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2020年04月01日 イイね!

趣味とかその対象はどうなっていくのか

趣味とかその対象はどうなっていくのか











先日の長距離移動の鉄道の車内で本でも読もうと、
久しぶりにカメラの雑誌を買った。

やっぱりびっくりした。
何と行っても編集方針のあまりの変わりぶりである。
昔のカメラ雑誌の編集では取り上げることもなかった、鉄道写真とか
女子カメ熱、中古カメラ収集の情報、アナログフィルムで写真を撮る方法
(これは元の王道と思うが、デジカメ世界が盛り上がらないこともある)
あとは、若い人のアナログカメラブームなんて、生活雑誌だと感じた。


鉄道写真は40年前もジャンルであったが、それをカバーするのは鉄道雑誌で
昔の写真雑誌は、ハイエンドの高踏な芸術論と、それに沿った大家の作品、
あとはカメラ機材の情報を、好奇心等を一切省いた客観だけの記事で載せていた。


これでは、おんな子供の雑誌ではないか。
大昔の4代、5代前の編集長が見たら憤死しそうな内容の変わりぶりである。

しかし、60になった私も、何とか理解しようとしていた。

しょうが無いんじゃないか。こういう時代なんだから。

クルマの話は後に持って行くが、
カメラで男が立つか? 今。 
要はカメラって、何が面白い?と言われて
4−50年前なら、当時の空気の中で、カメラ雑誌と文化は、生活文化の
1ジャンルとして輝いていたが、今はいったい何だろう。


今回の雑誌を20年ぶりに買った私の「浦島太郎」ぶりが想像出来ると思う。





私は昨年に60歳を迎えて、生き方について、無理に迎合はしないが、
かといって「昔は良かった」連発もやめておこうと、決めた。

と言うても、クルマは古いし、まだレコードも聴く。
あんまり新しいものに対応は出来ていない。


今度は雑誌とか、メディアについて考えると、
私は長いこと、新聞社にいたので、スタンダードな考え方は、新聞とか
報道の影響が多分に入っている。
そして「客観」ということにも、重きはおきつつ、
こういった自分の文章では、バランスをとった主観で書く。


結局のところ、今回のコロナウイルスは世界と暮らしを一変させるかも
しれないが、その前に、21世紀も20年経ち、資本主義の世界と、
国際競争のパワーバランスも変わった。

その中で、いろんな影響も受けているが、日本国内で生きているから
娯楽も日本基準で楽しむ。

カメラ雑誌がこれだけ変わったことはオタク文化とか、迎合の部分も
生き残るためにあると感じる。

さあ、自動車の世界と文化、趣味は面白くなれるだろうか。




私はカメラ雑誌のあまりの混迷、混乱、いや奮闘ぶりに、クルマ雑誌も
メーカー&ディーラー業界を巻き込んでいっても良いと思った。


そうしないと、クルマは離れられることが確実で、リースや借りるだけでいい、
になってしまうだろう。

これだけ自動車社会が発達したのに、文化の部分が衰退するのが残念でならない。

それも個人が所有、固有できる素晴らしい観念ツールなのにとよく思うし
欧州や海外あたりの生活文化に、アジア圏で日本は唯一到達寸前だったからだ。


90年代以降の日本は、確かに大変だから、落ちて行く部分は文化体力だと思う。

でも私は、元々体力が無い部分を知力とアイデア性でカバーしている。

今後の日本人と日本社会は、世界を前にして、独自の面白みや
ものの作り方で、「そうか、そんなやり方があるのか」と特技にして欲しい。


私は、雑誌を1冊買ってみただけだが、日本は言語の壁が有るが、こういう
奇抜な相撲を取るような小器用さで、何か世界を失望させない、飽きさせない
情報文化作りと発信の得意な、プレーヤーになって欲しいと思った。

コロナ禍で揺れるエイプリルフールに

kotaro
Posted at 2020/04/01 18:01:26 | トラックバック(0) | 趣味とホビー | その他
2018年12月21日 イイね!

日本車考2018(外国における)

日本車考2018(外国における)









ホンダのNSXのモデルチェンジのことでも書こうかと思ったが
全く無縁なゾーンなので、書いても読む方が面白くないと思う。

ところで海外で、1970−90年代の、“中途半端”な時代の日本車の
人気が急上昇している。

これを今日は書いてみる。


まず最初に、なぜだろうと、理由と原因を考える。
私は、今の日本車には、悪いが本当に興味が無い。

それは試行錯誤がなく、マーケティングの理論ありきのプロダクトで
味が無いからだ。


では過去の日本車には、味があったかというと、それは思う。


メーカーの個性や、会社の出来るまでの経緯や背景で、ものつくりの
ルーツが見える会社が、とても多かった。




トヨタは織機だし、日産は新興財閥の日産コンツェルン。
いすゞは名門の内燃機専門の技術企業。
日野は戦後の運輸機器のエンジンメーカー。
ダイハツは発動機屋さん、スズキは二輪から、ホンダも二輪から一躍
世界舞台のレースに憧れて、チャレンジ精神の塊。



