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kotaroのブログ一覧

2011年03月05日 イイね!

黄色いBXと門戸の家



こんな鮮やかな菜の花のような色に塗った、シトロエンBXに乗っていた
時代がありました。

写真を見ると、長男が生まれる前から、その後のちょっとまででした。
この息子が今年の春には、大学に行くようなので、私も歳を重ねたことに
気づきます。



このガレージは、古いマンションの1階についており、
本来マンションの大家が住んでいる部屋とセットで借りていました。
大きな車が入れずに、大家さんもお金があるから、他の家を建てて
住んでいたのかもしれません。

BXは1985年の輸入初期のものでした。
その後『レアもの』と呼ばれるようになった、メーターの背後のボビン部分が
反対に回るという面白い構造で、さらにウインカーがレバーでなく、
メーターパネルの角に付けられたスィッチで、随分変わった車でした。

5速ミッションで、この年のモデルからパワーステアリングがつくようになり
当時のBXは最初330万くらいしていたと記録にあります。



室内の柔らかなシートと、ハイドロニューマティックのサスペンション。
今思えば、すごい!と思うハイテクではないのですが、1990年頃には時代の
先取り感とフランス車信仰みたいな、間違った常識も流布しており、その
勘違い民族が、フランス車のイベントに行くとようけいてました(笑)

この塗装の黄色は、わざわざ塗ったのです。
白だったのですが、購入意欲が湧かず、130万くらいのプライスが100万以下に
下がったので、「買うわ、その代わり色を変えるで」と購入に踏み切りました。

やっぱり余裕があった時代だったのでしょうか。
その時代は前にも書きましたように、ボルボTR5やレガシー、2代目MR2の
黄色などが出る前の時代でしたので、街角から黄色い車が絶滅状態。
ハイソカーブームの時代の名残のマーク2系のスーパーホワイトと、そろそろ
ガンメタ、黒系の車の多くなりイヤな時代でした。

頭にあったのは70年代のカラフルな原色の車のあふれていた時代感覚を
もう一度。ただドギツイ黄色は似合わないと思ったので、白の少し入った
レモンイエロー系にしました。
サンプル合わせに塗装屋に850クーペで乗り付けた時に、おやじが850の青に
驚いて「もう一歩間違えると、トラックの色やなあ。でもこれは外車の色や」
とうなったことも思い出です。
結局昔のMAZDA系の黄色になりましたが、ルーチェロータリークーペの黄色が
理想でしたが、少し濃いような感じに仕上がりました。

でもこの車に乗り出した頃は、何もかもが新鮮でしたね。



大きな交通事故に遭い、このBXは損害保険をめぐって幾度も交渉しましたが、
中古車ということで、満足な補償が出ず、結局全損扱いになり廃車にしました。
短い時期の愛車でしたが、思い出は多かったです。

傷心のうちに、次の子供も大きくなり始めたので、大きな道路沿いの家を引き払い
門戸厄神の畠の中の一軒家に、引っ越しました。
憧れだった木製の扉のついたガレージ付きの家に住むことができましたが、
ここも短かったですね。


懐かしさあふれる写真の一枚です(^^






Posted at 2011/03/05 10:22:08 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | クルマ
2011年03月04日 イイね!

タルボサンバとの日々

タルボサンバとの日々もう随分昔の思い出であるが、
タルボサンバカブリオレという、フランス製の
オープンカーに乗っていた。

買ったのは京都の変なフランス車メインの車屋さん。
この頃は学生ビジネスみたいなお店だったけど
未だに続いているのは、京都人の堅実なところだろう。

この車はボロだった。7万くらい既に走っていて
エンジンも回らず、走っていて減速時に起きるジャダーだの
不快な部分もすごかった。
さらにフランス車のFFのMT車でたまに起きる“脱臼”、
ミッションのリモートコントロール部が抜けるトラブルが
運転時に2回。
一度は家族を乗せたGWの六甲山で起き、ジャフが来るまで
待てど、夜になったので流石にこの時は肩身が狭かった。

だけど乗り心地は良かった。
一昔前のフランス車特有のふかふかシート。
だんだん駄目出しをして、エンジンはキャブのオーバーホール。
開かなかった後部座席のサイドウインドウは、すきまから
指をつっこんでグリスだらけにして、機械部を調整して
フルオープンにした。
脱臼の修理の副産物でジャダーも無くなり、絶好調がしばらく
続いた。

