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kotaroのブログ一覧

2012年09月02日 イイね!

117

117昨日夜にがんばりすぎて、きょうは反動鬱っぽい。

これは8月26日に、びわ湖バレイに行くときに
湖西線を走る電車が一瞬見えたときに写した。

117系だ。



いすゞの名車と同じコードを持つこの電車は
実物の117クーペが作られていた頃に、関西の
新快速電車専用に投入された2ドア転換クロスシートの
当時の国鉄が特別予算で関西に配置した車両である。


それも懐かしい登場時の新快速カラーである。

今は弾丸のように東海道線、山陽線、湖西線と北陸線敦賀まで
たくさんの新快速が走っているが、デビューした昭和54年頃は
草津と姫路の間を結ぶだけであったし、昼間だけの運用で
朝夕のラッシュアワーには走っていなかった。

新快速は大阪-新大阪-京都だけの停車駅で、何か贅沢な
使われ方をしていたものである。

当時は急行用の153系が集中配置されて、山陽本線の新幹線
置き換えで昭和50年3月からは牙城の感があった。
京阪や阪急は250円のころ、360円は高いなと思いつつ、この
懐かしい急行型に何回か乗った。

117の登場は、新鮮であったし1980年代という新しい時代の予感が
感じられるものであった。


あれから30年、優雅や贅沢にみられるおっとりしたものは、
追いやられ、効率一辺倒の社会になってしまった。
速い223の新快速は一日中走っているが、いつでも満員だ。
関西全体は人が減っているというのに。
私鉄はピークから2割くらい乗客が減り、野球経営は遠い日の
思い出になった。

勝ち組に乗れと言わんばかりのJR西日本の新快速電車を
見ると、私は軽いストレス発作を起こしそうになる。

福知山線の大事故からは、少し攻撃的な運転は影を潜めた。

でもJRで旅するときに、ほっとするのは山陽線が倉敷を過ぎて
松永や尾道あたりの風景が広がり始めるころだ。

新幹線もつらい。
速すぎるものは、体とストレスでついていけないのである。
わたしは駄目な人間で、若い頃より新快速より快速の113系、
207系より205、201より古い103を選んで乗ってしまう性癖があった。
昔はこういう隅に居るのが好きな人も生きていける空気があったのに
と、時に思い出す。

社会が収斂(しゅうれん)されていき、ちょっとでも劣るものは
存在価値が無いような時代になって久しい。

こんな時代はあと何十年も続くのか。それともちょっと見直さないと
何かとても良くない結果が待っているような気がしてならない。

琵琶湖に向かう夏空の下で見かけた懐かしい電車に、
ふと、そんな心を緩める文章を思いついていた。
私の文でささくれた気持ちがほぐれれば幸いである。

初秋








Posted at 2012/09/02 12:34:44 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | クルマ
2012年08月31日 イイね!

8月の終わりに

気楽な読みものであれば良いみんからブログに、書きやすいテーマでもないのですが、今働いている仕事が、終わることになりました。

みんからを書き初めた時が、一旦退職して再スタートした時期でした。

今回また転身の時期にになったのですが、次の生きて行く方法論を考えなければ、いけません。

これまでいろいろな方にコメントをいただき、果報にイイネを貰いました。

お友達の数に負けないファンの数を、大切に思っております。

やはりきちんと書くことで、皆さんに報いていかねばと思います。

これまで読んでいただき、有り難うございました。

この秋からまた心境が変わっていくなかで、クルマを楽しみにしていけるのか、岐路に来ています。

最近は自分の価値観に埋没しかかっておりました。

柔らかく生きていけるのか。これまで以上にご声援と叱咤をよろしくお願い致します。
Posted at 2012/08/31 06:12:28 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | 日記
2012年08月20日 イイね!

日暮れる能勢路にて

日暮れる能勢路にてふらりと今回は長男が
私のところに遊びにきたので、父子で日暮れる妙見山まで
850を走らせて見ました。




長男はバイトもクラブも休みなのは
きょうまで。
このお山は、進路に迷っていた高1のときに
一緒に上がって以来でしょうか。



ぽっ、ぽっ、と、勝手に灯りが点いていったら
宮崎駿の世界なのに、と月並みなことを言います。





大きなトンボ(やんま)が、私たちの歩く後ろを追い掛けてきたり
また飛んで行ったり、不思議な行動をします。
宮沢賢治の世界みたいです。



きょうの目的は
夏の終わりの、日暮れの空を見ること。



能勢は素晴らしい眺めが見られます。





あたりは読経と、ヒグラシの哀しげな声が
風に乗って流れてきます。




雲海の向こうに、補陀落浄土が見えた気が
いたしました。




夏もこうして、終わっていくのです。
Posted at 2012/08/20 05:39:48 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | クルマ
2012年08月15日 イイね!

