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イイね!
2018年06月06日

たられば方法論

たられば方法論 数年前に若い人と、歌謡曲研究会みたいなことを
試みたことがあった。

盛り上がりましてねー、
結局何も生まなかったみたいだったけれど、
一時は、モノホンの元アイドルを、呼べることが夢、
みたいな興奮に包まれたことが、あった。


新しい時代というのが、必ず来ていると思う。

そこで21世紀の中盤に向かって、何ができるようになったのかは、
AI(人工知能)の進展と言う「お題目」ばかり、新聞やニュースで、
連呼されているが、いまひとつ親近感が無い。

私は技術、テクノロジーの進化の仕方の中に、一定の法則性を
見つけるのが好きだ。

前回の投稿で、若い人が、生まれる前のことや、それに近い文物に
興味を示し、自分たちの「嗜好」に取り入れることを書いた。
これが、従来ならアナクロとか懐古趣味といった、言い切りで終わったのと
どこが違うのか。

技術サイドから見てみよう。

オーディオ装置が発達してブームになった時代は、1960年代後半から80年代
だった。そして90年代移行は、マイコンからパソコンになって発達した
コンピュータ技術が、樹木の周囲に生えて、音響や音源の範疇も取り込み
始め、今は一部はボーダレスや一体になったことは、わかるであろう。

音楽は今や、スマホの中でyoutubeで見たり、その前はiPhoneの土台と
なったiTuneが、音楽の使い方革命に大きく貢献をした。

この時に日本のメーカー、ソニーやレコード版権を持つ会社等は、
身構えて、知材の権利が失われる「防衛」ばかりに走ってしまい、
完全に、ユーザーの方を向くことを忘れて奔走し、今日の落日を迎える
結果となったことは、教訓だと思う。





いまは、“ネットサーフィン”の時代は終わり、「テクノロジー縦断(サーフィン)」の
時代が来ていると、私は思う。
とりわけ、「タイムマシンの時代」に近いと思うのは、従来の記録メディアは、
音楽だけ、オーディオソースだけの再現性に優れて発達して来たが、
今は、自室のパソコンの画面で、過去の出来事も動画が残っていると
かなりリアルな体験が出来るようになった。

VRの発展により大きく変わったのは、過去のものに対するアプローチの方法論
だと思うし、逆に過去のものの再現性が、ぐっと現実に近づくという、奇妙な
「現象」が起こりうるようになってきた。
奇妙なは、そろそろ取れてもいいのではないか。



1978年4月の「キャンディーズさよならコンサート」を、私は行けないので
九州の家のテレビの前に座って、カメラで「歴史の瞬間」を何枚かフィルムに
写している。
こんな、当時は無力な少年の行為も、今では探せば動画で見ることが出来て、
「40年の時空間」は、あっという間に、遡れる感動を、何と言ったらいいのであろう。

                ◇

私は、これからはトランステクノロジーの時代が、来るのではないかと思う。



これは、子どもの時に写して、出来上がりのあまりのひどさに落胆した写真の
1枚であるが、「ぶれ」には法則性があるのだから、一個一個の粒子の
“間違った”動きを定点に戻せば、きっちり被写体の再現できた写真が復元できる
のでは?と、当時から空想していた。

今やVRの技術で、モノクロ写真を色感豊かに「カラー化」することは
近年の進歩で可能になった。

                 ◆






これは、1985年にワーナーパイオニア/サンミュージックからデビューした
橋本美加子というアイドル歌手の、当時の映像である。

WPだから明菜のお金があって、事務所も良かったから、そこそこ良いスタッフで
売り出して、結果的には失敗したが、歌唱力もあり、“アイドル性”が無いのが
今見ても判るが、私も忘れてしまっていた、歌手の一人であった。

実はその前に、こっちを偶然見つけて、驚いた。





近年の撮影と思われるが、「とっくに歌手を辞めた」本人が、街角のカラオケ
ボックスで、自分のアイドル時代の歌を見つけて、悦にいって歌っている。

しかも、現役時代より、いきいきしていてうまい。

さらに本人が、こんな動画を公共の場にアップしていることに気付くと、
なんともオモシロイ時代になったと思ってしまった。



私が考える新時代の趣味(アソビ)というのには、例えば不可を可能にしてくれる
こと=ドラえもんタイプの空想だが、


昔アイドル歌手が好きだった。

音楽に合わせて演奏したり、カラオケで歌うことは今でも楽しめる。

30ー40年経ってしまい、齢をとって、人生を諦めることが多くなった。

そんな時にふと考えたのだが、VRで自分を当時の空間に入れて、自分も若甦り、
当時のアイドルと、一緒に“共演”する。

まずこのアイデアは、映画くらいでできそうである。

アメリカの映画には既にありそうかもしれない。
間違っても“黄昏流星群”みたいな、しわくちゃな元アイドルは抱きたくない。(笑)

弘兼憲史の漫画には、下の方の話がつくのがお決まりだが、それはちょっと
こんにちの熟女AV関係者に任せておこう。


きょうはこんなくだらない、考えを開陳したのだが、これからの趣味、アソビの
軸の中に、「時間」が必ず入ってくると思う。
実際、「歴女」ブームなんて、何が起こっているかというと、時空間的VRを
今のところ、平面的なビジュアルで、カッコよく空想し始めて、盛り上がりだした。
その前に「戦国バサラ」のようなゲーム(空間)がある。

ところで最後に本論を語ろう。
私にとっての旧いクルマの維持は、やっぱり発想の自由をもらうためのアソビ
なのである。
しかも私の850クーペは、新車当時のカタログデータの、最高速が今でも出せる。

整備性の良さで、当時より上かもしれない。

昔のあらびきな芸能、音楽、文化に対して、今ならこんな修正がかけられる、
いや、やり過ぎは野暮とか、そんなセンスこそが21世紀の嗜みや、わきまえだと
思う。

ここから先の自動車を使う遊びは、ますます上級度が要求されて、
家元のような人が出てくるかもしれない。
単なる金持ちのラフェスタ参戦をみても、私は勃たない。
出てこい家元、そんな時代を愉しみに、寝て待とう。




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Posted at 2018/06/06 11:57:26

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車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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