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2012年11月12日 イイね!

2009/11/15 roman holiday

i-bookG3がやっと復活した。
今年一年修理にかけた金額を考えると中古のG4が軽く買えてしまう。
悄々落ち込みそうな経過だが、店員に「G3でしかできないこともありますから」
といわれ、気を取り直しきょうはOS9.2で起動させてみた。
今書いているブラウザはネットスケープ7.0である。負け惜しみ。

昨日の終わりに仕事帰りに行ったbar。
他の客がいないのでマスターがつけているDVDをつい見入ってしまった。
モノクロのシネマ、眠っている横顔でオードリーとわかる。
「あ、ローマの休日?」「当たり」

可愛いなあ、髪をめっちゃ短く切ってしまうところ
イタリアンな床屋の主人も一目惚れ。口説こうと早速誘いに。
イタリアの男はこうでなくっちゃ(笑)
ヴェスパに乗ってお茶目な街の暴走シーン。
グレゴリー・ペックが後ろから飛び乗ってその時の
オードリーの表情の楽しそうで可愛いこと。

そう。昔はこのくらいのことは「悪戯」って許されたものだったんだよ
今じゃ考えられないか、メルヘンだね。
後ろから追い掛ける同僚カメラマンの愛車は戦前型のfiat500だ。こっちが元祖。
 よく考えたらこの映画きちんと見たことなかったっけ。
 捻くれてたなー我ながら。でも面白い。

bocca della verita(真実の口)の場面は知ってたけど、袖に一瞬手首を隠す、
これってアメリカンジョーク。それに驚いて一瞬後に抱き着くプリンセス。
上手いなー、良すぎるぞ。このシーン

というわけで延々場面を紹介するのは野暮。
長い歴史の中で(後で調べて1953と知った)この時代の自由と平和を謳歌する気持ち。
(作った)アメリカ人の心理心境。(朝鮮戦争は起きていたけど) 
ヨーロッパに対するアメリカ人の心の故郷のような憧憬。
戦後のイタリアの復興と戦勝国の思いやり、思い入れ。この頃のアメリカは超大国の
傲慢より美点の方がずっと多かったことがわかる。

それにしてもこの映画をチャーミングなものにしているのはヴェスパやfiatといった
小道具の果たした役割も少なくない。
なかなか説明しにくいが、私も映画の中のシーンのように小さなイタリアカーに
いつまでも“恋して”い続けてるのかも知れない。
Posted at 2012/11/12 20:35:37 | トラックバック(0) | 昔の記事より | 日記
2012年11月12日 イイね!

考え中

考え中









昨日は、降雨のなか、TSM(高雄サンデーミーティング)に
参加してきました。

こちらでも、夏以来や、もしかしたら1年以上ぶりに再会
する人と、お話して来ました。

最後までご一緒した、‘チーム蘭陵王‘のみなさん、
どうもありがとうございました。
それから昨年、TSMで偶然お会いしましたDKWのオーナーさんに
再会して、雨の中少しお話を、させてもらいました。

私よりはずっと年上の方ですが、日本に当時から残っている
たぶん1台のDKWを、ずっと維持されてこられ、大げさですが
国宝級の希少価値のある個体を現在に伝えられておられる
京都の方です。

蘭陵王さんの仲間は、平均年齢で20代から30代の若い
旧車好きのお仲間です。
彼らが今夢中の、リトモやウーノといった1980年代の
イタリア車でも、70年代80年代生まれの彼らからみれば
記憶にない、幼い頃や、生まれた頃の‘タイムマシーン‘かも
しれません。

私と今乗っているFIAT850クーペの年の差は12歳。
それを入手したときの、年齢は27歳です。
奇妙な一致ですが、男の子の通過儀礼の中にひょっとしたら
車というのが、‘大人のおもちゃ‘なのかもしれません。
Too Old To Dreamという構文を知っていますが?

これは、野暮な直訳をするのでなく、「夢見る頃を過ぎても」
と、かっこよく理解してください。

僕はこれまでの30年以上の、自動車生活暦で、最初の1台
から、「なんとなく」でなくて、Lancer1600GSLの2ドアと決めて
車を選んで来ました。
大学生で、無収入の身ですから、フェローMAXHTの安いのでも
と夜間、見に行ったこともあります。
学生が中古車屋にいっても、その頃の大手中古車業者で
どんな相手をされるのも体験しました。
私が一般業者に行かずに、特殊な‘奥の細道‘ばかりたどるように
なったのも、その辺に理由がありそうです。

2代目のCELICA LB2000GTは只で錆びたポンコツを引き取りました
から、これはやや不純な乗り方でしたが、貧乏な20代半ばで、
ジャズピアノの学費を払っていたのだから、これでよしと。

今でこそ、こうして皆さんにモノローグな文章を読んでもらったり
嬉しい賞賛をいただきますが、長年ずっと孤独と闘ってきました。
(笑)、と言えるのは、今だからでしょう。

石の上にも25年。まだまだ人生の悟りは啓けません。
金曜の夜に、遠くのイベントに出撃する友人を見送り、
日曜日は雨の中を、走ったり。

昨日あった若い友人らと話をしながら、現在の方が旧い車を
維持して、仲間と語り合える環境は、自分の時代よりずっと
楽になっている(恵まれている)という話をいたしました。

その代わり、僕が初めてこの車と出会ったときのような、
未知の世界に飛び込んでいく、不安とワクワクの入り混じった
不思議な冒険心は、ずいぶん薄れてしまいました。

それが歴史や時代だと思います。
何が面白いのか。いつも考えているのですが、時代よりちょっと
先を歩いてみることが面白い。時には失敗や後悔があっても。

私よりずっと先達だったDKWの貴人と知り合いになれたり、
昨日はひょうたんからこまで、TSM54thの3位という
プライズまでいただき、主催の方に大変感謝をいたします。

そして昨日は家内との22回の結婚記念日で、大学生にこの春
なった長女だけが覚えて祝ってくれました。
今あまり面白くない家内は「言わんとって」と怒っていましたが、
僕も少し翳りそうになりましたが、人生100%うまくいくことはありません。

子供らが成長し、それぞれと旅をしたり、酒を酌み交わしたり、
次は次女が試験が終わったら鮨が食べたいと言うので、叶えてやろう
と思います。

自動車の幸福と言うのは、とにかく危険を避けて、自分の裁量で
個人的幸福を追求する。まあ、うちの場合は家族が少し
犠牲になりましたが、それでもよいといたしましょう!

N'est - ce pas!



Posted at 2012/11/12 12:31:24 | トラックバック(0) | 思うこと | 日記

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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