• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kotaroのブログ一覧

2011年03月02日 イイね!

ピークオイル&ピークプレジャー

ピークオイル&ピークプレジャーまた写真を見て、嗤いを取りそうでありますが、
若き日に仕事でインドネシアのジャカルタに
行った時の一枚です。

さて、ピークオイルという言葉は、新聞等を読む人には
ピンとくるかもしれないが、原油の採掘残存量の数量が
ピーク(山岳の頂点)を、既に越えているのではないであろうかという
一つの仮説であります。

仮説を前提にして、話を進めることには異論も多いのですが
きょうは、面白さの頂点について、併せて考えてみるのも
新味がないかと思って、一つの原稿にしてみたいと思います。

ピークオイルは、採掘地の環境や掘り始めてからの年月、量に
よりその時期が異なってくるのは、想像がつくと思いますが
人類社会全体に取り、おそらくは無尽蔵と言われた時期は過ぎた
のではないかという事例がいくつかあります。
婉曲的なのですが、日本と中国の尖閣諸島をめぐる衝突が起きて
漁船の体当たりなんて、まだキナ臭くない方と思うのですが
これを日の丸右翼的に見ないでいただきたいことがひとつ。

それからオバマ政権発足以来の最大のピンチであったメキシコ湾での
英国石油が起こした過去最大規模級の原油流出事故がひとつ。
あれはなぜ、あんな無理なことをして、過去最大級の環境被害まで
おこしたのか。またメディアに統制がかかって情報が最後の方は
フェードアウトになり、図式から言うと、臭いものに蓋をしたのかと
いうことを考えていただきたい。

皆さん車は好きですね。
その車自体は、化石燃料を消費しながら走っており、それが生活の
源である産業の一員になっているわけなのですが、僕らのプレジャー
(喜び)である自動車趣味も、オイルの値段や、生活の収入に影響されて
いる部分は非常に大きいのであります。

人間から喜びを取ると、極端な場合には生きる機能を失い、生物的な
自滅に陥ることもあります。サルや他の生物のように本能的に生きる
機能より、目的性に合わせて生きる特性や、そこに宗教や生き甲斐といった
行動規範を持ち出してくるのが人類の特徴であります。

そこで私は長年、人間は結構好きなことに時間とエネルギーを集中し
その中の大きな要因は、代価としての喜び(プレジャー)部分ではないか
と思うのですが、プレジャーにも対象によりそのピークとなる時期が
必ずあると思われます。
そのタイミングといいましょうか、凡庸な人は、他人の後追いで趣味に
入って面白くも何ともないことに、時間と金を使うだけということがしばしば
見受けられますが、私はそのピークを見抜く技術も、人の人生に取り
結構大事なことではないかと思うのです。

それでは本論に入るのですが、私のこれまでしてきた趣味について考えてみましょう。

切手収集ブーム(1970年の万博の頃)
SLの写真撮影と鉄道ブーム(1971年の鉄道100年記念時点)
第1次のモータースポーツブームと雑誌(1969年で終わった日本GPでのTN対決)
オーディオとレコード(80年代、CD等のデジタル記録への転換点)
楽器の演奏と音楽談義
フィルム式カメラの愛用、愛着とコレクション
鉄道模型のHOゲージ(工作と運転)
自転車の組み立てや改造、サイクリング&自転車旅行(1970〜80年代)
二輪の世界(乗る方本位、初めての他府県への遠出)
国産の自動車(ドライブ、軽い改造、アクセサリー)
輸入車(ヨーロッパ車の系統と研究、運転のドライバビリティー)

まあ、よくぞこれだけ様々なことに資源投資を続けてきたものと、金融経済の
プロから見ると、なんとあなたはバカですねと、言われてもしようがない
と思います。カッコ内は補足ですが年代を入れているものは、おそらくその辺りが
ブームの頂点であったと思われる時期です。

そうやって考えると、その時期でさっさと見計らって撤退したり冷めてしまう人も
いてもおかしくはないのですが、趣味というのは結構あとに尾を引いたりするので
不思議なものです。この中には書きませんでしたが、読書や事物の研究、なかには
風俗やポルノの研究が趣味の人もいたっておかしくないと思います。
ただ年代的ピークがあるものは、短期間に仕掛けられた性格のものほど幅が短く、
あとあと忘れられてしまうもの、少ない愛好家で細々とした残り火が続くもの、
趣味のその後の態様は、いろいろあると思うのです。

きょう言いたかったことは、没頭している事柄にも時々冷めた目で見ることの
必要性。それは人類は、しばしば過ちを起こすことへの警句でもあります。
古い革袋(趣味)に新しい酒(関わる行為、人間)を詰めてまた次の日は何をしようか。
それが人間の生きることの面白さかな、と思うのであります。










Posted at 2011/03/02 06:34:35 | トラックバック(0) | 思うこと | クルマ

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/3 >>

   1 2 3 4 5
678 9 1011 12
13 1415 161718 19
202122 2324 2526
272829 3031  

リンク・クリップ

趣味とかその対象はどうなっていくのか 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/01 18:15:22
タイ製L70ミラ・ピックアップのすべて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/02/22 10:52:34
春の1200kmツーリング・中国山地の尾根を抜けて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/05/11 05:49:46

愛車一覧

ホンダ スーパーカブ50 プロ ホンダ スーパーカブ50 プロ
中古のスーパーカブを買いました。 原付に乗るのは40年ぶりです。
フィアット 850 車の色は空のいろ。 (フィアット 850)
2016年10月、三年半かかった車体レストアが完了し戦列復帰、その後半年、また以前のよう ...
プジョー その他 26インチのスポルティーフ (プジョー その他)
高校の時から乗っているプジョーです。1975年購入。改造歴多数。数年前に自力でレストアし ...
シトロエン ベルランゴ ゴールデン林檎 (シトロエン ベルランゴ)
還暦過ぎて、最後の増車?!。 見たこともなかった人生初のRV車を、九州生活のレジャーのお ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation