助手席側ドラシャブーツ交換

先日、左右ドラシャブーツ交換を計画するも、eBayで取り寄せたドラシャブーツセットが適合しないため、グリース入替で終了。

その夜、eBayで適合ドラシャブーツを注文したものの、寸法図を眺めて気付いた。

インナー（E/G側）の大径側が真円ではないため適合しないと思っていたが、アウター（ハブ側）の2個は、再購入したブーツと同じサイズある事に。

そんな訳で、助手席側のドラシャを分解してブーツが適合するのかを検証するために作業を開始。

前回と同じ作業を繰り返し、ドラシャを摘出。

今回はハブ側ブーツ取り外しも必要になるため、E/G側ボールレースのCリングを取り外してインナーレースも取り外し。

取り外し前に、シャフトとレースにポンチでマーキング。

取り外したインナーとアウターのブーツはNTN製でMADE IN USAのロゴ付き。

新品ブーツと比較すると、経年による変形はあるもののドンピシャサイズ。

なんだ、使えるじゃない。

という事で、再注文のブーツを待たず、助手席側は先行してインナー、アウター共にブーツ交換を実施。

今後のために、ドラシャシャフト径、ケース径を測定して記録。

この後、アウター側ブーツを組み付け、その後、インナー側を組み付け。

ブーツ内に余計な空気が残ると熱膨張でよろしくないため、エア抜きしつつカシメ。

インナー側は伸縮機能を考慮して最長と最短の位置を確認しつつ、程良い状態にしてからのカシメ。

組み上げたドラシャ。

ブーツバンドは、新品ブーツキットに同梱されていたカシメタイプを使用。

いずれは亀裂が入るとは思いつつ、延命するために作業の都度ラバープロテクタントを噴射してはいたものの、新品ブーツと比較すると経年ブーツは柔軟性が桁違いで、プラスチック化が進んでいる。

運転席側も届き次第、交換作業を行おう。

ブーツを破損しないように注意しつつデフケースへの差し込み。

取り外し前にポンチしておいた位置に合わせたものの、前回とは違い入り辛い。

ハンマーで軽く打撃したところ、スルっと入った。

前回は手抜きしてクレビスをショックから抜かずにドラシャの出し入れを行ったが、今回はクレビスの抜き取りを実施。

クレビス抜き取りによりドラシャの出し入れは格段に楽になり、ブーツを擦る事無く取り付け完了。

上部　122Nm
下部　169Nm

車両前方から撮影。

ブーツ端部の肉厚が増加した影響もあり、アウターのケース側ブーツバンドカシメ部分とナックルとの隙間が3mm程度となった以外は差異は無し。

リジットラックに上げているため、画像のドラシャはハブ側下がりですが、１Ｇでは水平状態。

倉庫の２インチリフトアップパーツを着けて雰囲気変えてみたいものの、CVの事を考えるとつける気にならず。

この後、リアデフのオイル交換を開始。

前回アッパーアームボールジョイントの分離に手こずったため、JTC製のプーラーを購入。

やはり、しっかりした価格の製品は造りも使用感も安心。