• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2011年12月14日

ダイハツ、推定1977年のカタログから

ダイハツ、推定1977年のカタログから 大掃除の時季である。

勤め先の地下倉庫のゴミの整理手伝いをを買って出て、
廃棄書類の山のなかから
こんなものを、つい見つけてしまった。






中から出て来たのは、小川知子のシャルマンだぁ。



懐かしいなあ。10才若い方には、ピンと来ないが小川は調べると
1949年生まれだから、この頃はいくつだったのだろう。
ヒット歌手として活躍したのは昭和42、3年頃だった。



自動車カタログに、この時代は「何年何月現在」と記載されていない。
価格の上昇が、物価と同じで、予期できない時代でもあったからであろう。
おそらくはシャルマンが出て来たのは、石油ショックのあとだから、
昭和50年代の前半も初期の頃。



年代を推定するのに、今回軽自動車の排気量変更の事実が役に立った。
これは、曖昧に記憶していたのであるが、1970年頃を最初のピークを迎えた
360ccの軽自動車は、やがて売れ行きにも頭打ちを迎えた。
理由はいくつかある。
国民の生活が向上し、贅沢になるのに「軽」はあまりにショボかったことがある。

新モデル開発で、一時期はメインのファミリーユース以外に、各社がずらりと別設定の
ボディを新造したスポーツモデルを出していた時代がある。
ホンダはZ
ダイハツはフェローマックス・ハードトップ
スズキはフロンテクーペ
三菱はスキッパー
やらなかったのは、堅実路線のスバルとシャンテで後発復活したマツダだけだ。

この競争は、買う方にはウレシいチョイスだったが、各メーカーが体力消耗して
数年でラインナップから消えた。
本格のフロンテクーペ→セルボを維持したスズキは、根性のある会社であっただろう。
軽の排気量が大きくなった理由の最大は、安全基準の向上と、排気ガス対策で
各自動車がパワーダウンを余儀なくされたことがある。



軽自動車のプレートが、小型の360cc時代の物から、現在の標準サイズ、黄色い物に
なったのが、昭和50年(1975)年1月で、排気量が550ccまで可能になったのが
昭和51年(1976)年1月からである。
可能と言ったのは、各社は本格的な新エンジンの開発が間に合わず、ボアアップなどで
いったん、「500cc」という時期が少しの間、あったのである。
このカタログを読むと、550とあるので、軽の規格変更もようやく落ち着いた、
1977年かと推定したのは、そのためである。
しかしよく見ると、軽商用車のハイゼットは、360cc時代の幅の狭いボディのままだと
いうのが窺えて興味深い。

さてこの封筒の中には、こんなパンフレットも入っていた。
ダイハツの企業案内、紹介である。



この表紙の安物のペンションのような建物の前に、最新のモデル、シャルマンが誇らし気に
並べられている。

中を見ると、仲雅美かウルトラマンの団次郎のような前髪カットをした、工芸デザイナーが
得意げに仕事中である。楽しいね♪



この会社案内1枚送られて、入社を希望した若者も、そろそろ定年を迎えていることであろう。
もうとっくに違う世界に行かれた方もあるかもしれない。

福利厚生をうたったページと写真。
この中にある右下の端から2つめの「健康保険会館」はまだ阪急池田駅の南側に
残っているが、古さは隠せない。この頃は最新の、自慢の施設であったのであろう。



最後の裏表紙は、またミス・シャルマンの小川に登場してもらおう。
小川知子は広島市生まれで、血が繋がっていないが、秋山という家系に繋がる
遠い遠い親戚ではないかということを、母に聞いたことが有る。
もう確認する術も無いのだが、調べてみるとシャルマンと小川に着いて
濃く語っているサイトも発見した。時間があったら見てみてください。



大掃除の手を止めさせてしまい、大変失礼いたしました。





ブログ一覧 | うんちく | クルマ
Posted at 2011/12/14 12:57:02

イイね!0件



タグ

ブログ人気記事

70000kmキリ番ゲットしました☆
@Yasu !さん

懐かしクルマシリーズ:トヨタ アン ...
ひで777 B5さん

百里基地祭の写真を追加しますPar ...
isshhiiさん

コレで十分☝️
伯父貴さん

必殺仕事人( ˙-˙ )౨ダッシュ ...
銀二さん

1206 11月20日 株式会社 ...
どどまいやさん

この記事へのコメント

2011年12月14日 14:53
小川さん可愛いですね。
幼心に残っているのが『夜のヒットスタジオ』で歌って(何の歌かは覚えてませんが…)いる途中で泣き崩れて歌えなくなり前武さんと芳村真理さんが支えてたのを覚えています。

当時付き合っていたレーサーの福澤諭吉の曾孫さんが事故で亡くなった日だった事を、大人に成って知りました。

この話題も誰もわからないかも…(爆)
コメントへの返答
2011年12月15日 8:14
そのシーンのエピソードは、ウイキに書かれていますね。
福沢のことは、没後に知りましたが、これも一度書いてみたい人物です。

小川知子は推定28歳というところですね。(笑)
ツボにはまったコメント、感謝です。
2011年12月14日 16:03
さすが、ダイハツのお膝下ですね・・・!?

こんなレアなカタログがまだ存在してるなんて・・・?^^;

こういうの、マニア?にだったら、ネットオークションとかで値段が付くかも・・・・?(~_~;)

まあ、そんなに¥お高くはならないでしょうが・・・・?(笑)
コメントへの返答
2011年12月15日 8:18
オークション、職場の若い部員も、同じ意見でした。

でもゴミとはいえ、ohryoにならないかしら。

こうやって、ネットの皆さんと楽しめる方が、私は有効利用だと思います。

2011年12月14日 22:48
こんばんは。

シャルマン、シブい!
二十数年前、近所の先輩宅にこのシャルマンがあった。
当時は、何それ!?的だった。カローラの従兄ですか、、、

ハイゼットは、オバQのドロンパみたいで、
楽しいマスクでした。
コメントへの返答
2011年12月15日 8:23
そうなんです。
シャーシがカローラ20か30系で、リヤはまだリーフサスなんですよ。

私は当時からこれに、レビンの2TーGを積んで、そこら辺のクルマをブッチギリたいという、ミョーな願望がありました。

で、「このやろー」と追っかけたナマクラスポーツカーの前に降りて来た、おねーさんが、言うセリフは、決まってますね。
ハイ、皆さん一緒に
「ウィ、、、、、、」
2011年12月15日 9:44
カタログを見つけた途端、大掃除そっちのけで、大興奮でカタログに熱中しているkotaroさんの姿が目に浮かぶようです(笑)
コメントへの返答
2011年12月15日 15:42
当時のCMモデルは、小さなクルマから順に
フェローマックスが、小鹿みき
シャレードが、セーラ・ロウエル
シャルマンが、小川知子でした。

当時の大阪電通とダイハツの担当者と社長の、単なる好みの人選だったのでしょうか?
2012年12月1日 16:00
いやぁ、イッキに見てしまいました。初めて見るアイテムばかりです。これは貴重な資料ですね。イメージ女優は、ふくよかな感じがする人が多いですね。
コメントへの返答
2012年12月2日 2:08
ご感想、ありがとうございます。
僕は、初代シャレードのCMモデルのセーラ・ローエルの印象が、強いです。

後は小鹿みきかな。

国産車の中で、ネイティブ性の話題の最も強い会社です。

MAZDAは垢抜けて、広島を意識しなくなりました。

プロフィール

「やっぱり。言わんこっちゃない。「トヨタ、センチュリーを独立ブランドに クーペ開発でラグジュアリー市場拡大」https://x.com/i/trending/1977788758218219921
何シテル?   10/14 09:32
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/12 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

リンク・クリップ

趣味とかその対象はどうなっていくのか 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/01 18:15:22
タイ製L70ミラ・ピックアップのすべて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/02/22 10:52:34
春の1200kmツーリング・中国山地の尾根を抜けて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/05/11 05:49:46

愛車一覧

ホンダ スーパーカブ50 プロ ホンダ スーパーカブ50 プロ
中古のスーパーカブを買いました。 原付に乗るのは40年ぶりです。
フィアット 850 車の色は空のいろ。 (フィアット 850)
2016年10月、三年半かかった車体レストアが完了し戦列復帰、その後半年、また以前のよう ...
プジョー その他 26インチのスポルティーフ (プジョー その他)
高校の時から乗っているプジョーです。1975年購入。改造歴多数。数年前に自力でレストアし ...
シトロエン ベルランゴ ゴールデン林檎 (シトロエン ベルランゴ)
還暦過ぎて、最後の増車?!。 見たこともなかった人生初のRV車を、九州生活のレジャーのお ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation