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2010年04月05日 イイね!

イベント日和

イベント日和チームヤマモトのクラシックカー フェスティバル2010に参加した。
大阪・池田から能勢の山を越え,丹波路へ。
高速で西宮北や三田を周り、丹南篠山で降りて、旧国鉄篠山線に沿う
R372で福住(昔の鉄道終点)に出るルートもあったが、春の丘や土手を走りたい
気分があったので、R477で亀岡・本梅に出て、千代川から9号線を北上した。

春って、朝は寒い。
能勢の山道を走っているときの外気は3℃くらいだろう。
それでも山の斜面に朝日が当たり、山桜が春を言祝ぐごとく咲いているのをみると
何だか嬉しい。
西行や俊成のように、人生の春の戻り来ぬ自分にとり、この春をどのような気分で
祝ったらいいのだろう。

車も自分も、すっかり時代から遅れているけど、我らにも春の時期があった。
今は追い抜かれる時に,先行く者へ、何という気持で見送るのがいいのか。
そうこうしているうちに、丹波路は須知(丹波町)に入った。
9時丁度に会場着。エントリー車の列の後ろに並ぶ。

何度か来ているイベントだが、正式にエントリーしたのは初めて。
開会式で24回目を迎えたことと、横断幕の字で1987年春にスタートしたことを知る。
87年春というと、ちょうど私が850クーペに出会った年のことだ。
同じ年にスタートした老舗のイベントに、奇遇なものを感じた。

沢山の友人に再会し、新しい出会いもいくつかあった。
車の前にフリマの物を並べていると、印象的だったのは、京都の市内で昔、父親が
シムカ1200Sクーペに乗っていたという男性の話。
私のフィアットの付けている「京55・せ」というプレートを見ただけで、時は40年以上
昔に、タイムスリップできるとしたら、それは素敵なタイムマシーンだ。

「欲は出すまい」、何度か心に言い聞かせていたのに、予定より少し売り上げた
ので早めに店じまいして、会場の丹波ワインに貢献すべく、白ワインや地鶏薫製
などを買い込んだ。
残念ながら,バラエティーな部門での入賞はならなかったが、同じフィアット850
クーペに乗る友人が、初参加でめでたく入賞した。


そんなこんなで一日が終わり、帰りは友人らと4台でツーリングする。
今度はR173で川西に戻る。
100番台の道になると、ダム湖を渡り、トンネルが連続し、国の力で作られた
国道であることを知らされる。
山桜も、森林もなぜか優等生のように、粛然と生えているように思えた。

あと何年、こういう風景を眺めるのか。古すぎる我の車に、長い安らぎと
不思議な仲間たちとの、交遊に、幸多からんことを願いつつ、家路に着いた。

Posted at 2010/04/05 14:03:33 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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