夏 や す み

夏 や す みクルマなあ。と堂々巡りの人生に、疲れきっている昨今ですが、
不思議と文章が浮かんできます。

紺の豚氏も書いておられますが、山陰地方からクルマ好きな
友人が、1家で来阪されました。

楽しさ伝わる写真でしょう(^.^)

ワタシの家族との夏の旅の思い出は、数多くあります。
小さなクルマに荷物を思い切り詰めた、ヨーロッパ調のバカンス
という奴が、大好きでして、嫁と喧嘩ばかりしながら、子供らを
行儀悪く連れて、毎夏船にクルマごと乗っては九州往きの旅を
したものです。

いつもそんな時に考えるのは、“非日常”を倍楽しもうと思うなら、
クルマは珍しいのに限るという事です。

たかだか数十年しかない人生。どう転ぶにしても楽しまないと
勿体ない。だったらシチュエーションを凝ってみよう。

タルボの小型オープンで行くビーチはコルシカ気分。
ローバーのサルーンで丘を越えれば、モンテカルロに消えた
ケリー妃を想い。
リアエンジンのクーペを振り回しながら峠を最速で駆け上がり、
ピレネーの山脈に働く僚友たちを遠く思う。

私の非日常に少し旧いヨーロッパ車が必要だった訳は
、ご理解いただけると思います。

これらの「旅」にいざなう足たちは、いずれも数十万の単位で
入手したものばかり。
例え高額なものでも、僕以上に非日常を楽しまれているなら、
それは尊敬に値します。


コストパフォーマンスで、「オフ」を楽しむなら、やはり旧い
ヨーロッパ車かな。


それではみなさん、良い夏を、お過ごしください。

Posted at 2012/08/15 10:18:03 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | クルマ
2012年08月12日 イイね!

スウィンギィ

スウィンギィ








きのうのこと。
近所の河川敷で開かれるジャズイベントのチケットを
貰ったので、自転車漕いで行ってみたら、がらーん。
「降雨のため代替の市民ホールで開くことになりました」

だめじゃん、折角傘にコートに、折り畳みの簡易椅子と
140円の発泡酒2缶、今買ったばかりと言うのに。
仕方ないので、思い出しで道を辿りながら、また4km
の道を自転車を走らせることにした。

俺の方も、銭湯帰りといえ、汗を流してきたと言うのに。
まあいいか。6時に到着するともう前座の二つは
終わっていた。それでも始まったのは発表会レベル。
小さな市の小さなイベント、でも町ではポスターも
貼られ結構な金額で前売りしていた。

予算の関係もあるのか、有名なミュージシャンは
来ていないが、女性トリオのピアニストが出て来て、
途中から私も、お、これはいいと聴き込んでいた。
こういう音楽の聴き方をするようになって何年経つだろう。

楽器や、オーディオなどのPAシステムと言うのは
演奏開始や電源を入れた時より、30分くらい経ち、だんだん
良い音が出るようになることはご存知だろうか。
人間のヴォーカルもそう、それからクルマも同じだと思う。
特に旧い車は、最初はなんだ、と思っていても尻上がりに
調子が良くなり面白くなって来る。

これは耳が次第に馴染んで来ることもあるが、ピッチやペース、
音楽の構成要素のなかに、人間の耳に心地よい1/1000程度の
ズレや位相のうねりが、あたかも“ノっている”という快楽信号に
変わるからだと思われる。
ジャズで言う「スウィング」というのはこのことで、よく
「スウィングしなけりゃ意味が無い!」と言われるが、聴いている
方が固いと、楽しくなって来ないのである。判るかなあ?

良い演奏は良いオーディエンスにより作られる。これは私の
持論であるが、やっぱり田舎だなあと思ったのは、「裏」でリズムを
刻んでいるのに、表で手拍子を叩いているオジサンが直ぐ後ろの席に
いて、ワロタよ。オフビートとオンビートの違い、わかる?
それじゃ「音頭」だっちゅうの。

ここらでクルマの話に戻る。
新車に乗る人生は正しいと思うが、何年も乗り続けないと味が出ない。
1000万超のクルマにそこまで乗り続けられるケースは非常に少ない。
私はクルマも服も、楽器も、身につける人とのバランス、生活テースト、
こなせる技倆、もろもろだと思う。
「判っている」というのはそのことで、判っている人というのは
見ていて気持ちが良い。個性の何たるかが理解できていると思う。

きのうの演奏中、私はずっとSWINGというワードの意味を考えていた。

ポピュラー音楽の杉真理が、CBSに移籍する前に、ビクターで初期に
マリ&レッドストライプスの名で2枚のアルバムを出しているうちに
「SWINGY」というタイトルのが有る。
若い頃はスウィンギイという言葉がもう一つピンと来なかった。

でも、近年は音楽もクルマも、ある程度は楽しみ方が解ってきたような
気がする。夜店で買った54,500円のダイハツ・ミラは、どのような音楽を、
“スウィング”してくれるのであろうか。

(本体価格2000、登録諸経費50000+消費税)








Posted at 2012/08/12 06:16:31 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | 趣味

プロフィール

「トヨタの夢 http://cvw.jp/b/176891/48620683/
何シテル?   08/26 05:18
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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