-1と同様、キャノピーは塩ビ絞り出しです。が、フィッティングは意外なほど良好でした。
双発ジェットの平凡なスタイルに見えますが、F-15まで続くマクドネルの設計理論を最初に具現化した機体です。
ファントムの発展型であるバンシー、こちらは初期型、Sword1/72のF2H-2です。
キットは同じ簡易インジェクションでも表面のモールド、レジンやエッチングを含む繊細なディテールと、拘り抜いたキットです。
ただ、その熱意に技術が付いていかず、各部のフィッティングは劣悪、削り合わせなしで付けられるパーツはゼロでした。
それでも組み立ててしまえばモールド、ディテールの良さが引き立ちます。
バンシーの中でも後期型、アカデミー1/72のF2H-3です。
胴体がストレッチされ、見違えるほどスマートになりました。
ミッドナイトブルーで3機揃えようと思いましたが、デカールにド派手なマーキングしかなかったので、これだけガルグレイにしました。
通常のインジェクションですがモールドはいたってアッサリ、熱意の全く感じられないキットでした。

Posted at 2016/10/23 00:03:19 | |
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