この車を秋の播州平野あたりに連れ出し、稲穂の実った
田圃の中をフルオープンで走る時の心地よいこと。
もうこの頃は家族も乗らず一人きりである。
トレードマークのパナマ帽が私の頭に乗っかって。
そのまま丹波の地酒屋に新酒を買い求めに行くのである。



ある夏の家族旅行は、5人揃って中津川のキャンプ場まで
泊まりがけで、夏のプチバカンスを楽しんだ。
台風が接近しているので、テント泊は避けバンガローに
予約したのは正解だったが、行く途中で琵琶湖の近く辺りで
雲行きが急変した。
悪い予感がしたので高速を降りて、地道を走り出すと、
見る見るうちに大雨が降り始めた。

リヤシートの子供たちは、破れた幌の隙間から
洪水のように飛び込んでくる雨水に、車内にあった雑巾など
充てて必死に闘っている。
こりゃあどこか避難して雨が通り過ぎるのを待たなければ
刻一刻と状況は悪化するばかりだ。

「おとうさんもうだめだ」
浸水に耐えきれず長男と長女が同時に悲鳴をあげる。

わかった! 道の脇に蕎麦屋の看板を見つけて駐車場に
辷り込む。
シートを早く出せ!
レジャーシートをトランクから引っぱり出し、タルボの屋根から
被せて雨の侵入を取りあえずしのいだ。

みんなホッとして、ずぶ濡れのまま蕎麦屋に5人入って
いこうとすると、隣りに駐車して、お昼のひと時を憩おうとしていた
ジャガーの男性が、「見てはならないものを見てしまった」と
ものすごい形相をしていたのが、今でも忘れられない。



Posted at 2011/03/04 05:18:57 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | クルマ
2011年02月26日 イイね!

パソコン時代の車選び、仕事選び

パソコン時代の車選び、仕事選び久しぶりに、ヤフオクの自動車>車体>を見た。

全体に車両数の増減や、面白そうな車は減ってきているような感もあるが、見る方も馴れ切ってしまい、次々とチェックするのに興味が薄れた印象がある。業者やプロの市場に近くなったと、言えるのであろうか。

現実に置き換えてみれば、混然として面白そうな掘り出し物が多い市場(しじょう)は活気があるが、必要な物が最低限しかない売り場は、見る方も一瞬で通り過ぎてしまい、買う気もあまりおこらないのではないか。
もちろんオークション全体では、ホットスポットは他の分野に移っていて、自動車は比較的高額な商品なので景気の動向もあり、動きが悪いということも考えられる。

しかし、車好きとしては半年、一年、それ以上の間隔でウオッチしてきて、車で商売をするにしても、どのあたりの分野がいま、面白いのかなと思いながら、関心を示しているのであるが、素っ気なくなったなあと感じる。具体的なことを上げれば、入札の入っている件数が減っているし、自分の周囲の人間でもヤフオクに夢中な人はあまり聞かなくなった。

そこでもうひと捻りして考えよう。ネット社会はそろそろ一般化して10年を超えた。次々と新しい商品が生まれていた頃の熱気は冷めて、今は冷静な社会システムとして定着した。
人間の興味は移り変わりやすいものである。膨大な量の情報を、短時間で処理することが可能になり便利になった反面、一つ一つの事柄に丁寧にもしくは熱心に取り組むことは薄れてきたと思う。
趣味性の強いマーケットで、興味関心は、実は最大の客を呼ぶファクターである。
しかし今のヤフオクのシステムは、飽きられかかっているし、ヤフオクに変わる面白い市場システムが登場するまでは、この状態は一挙には変わらないであろう。

検索疲れとでも言う、一種の症候がある。面白い物を見られたら、その疲れは軽い興奮として脳内に心地よい残像を残すのであるが、しょうもないものだけに時間を使ってしまうと、疲れが倍加して、後味が大変悪い。これは新しい、現代のテクノストレスであろう。

そこで思うのが、今の時代の仕事選び(探し)に、すっかりコンピュータが主役になったことの不幸がある。人生に取り、報酬を得るための仕事との出会いというのは一生に乗る車の数より少ないのが、今までは普通であった。
それは、専門家の言うワークやジョブ、プロフェッショナルの定義はまた別としても、興味のある分野に近づいて、それを一生の仕事として進むのが、ある程度の幸福な選択であった。
向き不向き、親の家業や興味のあるなしといった、付帯条項は結構大きな影響があると思うのだが、最近はどうなのであろう。

大半の人の人生は、それほどこだわりがあるわけでない。平凡に幸せを追求し、ある程度の幸福を実現するのが、近代社会の発達に伴うお約束であった。ところが、職業選択にコンピュータが入ってきて以来、膨大な情報量に溺れて、人間は何だか本来の人間的な機能を損耗しているのではないであろうか。
繋がりや、加算すべき資質、いや性質か、そんな物を抜きにして大学生たちがいくらシューカツ(僕はこの言葉もキライ)しても実りが無く、へとへとで、あまつさえ学生本来の、学生ライフにさえ支障をきたしていると、各分野が叫んでいる。

それはそうであろう。昨年数回ほど、ハローワーク(旧名職安)という所に、足を運ばざるを得ず(雇用保険受給のため)、端末という物を叩いてみたが、あれでは能力のある人も、凡庸な人も一緒くたである。

私の再就職は、違う方法で一回で決定した。
起業は今回は考えずに就職した。職安の面接者とて一般人である。相手の人格や能力の100%を知る由もない。

ということで、きょうは長くなってしまったが、自動車探しは、自分の目と感覚を信じて、実際に出かけていって、決断しましょう。仕事探しも一緒だよ!








Posted at 2011/02/26 06:31:23 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | パソコン/インターネット
2011年02月21日 イイね!

心象風景

アルトで日帰りの旅をした
土曜日の夜のシーン。

帰りの高速代を惜しむというより、僕には時間というお金が
本物のお金の代わりに、少し余裕が出来てきた。



それは例えばこんなとき。
都会を脱出するのに、入り口出口の峠がある。
八王子から山梨甲府へ中央道で数十分で走るのと、
だらだらと談合坂のパーキングでイライラするくらいなら
地道に降りて、相模湖(旧駅名与瀬)や津久井の奥界隈の
きっと小泉今日子が小さい時に過ごした奥相模のへんぴな
風光に、心をなぐませてみるような。

京都から亀岡の間には、老の坂の峠があり、宝塚と三田の間には
名もなき塩瀬の山道がある。
いずれも国道は元国道のような風情になり、みんな高速や
バイパスを通るのが当たり前になってしまった。

僕は当たり前以前を知る、最後の世代だ。

この写真は、スズキアルトで、三田西からまた国道に戻り
いなろく(176)を宝塚に降りて行く途中に写した。

あっ路線バス。
停車中、ごぼう抜きにする車群のやや後ろ、すこしゆったり見ていると
ウインカーが一瞬知覚できたので、僕は減速した。1/1000秒くらいのこと。

バスを前に入れるのは、普段なら追い抜く車に加わるのに、
もう無理はしない、いや路線バス運転手の気持ちがほんの少し
分かる年齢になったのかもしれない。

運ちゃんも、今風にほんの一瞬、ハザードをコンマ1秒くらい点け、
私にだけ、交信したので、私も入れて良かったと感じた。

大きなバスの背中を、小さなアルトから見ている。
ほんの少しだけ、空いたバスに乗っている、帰る家へ向かう人の
気持ちが温かい雰囲気で伝わってくる。

急いで戻らなくても、9時くらいに帰っても誰にも文句は言われない。
そんな自由は、哀しいことでもなく、淡々とした現実だ。

一瞬のすれ違う人びとの中に、きょうの私とバスのような出来事は
数えきれなくある。
でもバスの背中に、家路を急ぐ人の心を見るようなことは、きっと少ない。




豊中まで戻ってきた。
前を行く赤いミニはきっとビギナーの若い女の子であろう。
2011年には2011年の風景がある。
免許を取り立ての31年前には私もこんな初心者風の運転をして
いたのだろうと思う。

あの頃にはあの頃の、街角風景があり、それはそれで楽しかった。
今の私には、まだ走れる気持ちと、
後ろに続いた長い道に思いを馳せるには、やや早いけれど、
きょうもまた、一日の運転の心地よい疲れに身を任せる、
こんな時間があるのである。




Posted at 2011/02/21 04:56:11 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | 旅行/地域
2011年02月18日 イイね!

ふらんすわいん

ふらんすわいん元カルフールにて、ルガラーニの白を買う。
クーペの屋根に載せてワンショット。
FIAT&Citroen
青とベージュの日。
それで何か、
Posted at 2011/02/18 07:33:34 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | 日記

プロフィール

「ハイブリッド車の税金割引を辞めて欲しい。旧型車の税金を過重に重くするのを、時代錯誤ということに国交省と財務省は気づいて恥じるべきである。https://bestcarweb.jp/newcar/1313994
何シテル?   09/05 00:38
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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