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2011年09月09日 イイね!

一歩ずつ進んでますハチスパプロジェクト

一歩ずつ進んでますハチスパプロジェクト










こういう趣味の車を飼うことは、青空で置ける
普通の車を持つことに比べて、数段面倒なものである。
ここに読みに来られる方々は、判っておられるにしても。


それにしても、今年の正月頃に流行った
変態という言葉の意味を
最近改めて考えてみている。

変態はヘンタイで変態性欲者の略である。
普通の性欲で満足出来なくなった人は
より刺激の強いものに走っていく。
通称アブノーマル。

ノーマルなものに飽き足らなくなり
誰も考えつかない変態世界に入り込んだり
抜け出せなくなることもある。

じゃあ車趣味において、どの辺までがノーマルで
どの辺が非ノーマルなのか。

近年はクルマ趣味は一般社会からは、かなり退潮気味である。
車いじりする若者やお父さんは、普通の家庭の庭先
などから撤退し、その代わり根性の座ったクルマ好きが
オタク化、知識偏重化しているだけではないのか。



私は空疎なものは好まない。
言葉尻だけのヘンタイという響きには、高校生や素人の
「あいつ変態ちゃうか」程度の揶揄、からかい、場合においては
(その道に)付いて行けないやっかみ、羨みなどのニュアンス
が含まれている。

変態と呼ばれてもどこ吹く風で我が道を行く。
これでいいのだが、喜んだりヤニ下がったりなどすると
外野で勝手なことを言っている人間とレベルが変わらなく
なってくる。

あとは同類、仲間内での認め合い。レベルの差など、
チョットした違いなどでも使われることがある。
同化することが平気な者と嫌いな者、
その辺でも考え方は分かれてくる。


    ◇            ◇


プロジェクトの進行状況を話しておこう。

7月11日に到着したディーラー物のフィアット850スパイダーは
整備工場でほぼ点検と必要部品の交換が終わった。
今週の水曜日までに、車庫証明を上げる為の根回しが
終わり、来週くらいに証明手続きに入れる。

それから頭を悩ませていた「ガレージ」のことであるが、
普通一般のことしか判らない読者の為に説明すると
車庫証明の保管場所とは別に、こういう車は屋内の
雨に濡れなくて大切に、といっても超高級車でもない
ので、それなりに、だが、置いてもらえる場所を探さねば
ならない。

そりゃ、家が豪邸で、なんぼでも車が停められる人など
探せばいるだろう。でもみんからブログの平均的読者
層は、駐車料金を払って苦労している人も多いと思う。

私は友人の紹介で大阪から80キロ離れた郊外に
保管場所をナントカ確保し、水曜日の休みに友人に
連れて行ってもらったのである。
その時に自分の車で行くつもりが、クーペはタイヤが
1本パンク。スペアの1本はバーストして、表皮が割れて
おり大変な状態でタイヤ交換に。

スパイダーのために仮ナンバーを借りたら、オルタネータ
で電気が起きていないことが判明し、これまたダウン。
結局友人の車を出してもらい、兵庫県加西市まで往復した。
乗って行った車がコレである。



夕暮れ時、一日の用事を終えて戻ってきたときに
写したのがこの3枚の写真である。
同じ場所に3台のフィアット850が並ぶことは、非常に
珍しくて目出たいことではないだろうか。

  「イイね」を景気良く、打ってください。



赤のスパイダーは完全オープンで、行きは日射しが強かった。
帽子を冠ってやり過ごすのも、屋根なしならではである。
私は数年前まで1台のオープンを持っていたが、その日は
加西の紹介された新しい仲間と、クルマ談義や世界の情勢まで
いろいろな話をして、価値観や共有する感覚について話し込んだ。

みんな本当のクルマ好きは、人生体験の一部がクルマで
出来ており、そこから人生後半が続いているようなものだ。
オープンカーで風を切り、夏の終わったハイウェイを
家路に急ぐ。
ふと耳に流れて来るのは、あの夏に聴いた
「ホテル・カリフォルニア」 なのかもしれない。


きょう一日をご同行していただいた友人を、最後に
東三国にある共通の知り合いのカフェにお誘いして、
夕食を馳走する。またここでも小一時間は話し込んでしまった。

そうやって考えると、僕らは何の為にクルマに乗るのだろう。

15年以上前に僕と、愛知の友人がフィアットを共有項にして
出合い、共同企画したフィアットのイベントに兄弟で参加してくれた
弟さんが、この日の紅い車のオーナー。
お兄さんの近況を聞いたり、昔のことに話が及んだり、
それは青春の一ページだったのかもしれない。

僕らはやがて親になり、20年以上続けているイタリア車の
趣味で会話をするようになった。
共通の友人も多い。特に関西は狭い。
私もこの世界でやってこれたから、半端なようで、
長い道のりを歩いて来れたのではないか。

旧い「新しい車」が来て、日記に新しいページが加わる。
車社会はすっかり、「秋」が来てしまったのに
僕らはまだ、「終わらない夏」の続きが見たいだけ
なのかもしれない。









Posted at 2011/09/09 02:46:00 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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