天山の次、F-94が2機完成しました。
サブタイプはB型とC型、とは言えC型には当初F-97のナンバーが振られたくらい、両者には違いがあります。機銃を武装としたB型とロケット弾を武装としたC型で、さらに今回作った後期型は主翼前縁にもロケット弾ナセルを装備しています。
キットはB型がSwordでC型がEMHER。サブタイプ違い、キットメーカー違いの造り比べです。
F-94B Sword
お馴染み?東欧の簡易インジェクションキットですが、その中でもSwordのキットは比較的パーツの精度が良く、作り易い感じです。
コクピットにはカラーエッチングのパネルがどっさり、いつもなら「大きさが全然違うじゃん」となるんですが、今回はそれがなくてスンナリ組み立てられました。胴体と主尾翼の合わせもそれほど酷くなく、ごく少量のパテとサンディングでカタチになります。
塗装は濃淡グレー下塗りの上にクレオスのスーパーファインシルバーを吹く、いつもの手法です。
マーキングはキットの指示の一番目、シャークマウスが勇ましいモノを選びましたが、意外に複雑な面でできている機首にこのデカールを貼るのはかなり無理があり、切れ目を入れたりタッチアップをしたりでガタガタです。





F-94C EMHER
こちらは正規インジェクションのようですが、モールドや面の平滑性などSwordと比べると手作り感満載です。話によるとEMHERはマッチボックスに関わっていた人が立ち上げたメーカーだとか、おおらかなディテールやモールドの雰囲気を見ると確かに似ているような。
コクピットには一応シートと計器盤はありますが、計器のモールドもデカールもなし。そんなに古いキットかなぁ?
胴体と主尾翼の合わせはSwordと同程度、これ、ほんとに正規インジェクション?
塗装はF-94Bと同じで、工程も同時進行で進めました。が、その後のマーキングで大差が。 Swordはいつものフィルムが薄い良質なデカールでしたが、こちらは古いイギリス製キットによくある、硬いフィルムのデカールの上に重ねた薄紙が貼り付いてしまった状態でした。
水に漬けた状態で綿棒で擦ってから貼りましたが、乾いたら表面に紙の繊維がどっさり。もう一度水をつけて、今度はピンセットで擦ってやったらある程度取れましたが、どうにもスッキリとはいきませんでした。






Posted at 2025/11/17 22:31:32 | |
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