ｋｏｔａｒｏのブログ一覧

会社を辞めてから、半年近くになる。
最近は落ち着いたので、よくいろんな人にあう。
５０歳での一旦リタイアには、それなりの覚悟と、大きな考え方の方向転換があった。
でも普通に会う人は、いいですね悠々自適で、と月並みだが、他に返答字句がないので、そういわれる人がおおい。
この時になんと返事したら良いのか。
｢悠々」の二文字のところで詰まってしまう。
決して悠々ではないんですけど、と長い説明をできる状況なら、
ある程度の身の上、不安はあるけど漕ぎ出した人生の船出について
話すこともあるのだが。。

悠々の二文字には羨ましいという意と、私より年上の人の中には
まだ生きるのが大変の進行中だけに、少し皮肉を感じてしまうこと
も、ないとはいいきれない。
多分この言葉は、最終章か、７５歳以上の人に対してに対する
尊称なのだろう。
私は「自適」はなんとかしているけどとても、悠々は違うよと
苦笑していることを、説明している。

生きることは難しくも面白い。そこまでの精神の余裕は、まあ中々
ないだろう。
そこが悠々なのかな。
車に乗ることだって、覚悟のいることなのだし、そのリスクは
大なり小なり、どんな車に乗るのだって、あると思う。
それが納得できているだけか、の違いなのだと、思う。

この半年にあった中で、一番有り難いと思った言葉は
あなたは自由人ですな、の一言である。

本当に年上の方からの言葉なので、その言葉には嫌みが無かった。

自由は尊い。
もう少しその言葉を噛み締めながら、生きていこうではないか。
好きな自動車も乗り続けながら。
そのためには。