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kotaroのブログ一覧

2014年09月11日 イイね!

10年前の欧州旅行

10年前の欧州旅行2004年の敬老の日から彼岸まで10日間ほど
一人でヨーロッパに旅行してきたことがあった。

行って来たのは、パリとトルコのイスタンブール、
それにバルカン半島の東欧の諸国である。

当時勤めていた会社に、勤続20年で、
休暇を貰い、こういう制度がまだ往時は、
残っており、働く人の一つのご褒美であった。


ふと、あれから10年後の自分の境遇と、この10年の
ヨーロッパ社会を、振り返ってみることにしたい。

最初の一コマは、最近話題のルノー12を、当時はまだルーマニアで
ダチアの名前で引き続き生産していた。

ルーマニアの国土は行けども行けども、この車ばかりが、走っており
ローカル都市での、私の乗った列車と、踏切風景でダチアを写してみた。




首都ブカレストでは、もっと古いダチアも見かけた。
ルノー8そのものである。

排ガスが、大昔のままで、交差点の信号が変わると、一斉に煙が漂う、
日本の1970年頃みたいな風景だった。

東欧の崩壊は1989年のビロード革命だが、15年たち、諸国の格差が
出始めていた。ルーマニアとブルガリアは、まだEUに正式加入できておらず
遅れが目立ち、国境を鉄道で通過する度に、パスポートの厳重なチェックが
残っていた。



この写真の車は古いフィアット124系だ。
ラーダかもしれないし、トルコで作っていたムラートかもしれない。

イスタンブールの裏路地は、古いフィアットのセダンが好きな私が
喜びそうな風景が残っていた。



日本では131ミラフィオーリで知られた、131セダンがたくさん残っていた。
もちろん、フィアットでなくトルコの国産ムラートのノックダウン車である。




トルコの石畳は、ほんとうに絵になる。
私の写真でも、十分に上手いように見えるであろう。

古いインパラが、妙に似合っていたのも印象的であった。

一方今度はパリの風景から。



こういった、庶民の大衆車の歴史が、明確で、日本人の思っている
輸入車のイメージ=高級車というのは、一部の幻想だと思った。



この3枚もパリの裏道である。
説明は不要であろう。

まだ、みんカラも、Facebookも無い時代で、私は夢中で車の居る風景を
写し回った。
こういった写真専門の仕事で食って行けたら、などと当時は新聞社に
勤めており、甘い考えで転身のことを考えていたのである。



写真はすべてアナログである。
フィルムをスキャンし直したら、もっと鮮明になるであろう。

当時はまだ、古い機材で、ホームページを作っていただけである。

今、この10年を振り返ってみると、自分自身も、訪問した諸国も、
正に激動の時間が流れていたことに、思い当たった。

日本では、新聞社が、かなり時代の隅に追いやられて、こんな余裕のある
従業員待遇は、無理に近い空気になり、私は5年後に退職した。

ヨーロッパでは、この10年間、通貨としてのユーロが進んで、東欧のルーマニア
やブルガリアもユーロ圏に入った。

しかしギリシャ問題や、イタリアの経済の後退、そしてこの時代は
フランスとドイツは、ヨーロッパの盟主国として比肩されていたが、シラクの
後の東欧系出身のサルコジがちょうどこの頃、大統領となり、強権的な
政治を行った後に、フランスは大きく失墜した。

帰国数ヶ月後にパリ郊外で、若者と低収入労働者の大きな暴動があった。
それを予兆した、ちょっとした出来事が、パリ滞在中にあったことを
続きで書いてみたい。
Posted at 2014/09/11 05:14:11 | トラックバック(0) | 古家ぶる~す | クルマ
2012年09月06日 イイね!

大事なこと

大事なこと現実の壁につい、心が折れそうになることは
誰にでもある。
今日の私の気分も、そんな風になりかかっていた。

でも過去の記事についた「イイね」から
たどって読んでいると、大切なものは志だと気がついた。

求職票と給与と雇用形態ばかり見ていて
俺は何をやっているんだと、目が覚めた。



老後の手前で自由を得たはずが、どこが自由な生き方だ。
単なる逃避でしかない。
見失いかけた人生の目標は、そんな物ではなかったはずだ。

川の対岸の銭湯からの帰り、秋風が月の明かりで草原を
渡っていくのが見えた。

Posted at 2012/09/06 23:34:36 | トラックバック(0) | 古家ぶる~す | 旅行/地域
2012年08月05日 イイね!

家に在りて、思うこと

家に在りて、思うこと昨日は家の周りを少し綺麗に洗い流しました。

作りかけの梅干しを、土用干し。

なんだか言いながら、五輪は
よくがんばっているではないですか。

高校野球も始まり、真夏が続きます。
Posted at 2012/08/05 09:58:38 | トラックバック(0) | 古家ぶる~す | モブログ
2012年07月13日 イイね!

扶養家族

扶養家族人の反対のことをする人が好きだ。
意見が反対で、普通人の逆の行為・行動をとる人が。

今ちょっと前に大騒ぎしていた
扶養親族のことについて思う。

アレルギーや、頭に血が昇って、日本中の国民が
ものすごい抵抗感を示した(と思う)。
「扶養できませんか」
お役所のひとことにである。

言っていることに間違いはない。
ただ猛烈にみんな抵抗が有る。言われたくないことを
お上が言い出したことにである。

「イマジネーション(想像力)の欠如」と公務員の冷酷さを
嘆いてみせた文化人がいた。私はちょっとがっくりきた。
小市民だなあと、思う。

「え、俺で良いの?」おでのような貧乏人が
扶養能力者に認めてくれたとは(笑)。これくらい
あってもいいのではないか。

私は少し前まで、何台も車を所有していた。
ただ持っているだけでなく、車検を通し、任意保険は
1台分少なくして、絶えず入れ替えしながら乗っていた。
そう、何台ものクルマを「扶養」していたのである。

扶養って、どうなのよ。家族が多い方が楽しい。
このくらいの豪毅な人や考えもあってもいいのでは。
わたし、3人子供を育て、4台くらいのクルマに
乗っていたのである。
ひとりじゃ扶養しきれないから、妻がフルタイム、
私もフルタイムに働きながら、なんとかやってました。

最近は50歳も過ぎて数年になるので、いささか
リタイア気味であるが、その分、ブログをたくさん書いてみたり
いろんなことをやっている。それでも不完全燃焼だ。

今度は社会活動や、社会奉仕、その年齢になった。
下宿生を抱えるホームステイとか、人の世話をする仕事を
やっている人も一種の「扶養業」だ。

クルマが好きなら旧い車を維持してやればよい。
範囲が広げられるなら、何台か持てるだけ乗ってやれば良い。
税金が、保険がネックなら、みんなで社会運動して旧車の意味を
考え、意義を訴え、維持のために必要経費を下げるよう、働きかける。
そういう機運が、ずっと生まれて来ないかと待っていたが、
なかなかそこまでは、成長や成熟が来ない。

民法の「扶養」にこれだけ抵抗のある世の中だったら、
社会の流れを大きく変えることに、やはり困難が伴うのか。
人間とクルマはそりゃちがうだろう。クルマは好きで乗ってる
し、私のように誰も乗らないクルマに、「私が乗らなければ
誰が乗る」といったような「勘違いした義務感」を持つ人間も
それほどはいないだろう。

余裕がなければ趣味なんかできませんよ、という外野の声に
私は「余裕は作るもの、時間がなければ時間は作る」、と称して
よく遊んで来た。
話は変わるが、犬や猫に煩悩丸出しで振り回されて、家族の
ようにペログリするくらいなら、人間を扶養してやれよと思う。
私、動物は好きだが、実に今の時代はけったいだと感じる。

ということで、今は850 1台。
子供は半分成人して妻のところ。
このオッサン、なんていい加減な奴、とお怒りはさておいて、
次は孫かなあ、くらいの感覚で、長屋暮らしを見物にくる
大学生の長女に、珍しい本やレコード類を貸し出しながら
次の遊びについて考えている。

扶養の次は、影響や感化。その次は自分というものを
媒介にして周囲に化学変化を起こさせて、昇華させてなにか
面白いことができればなあ、と思っている。
地域や空間、リンクしている人や物。
扶養と言うのは、されてる側からみるとサスペンドだと思う。
その人たちがインディペンド(独立、自立)できるまで
扶養や助力してやる。でも日本人に自立の概念より
猫犬の愛玩扶養のようなコンセプトの方が、好きなんだろうな。
はっはっは、
何となく世相が見えてきました。

もうちょっと、ニンゲンシャカイとクルマシャカイを
良くしていってみよう。


Posted at 2012/07/13 06:18:14 | トラックバック(0) | 古家ぶる~す | クルマ
2011年08月17日 イイね!

お盆も終わって

お盆も終わっていつの間にか、蝉の鳴き声が変わった。
アブラゼミや、夏の初めを賑わせたニイニイゼミは姿を消し、
クマゼミも哀しい骸(むくろ)を路上や溝にさらしている。

ミンミンの声も勢いがなくなり、一昨日に嗄れた声を聞いたのが
最後になった。
明け方や夕暮れに鳴くヒグラシの印象的な声も聞こえない。
ツクツクホウシのさ乱れた声に、独り晩夏を思うだけである。

池田に来て2年目の夏が去って行こうとしている。
蝉の声が6種類も聞かれる自然の豊かさに、驚かなく
なったことの方に驚く。



昨夜はお盆最後の夜。


大阪市内まで、愛車を走らせて、紺野豚さん呼びかけの
ミニオフ会に、足を伸ばして来た。

車で集まり、喋ったりするのも、30年くらい続けている。
オイラのフィアット、見てくれた?






写真は九月のパリの夜だ。




こんな夜は、どこかで住宅街の中にあるフランスの酒場で
のんびりと旅の荷物を降ろして、飲んでいたい。




おっとやっぱり旧いプジョーはサマになるね!





東洋人のサルたちも、酒のアジは判るようである。


もう一枚はイスタンブールの石畳と旧いアメ車が夕陽の中に溶けて行く。
何十年経とうと、歴史の渦の中では、何もかもが混沌だ。


Posted at 2011/08/17 07:29:23 | トラックバック(0) | 古家ぶる~す | クルマ

プロフィール

「AI構文と少子化の時代 http://cvw.jp/b/176891/48478480/
何シテル?   06/10 02:28
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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