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kotaroのブログ一覧

2012年11月04日 イイね!

上書き

上書き今朝はついにストーブの登場にしました。
4日ほど雲隠れして、冬支度急ぐ東北を旅してきて
昨日は帰るなり早々ですが、恒例の中兵庫クラシックカー
フェスティバル旧春日町に行ってきました。

旧車イベントに行き、帰りのお土産が、
大根だの、お米だのって、土臭いイベントも今日では
珍しくなくなりましたが、14回目を数えるこのイベントが
始まった頃には、少なかったと思います。


ちょっと今日はその辺からの話をしましょう。

それまでの旧車イベントは、どちらかと言えば、特別な
誇らし気な、お金持ちのクラシックカー同好会のセレモニー
的な色彩が強かったと思います。(〜1983年頃)。
それから空前の外車ブームが起きて、日本シトロエンクラブや
この前取り上げたVWビートルのクラブのような愛好家集団
の仲間内的なパーティーが広がり始めました。

基本的に新車中心です。僕のような変わった中古車乗りは
絶対的に少なかったし、今思い出すのは、1990年頃に
5年落ちのBXを乗って、1年間だけ会費を払って日本シトロエン
クラブに入会しました。これが僕のオフ会デビューの始まりです。

反対に、そのくらいフィアットの情報や交流は少なく、91年頃に
オールドタイマーが創刊されると、「兵庫県でフィアット850クーペ
に乗っています」と私は読者欄に投稿しました。もちろん個人情報
丸出しです(笑)。
昔の「明星」とかを知る世代ですし、80年頃のホリデーオートなど
には、恋人募集の個人情報が、女の子含め全部出てましたから。

ナンバープレートなど隠して、ちょっと前まで恥部丸出しだったのに、
と、私は言いたいくらいです。私は自分は抵抗がありますが、友人の
コイツは許してくれるだろうと、別のトモダチとせっせと、なりすましの
葉書に恋文を書いて送る、陰湿な少年でした。(爆)。
今でも、みんともの彼とカレはイジリがいがあるなあと、すぐに思う
タイプです。

さてさて、大阪にフィアットのディーラーの実質本社があった頃
(ロイヤルモータース)、整備工場通じたフィアットのお仲間ツーリング
とか、あったらしいです。古い写真を見ると50台くらい集まって
X1/9とか128とか、124(セダン)とかで、ドライブしてどこか目的地に
遊びに行った記録がありました。



インターネットという“飛び道具”が普及する以前は、何事でも
集まりをまとめる、幹事という仕事は大変でした。古い様式を残す
政党には「幹事長」というNo.2が必ずいるのは面白い文化です。
政党のことを英語で、パーティーというのはご存知ですよね。

そんなふうに今は一声かけると集まり過ぎるくらいのオフ会です。
オフレコで集まろう、何て言うのも逆に傑作ですが。
愛車家、車の愛好家が集まるのは、珍しかった。車で集って盛り上がる
のは「族」だけだったのです、長い間。だから僕らのような旧い車乗り
の中には、たくさん集まって来ると興奮して、ダア〜っと走り出したがる
のもいる(笑)。



さてさて、昨日参加してきた春日町の頃の中兵庫は、13年前ですから
1999年に第1回が始まりました。平成11年ですと遠い昔のようです。
ミレニアムで景気が回復すると、アイティーバブルがちょっとあったりして。

そんな新世紀の興奮も冷めた2000年の秋のある日、神戸のポートピア
ホテル前の広場で360軽自動車のフェスタが開かれました。ここで同じ
種類のイベント見るのは2度目ですが、80年代後半にはモンテミリアも
開かれた会場も、スバルやステップバンが並ぶようになりました。
メッキが剥げたと言うのはキツいですが、昔の神戸はイケイケでツンツンの
女だったけど、和み系になったのだなあ、と考えてみることにしました。

