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2011年11月16日 イイね!

国内イベント考2011

国内イベント考2011日本シリーズの決着が付こうかと言う頃である。
秋の自動車、旧車イベントもかなり終わって、あとは冬を待つだけ。
それにしても、日本はどうなるのだろうかという思いが、今年は強い。
そんな中、私なりに、いろんなことを考えてみようと思う。
題して「この四半世紀とクルマ趣味」の概説(流れ)など。


非道い年だったなあと今年は思う。
東北では、津波被害を中心に、2万人もの人名が失われた。
1行で終わってはいけないのに、このあとに原発からの放射能流失で
未曾有の社会リスクが高まったことを、改行の冒頭から書き加え
なければならない。
暢気にみんからブログを書いている所ではないというのが
当地におられる人々の率直な感情であろう。

さて本論に入ろう。
国内での自動車のイベントは、近年旧車系色が強くなったと感じる。
その内容は、ピンからキリまで。
ヴィンテージカーの走行イベントは、ヨーロッパの歴史ある行事に
範をとり、「ラフェスタ・ミッレミリア」を筆頭に、有名人にも出てもらい
高い参加料を取っても成立して推移している。

反対に地方都市開催中心に街起こし的な性格のものが近年目立つ。
そんな中には、主催は個人や同好の士といった性質のものも多く
私は10年前から「草の根イベント」と称し、内容の良いものは
好意的に紹介している。

参加料は、50万円近いものから、無料や3000円以下といった実費
のものまでこれだけ幅が広いのも、旧車イベントの特徴であろう。
草イベントには、個人が思い付きで呼びかけたものが発展した
ものもある。それはインターネット技術の発達で、簡単に集合を
呼びかけられるようになったからであり、単なるオフ会が今や
「おは◎◎」というネームが付き、定着型イベントになったものが
各地に見られる。

京都の高雄パークウェイで開かれるTSM(高雄サンデーミーティング)
が西の代表なら、東京の「有明会」、湘南HC(ヒストリックカークラブ)
主催のオフ会などが、著名であろう。
こういった行事は、強い主催意思が無くても自然発生的にはじまり、
ネット初期から目に着いていた。

懐かしいニフティーサーブの「輸入車フォーラム」の部屋から始まった
六甲朝ランというオフミが開かれていたのは1999年頃。
私がホームページを始めた年だ。
そして関西では、この頃から草の根イベントが立ち上がり始めた。
360cc中心の「ちっちゃいクルマ大集合」や旧春日町が会場になった
「中兵庫クラシックカーミーティング」など、主催者のアットホームな
性格を反映した手作り的なイベントが、好ましかった。

時系列的には、1980年代のことから書き始めなければならない。
80年代の旧車行事というと、非常に数が少なかった。また雑誌にも
記事が少なく、専門雑誌も皆無に近かった。
記事は載らないがJCCA主催のニューイヤーミーティングは当時から
開かれていたが、会場はまだ神宮の森であった頃だ。
そして旧車の走行イベントというと、サーキットを使ったレースが中心で
代表的なものは、春のつくばサーキットの筑波トロフィーと、秋の
体育の日に開かれていた富士ジャンボリー(富士スピードウェイ)であった。

レース性格なので、レギュレーションは厳密であるし、当時は10数年
前の車が走るレースのことを「リバイバルラン」と呼んでいた。
富士ジャンボリーは最後にレース車両以外が一斉にサーキットを開放
して走れるパレードランが恒例で、そこだけのためにアマチュアたちは
遠くから集まってきて、束の間の邂逅を楽しんでいた。そんな時代で
あったのである。

さて、国内経済の充実と共に、これまで国内では見ることの少なかった
古い外国製のスポーツカーの人気が高まり始めていた。
箱根、御殿場に、松田コレクションのポルシェ、フェラーリ、スポーツカー
の3つの自動車ミュージアムが作られて行き、御殿場の聖地伝説が
この頃から始まりつつあった。1980年代の前半である。

一方神戸では、1985年初夏に、「六甲モンテミリア」と名付けた
ヴィンテージカーの走行イベントが開かれた。これはミッレミリアが
イタリアで復活し、83年頃から国内にも紹介された影響が大きい。
このイベントは年々国内経済の上昇カーブのようにヒートアップした。
しかし89年を最後に突然中止になり、いろんな裏事情が噂された。
大きなお金が動くところには不透明なことも多いのである。

しかし優雅で贅沢なヴィンテージ高級車の世界は、廃ることがない。
布石には70年代後ろ側のスーパーカーブームがある。
日本人は強烈な輸入文化には弱いのである。仏教伝来以来なの
かもしれません。

さて、出版メディアからひも解くと、昔はカーグラフィックが牙城でありました。
当時は、彼誌のみがインテリ層が読む雑誌の雰囲気がありました。
理由は、小林彰太郎編集長の、見識と姿勢が高踏であったこと。
熱狂的なファンが多く「小林教」とさえ呼ばれる信者めいた読者には
私は反感もありました。その後自分の成長と趣味の深化により
やはりコバショウ時代のCGは抜きん出ていると思い直しました。

そこに挑戦したのが企画室NEKOであったのですが、前身のスクランブル
カーマガジンが1981年に創刊した時の挑戦者スピリッツが、雑誌が
厚くなると共に薄れていった感が残ります。

長くなりましたので、続きは改めて、書き貯めて行きたいと思います。
Posted at 2011/11/16 05:45:44 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「変わり行く年に〜2025〜 http://cvw.jp/b/176891/48571345/
何シテル?   07/30 07:43
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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