三菱は戦後三分割された財閥系重工グループの落し子、70年前後はすごく
チャレンジャースピリットだった。
マツダは原爆の焼け跡に希望の灯を灯し立ち上がった、コワいモノ知らず。
最後のスバルは、中島航空機の流れを引いた、研究室。

そんな日本列島の各地で産声をあげた各会社が、大企業やエリートサラリーマン
を意識しない頃は、本当にプロ野球のゲームのように、スターが居たり
脇役も面白かったと思う。




これは外国で今年開かれた「ジャパン・クラシック」のフェアー風景だ。
見ているだけでも、若い日を思い出し、楽しくなって来る。

日本の旧車イベントと、ほんの少し違うのは、参加者と乗っておるオーナーは
日本人ではないから、思い入れが、ドメスティックなものではない。

けれども、ニッポン車ひいきの、他国で言えば「変わり者」たちが蝟集して
盛り上がり、楽しさが込み上げてきている情景が、伝わって来る。



この「クジラクラウン」ワゴンのセンスは、なんだろう。
本来のオーラが解放されて、南氷洋の海を悠悠と泳いでいるようだ。

これはFacebookで見つけた、多分オーストラリアのイベントだから、ハンドルは
日本と同じ位置で良い。

もしかしたら、正式輸入以外に、近年平行で中古を引いただろうか?

でも、このルックスの多くは、オージーか、ヤンキーのスピリットに近いと思う。



ところで、最初に書いた提議に戻ろう。

かつては、日本車は世界中で、その国にある自動車メーカーを追い詰める
鬼っ子であった。
70−80年代は「憎しみ」の対象として燃やされたり、そんな存在だった時代も
あった。

私のように1950年代ラストに生まれた者には、70−80年代の日本車は
海外で「キラー」として嫌われたことを知っているので、あまり自慢する
ものでもなく、壊れなくて、個性と味では欧州車に劣る存在で、引け目は
ないが、押し付けるものでもないと、弁える。



ところが、海外で積極的に、21世紀になり「日本車ファン」が増えた理由は
なんだろうか。

私は、適度な距離感と、外国人の異文化に対する理解と慣れが進んで、
「あの頃の日本車」に対する憧れや、反対に忌避感が薄れたこと。

「隠れ日本車ファン」が堂々と表に出て来れるようになったのでは?と推測する。

非常にチープだが、細かい所に気を遣ったデザインや造形は、今見ると
パクリも愛嬌でオモシロい。

排外主義が台頭する時は、その裏で、逆も活発に意識が高まる。
今の日本は世界中で脅威の存在だった頃の印象は、影を潜めた。



その当たりの時代の流れの中で、日本車は本当に残っていない。
日本国内はリサイクル法とかで、大らかに旧いクルマに乗っていることが厳しい。
グリーン税の加税も、旧車乗りの気分を多いに冷やした。

しかし返って希少価値が高まると、やっぱり日本車が、今面白い!に
なったのではないだろうか。

一過性に過ぎない可能性はあるが、私はFacebookを見ていると、
旧い日本車の好きな外国人に出くわす回数が、最近すごく増えた。




悩ましいのは、英国車のような、古いものを大事にするスピリットが育っておらず、
パーツが残っていないこと、遅きに失した感は、これまで持っていた。

ところが最近は、3Dプリンターの応用など、とりわけ高度で精密でない
部品はなんとかなる時代に突入した。

フェラーリやシトロエンでない日本車で、気を遣うのはロータリーエンジンと
ホンダの一部のメカニズムくらいであろう。


日本国内からは「叩き上げ」の職人が減る一方で、海外で見直される
あの頃の日本車たちには、私はいいんじゃないかと思っている。

整備技術も、昔より今の方が、ずっと診断レベルが高い。

私は早くから、外国車に飛び付いて30余年になる。
最近はその感情も一巡した。
国産車が見直されて、忘れられていたような形式や型番が陽が当る。

この中にも、三菱のコルディアなど、日本では全く人気の残らなかった
形式もあるが、もう少し、このブームを見つめていたい。


Posted at 2018/12/21 16:08:14 | トラックバック(0) | 趣味とホビー | クルマ
2018年12月15日 イイね!

昔のオーディオで遊びたい

昔のオーディオで遊びたい






Facebookは偶然の知識や情報がよく入って来る。
日本の社会では、なんか住みにくいといつも感じる私だが、
海外の生活を見ていると、全然気にしなくて良い。

今日はハンガリーのレトロもの好きな人たちの集まりを見ている。

私はオーディオが若い頃、とても好きで、自分で下宿屋の奥に捨ててあった
ステレオ装置を改造して、聴けるようにしたり、金が無いなりに
部品を日本橋や、京都の新京極南で調達して、整備して遊んでいた。