そこに来ていた来場車のなかに、珍しい水冷のスバルR2が置いてあり、
これは珍しい、R2のGSSという車だよ、と私は同行の友人らに説明を
始めました。

すると車の影から「よくご存知ですね」と言って、現れたひとりのおじさん、
それがこの車の持ち主であり、前年から兵庫県の田舎の方で、旧車
イベントを開催している人物と、自己紹介がありました。
「こんなイベントやってまんねん、来てくれまへんか」
関西弁でも丹波弁のトーンは柔らかく、「判りました」とその年の11月から
私は兵庫県の春日町はどこにあるのだろうと、地図を見ながら
走って行くことにしました。

http://www2.gol.com/users/kotaro-h/2000/n-hyogo.html

古いホームページから、引っぱり出してきた記録です。本当に不鮮明で
ご容赦。デジカメでなく、アナログフィルムをフォトビクス系の光学機で
取り込み、ビデオ端子入力でMacに入れて作りました。
この時も若い女性をハントして誘って行ってますねえ。もちろん
旧車乗りの子です。もう今はいいお母さんになっているのかなあ(爆)。

冗談はともかく、震災から5年、新世紀の始まり、翌年がNYに911事件が
起る時代でした。転換期と言うのは、この頃で、1999年と言うのは、
中兵庫と、それからモンテミリアの夢よもう1度のポンテペルレが始まり
ました。

兵庫には後に知られるようになった、もう一つの草の根イベント「ちっちゃい
くるま大集合」と言うのが有り、1998年から始まりました。家族全員、父さん
母さんに奥様が、2台から3台の360cc軽に乗って来られるSさんの
お仲間、お友達の輪 大集合です。基本は1000以下ですが、旧い車で
ゆっくり走るのであれば、差し支え無しのユルさですが、どっこいビンテージ
自慢の高価な外車は、絶対浮くので来られません。



兵庫の2大草の根イベントは、春にちっちゃい、秋に中兵庫で基本的に
10年超続いています。さすがに、子育て忙しくなったちっちゃいの方は
みんなでアシストし、続けてもらいたいものです。ネットで一番古い記録は
2000年に私が初参加した時のページが、まだ残っております。

http://www2.gol.com/users/kotaro-h/2000/2000summer/tichai.html

同じく2000年、セリカで有名なTさんのサイトも見つかりました。

http://www.geocities.jp/kazugarage/4-16.html

1999年から2000年という時期は、私は850を扇の要に、飛車はタルボ
サンバという変則フレンチカブリオレ、角は英国製重厚サルーンのローバー
P6V8を持つという最強の布陣でした。

この年まで5回開催したフィアット車のミーティング、Vieni FIATの最終回に
みんからにも所属している紺の豚氏(リトモ130TC)、124スパイダークラブの
中心のT3氏も合流し、今日に至ります。
年齢的にも近い両氏とは40歳前後の油の乗り切った時期で、半分冗談ですが
小生も女の尻ばかり追い掛けずに、ちゃんとクルマのケツも追尾していたのです。

人生の一時期に、クルマをめぐる冒険があっても良いと、私は思います。
1999年頃と言うのは、どんな時代であったのでしょう。
まだ、トヨタは頂点を目指そうとし、ホンダはソニーと並んでジャパニーズ
ドリームを体現していると、信じていました。日本の3強で一番苦しんだ
ニッサンはカルロス・ゴーンが春に来て再建が始まった年でした。
アメリカは覇権をめざし、GMフォードは世界中の自動車メーカーを買収
競争し、今日に至るプラットホームの共通化が進んだ頃でした。

結局十二支が一周し、いちど破綻しかけた米国の自動車産業も、かつての
勢いはありませんが息を吹き返しました。その回りで踊っていたのは金融
会計の数字だけかもしれません。



ほんとうのことというのは、中々判りません。大きなうねりや流れ、昨年のような
地震や天災というものも時々起きます。
人間はもっと民事なインシデントにも遭うことがあります。
その中で10数年のことさえ予測できないのだけれど、続いていること。
イベントでも、自分自身のことでも、それは間違いなく信じてもいいのではと
私は長い旅から帰り、思いました。
きょうのタイトルはそういう意味で、書いてみました。
皆様のカーライフの参考になれば、幸いです。





Posted at 2012/11/04 08:23:13 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | クルマ

プロフィール

「「自動車趣味人」38号に取り上げていただきました。」
何シテル?   06/14 14:37
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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