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2012年12月24日 イイね!

2つの自動車店を回ってきて

2つの自動車店を回ってきて








年末に2つの自動車店を訪ねてきた。
とくに伏せる必要も無いが、京都のホリイトレーディング
北九州のイデオートである。

ともにもう老舗の域に有ると思うし、80ー90年代に積極的な展開で
店を切り盛りされて、それぞれのワークショップのファンは多いと思う。
イタリア車に乗る者にとり、きちんと状態を整備してくれる
工場は、信頼できる医者のような存在かと思う。

放っておいてもクルマの売れる状態ではないので、二つのショップとも
いろんな取り組みや工夫をされているのが、印象的であった。

私はこれらの店にとり、どんなお客にとられているのかは、自分では
判っていないかもしれないが、いきなり一見さんが行っても、愛想の良い
客商売のお店ではない。店主と長話をする前にきまずくなって帰ってしまうだろう。
「京のぶぶずけ」なんて諺があるが、厚かましくも長居が出来ると言うのは
反対に私の持っている情報などを聞きたいというのも本音かもしれない。

私自身は今年はさっぱりの感もあるが、ロングラン4本というのは記録的でないか。
クルマの数は減らしたが、しっかり走って来た1年なのである。
それから比較的若い自動車好きが、萌芽していることには二人の店主とも
関心を示した。

ある店の方は、「100泥」はそろそろ止めて、きっちりと若いクルマ好きと
向かい合いたいと、言われていたのが印象的であった。
ヒット企画は一度成功するとやめられない。それはメディアに居るものに
とり、新企画の塗炭の苦しみより何倍も楽で、それと稼ぎがある程度見込める
ことの意義が大きい。

未公表のプロジェクトの話もいくつか聴いてきた。それは全部は書かないが
今までに無い一歩踏み出した戦略経営に近い。



これは、井手にあった車で、ドンガラの手前のアルフェッタ初期。
レースベース車両というが、誰かレストアして乗らないか。



大分で発見されたシトロエンCXプレステージ。
珍しいレザートップ付きの前期モデルである。
恐るべきリアの足元の広さよ。



アルファロメオ2000スプリント(1960ー62)
イデの持つ誇るべきクラシカル・プアマンズフェラーリ。
2600は有名だがこれはイタリア国内向けの2Lモデル。エンジンは1900のもの。
なんといってもエレガントな佇まいがたまらない。これは本当に欲しいと思う。





ボンネット上にパワーバルジが無いので非常に優美だ。



この車の存在は気付いていたが、明るい広い所で見るのは今回が初めてであった。
とにかくいい。クラシカルでいて上品な大型クーペ。
ライバルはBMW2000CSが同じ4気筒の高級クーペとして存在する。



メーター回り


室内風景


出来たら無粋なアルミなど履かせずに、メッキキャップの着いたまま、偏平率の
80以上のタイヤで新しいオーナーは走って欲しい。

ほかには、


こんなのや、

こんなのがありました。

あと130リトモTCがあるそうです。リトモを探しているなら耳寄り情報です。


さて最後にひと言、

クルマが売れないというなら、本も売れない、レコードCDの音楽も売れない
こういった余暇やレジャーに近い分野は、大昔のように笑いが止まらぬという
時代からは遠くなりました。

しかし需要は少なくなって反面、上辺だけの購買層はいなくなり、コアなファンは
やっぱり好きなものを探してきて、身の回りに無いと、損をしたような気分に
なるので、一定の支持層はなくならないのだろうと、思います。

本日はこんな記事を読んでいました。

http://www.drillspin.com/articles/view/526


日本の若者が洋楽を聴かないという傾向のワケについてという考察です。
確かに今でも洋楽というと、ストーンズのようなじい様が一線と言うのは
10年も、もっと前から「変だ、変だ」と思っていました。

トゥイッタ−でこの辺りをフォローして読んで行くと興味深い。
>佐々木俊尚 ‏@sasakitoshinao
考えさせられる良記事。グローバル市場のポップシーンではさまざまな胎動が
起きているのに、なぜ日本の音楽シーンはそこに連動しなくなったのだろう?
/いつの間にロック少年は「洋楽」を聴かなくなったのか? http://bit.ly/RcKoH9

この音楽で起きている原因のひとつに「ガイドが無い(いない)」という
若者と中年の断絶感があります。とくにロックバンドが洋楽チャートに今は
出ていないし、日本から人気に火がつくような現象もないし、反面若い人は
ビルボードのこともしらないから、インターネットで好きな音楽を検索する。
iチューンには、DL販売の機能はあっても、DJが紹介してくれるのではない
ということでしょう。
ガイド不在は自動車の世界でも、面白さを伝えることに、綿が挟まったような
ところがあります。

私もこれからの自動車趣味、といっても古いイタリア等のメジャーじゃない
車種について語るくらいですが、これからもガイド役の稗田阿礼くらいを
目ざそうと思います。









Posted at 2012/12/24 10:37:00 | トラックバック(0) | 思うこと | クルマ

プロフィール

「「自動車趣味人」38号に取り上げていただきました。」
何シテル?   06/14 14:37
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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