きょうは35年くらい昔を思い出して、考えて書いてみたい。


日本人の、今の私。50代後半くらいの人たちで集まると、
オーディオは『自慢』ばなしになりやすい。

「マークレヴィンソンのなんちゃら」、「JBLの何番を持っている」。。。

そんな話は、嫌いではないが、その段階で貧乏エンスーの私は、
大勢の話に、付いて行くことに、気後れが始まる。

私は貧乏だから、自動車趣味の歴史は長いが、同じような気分をいつも
味わう度に、メインストリームから、常に逃げて隠れていた。


貧乏だから、ホビーや趣味をやっちゃあ、いけないという法はないが、
今の日本。極端な新自由主義やら、自己責任で、ビンボー人は
麦飯でも喰って、焼酎でも飲んで、寝とけみたいな空気が強い。

あれが「嫌」なんである。

ビンボー人が全部無教養で肉体労働ばかりしている訳ではない。



古いオーディオ装置を私も30年以上愛用している。

若い頃は、整備状態が良くて、良い音を出していた。

これを新製品にリプレース(置き換え)するのには、今は適当な製品が薄い。

それに出す何万という金も惜しい。

90年代〜2000年代初めは、日本の家電会社も殆ど残っていて、
海外に工場を転出させて、オーディオは一気に安くなった。

しかしその頃の製品は、故障すると、修理に出しても、直って来ないものが多く、
失望させられることが、多々あった。





今はその頃の頭に来た時代も終わり、家電メーカーは国内は終わったような
時代である。
残っているのはソニーとパナソニックくらいだろう。

それと日本では、高齢化社会の進み方で、その裏面の部分から、
断捨離だとか、ゴミ屋敷といった話題が、よく眼に飛び込んで来る。

昔は新聞とテレビの毎日だった。1970年代から80年代は、それで世間は
回っていたし、ネットが無い時代は、世間から取り残された人の例もあったが、
おせっかいな、ことはあまり言われずに、ほっとかれたことで、
静かに気楽な生き方も出来たのである。


今の私たちは、パソコンというビジネスの土台に立たされて、さらに
携帯電話が、次々と世代が代わり、スマホのようなものに、生活を脅かされて
追い立てられてはいないだろうか。4Gだ、5Gだと爺爺うるさい。

なんてことばかり書き始めると、ボヤキ漫才だが、
ちょっと話を元に戻して、オーディオはソフトとハードの融合した趣味である。

ハード面の進歩や進化は、80年代に、レコードがCDに変わった時の変化が
大きかった。

その後の変化はあれど、テープがMDに置き換われなかったように、中途ハンパ
な社会変化で、
まあ、昔の装置で聴いていようと、「いけません」を言って来る人はいない。

この点は、クルマの旧いの以上に気が楽である。


今後の、老楽(おいらく)時代を過ごして生きる趣味には、昔のオーディオを
できれば自力で復活し、再生して遊んでみたいと、近年再び思うようになった。




ここまでは、導入部で、提言や、呼びかけみたいなものなのだが、
実際にどうやって、趣味やアソビは、回していくかである。

こういう時にいきなり、偉そうなことをいう人がいる。あれは、いけない。

日本の怪しい偽インテリ層の腐ったところが、とても人たちの志を傷つけるし
大して判っていない人が、さも判ったように言うのは、一番害毒が大きい。

私も気をつけるべしだと、肝に銘じる。

しかし、ポンコツ再生で、自動車ホビーが花開かなかった背景は、
リサイクル法とか、社会背景の誤認、ミスが大きいが、お役人的あたまの
人には、夢やアソビの気分が薄くて、あれはいけない、これもいけない、
それが人々の、「やってみたい」願望を、随分冷やしてしまっていないか。



私は今の日本の空気は「水清くして、魚棲まず」だと思う。
若い人や子どもが、手作りの遊びをしなくなり、久しい。
実際に手が汚れたり、手を怪我するような、作業を全くしなくなったが、
半田コテで、火傷はすることもあるが、手を失うようなことは無いだろう。





オーディオ装置なら、蓋をあけて、中の構造を見る。調べる。理解して考える。
そういった子どもの頃からの癖は、今でも直らないが、パソコンをばらすことは
近年減った。

こういった日本時間の流れは、日本人の想像力や、発想の変化に繋がり
近年の国力の衰えから、社会空気の情勢のなかで、根強い「諦め感」に
繋がっているように思われる。



お金の無い人が、手作りでアソビをどの程度まで、構築、再構築できるかで、
今後の社会が明るく変わるまで影響があるであろう。


だから私は、ぼちぼちと、次の指針を始めたい。
あちこちの家で眠っている古いオーディオ装置を、整備したり、
音楽遊びを楽器演奏のレベルに、フィードバックして「三位一体」の音楽
を聴く、演奏する、ソフト以外のものを集めたり、直したり。

そこまでいくと周辺社会の裾野が広がって、趣味は社会の基盤に近くなる。

自動車分野が失敗したテツは踏まないで済むことであろう。




孤立無援でも、趣味は内面の世界だから、コツコツと続けてやっていければ、
もしかしたら、花が咲く日もあるのである。


Posted at 2018/12/15 08:51:38 | トラックバック(1) | 趣味とホビー | 趣味

プロフィール

「ビッグモーターから残クレアルファードまで http://cvw.jp/b/176891/48584333/
何シテル?   08/06 05:00
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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