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2013年02月06日 イイね!

真夜中の幸福論

真夜中の幸福論昨夜は、愉快なサプライズが、あった。
ネットの世界のたわごとである。
僕がこの世に実在の個性であろうと、フィクションであっても、
ホントは構わないのである。

ここで書くものも、どこかの有名な作家の面白い文章を、
コピー&ペーストしたものを、読まされても、ほとんど実害は無い。

ただ、不思議なことに、青のfiat850coupeを見たことがある人は、
いるらしい。
それを運転する中年男が、そばにおり、25年以上乗っていると
称しては、風のように去っていくらしい。


大阪北部の小さな町に住み、毎夜酒場に現れては、ユーモアとジョークを
混ぜた人生エスプリを振り撒いて、愉快な一時を過ごしている。
昨夜も遭遇した人は、そんな感想を持ったかもしれない。

そんな男が、言うのには、インターネットのブログというものが、2005年
ぐらいから隆盛したが、昨今は廃れ始めたと。
その原因となったのが、新しいソーシャルメディア登場が直接原因でなく、
ブログのコメント欄を、許可制にする機能を付けたからだという。

そもそもネット以前の新聞のようなメディアの時代には、もの事を伝える
一方通行の機能しか、ついていなかった。
90年代、個人がホームページを作れるようになり、そこに掲示板を設置する
ことでサル達は、初めて2ウェイのコミュニティー・ツールを手にすることが、
出来たのである。
そして、それを言語、開陳(広報PR)機能に特化して、書き込み可能な
コメント欄を付けたのが、ブログという世界なのである。

この世界には、小さな王様がたくさん現れ、「アルファブロガー」と称され、
中には、何サマ、俺サマのような滑稽なヤドカリ主も多く見受けられるように、
なっていたのである。

途中からコメント欄が「炎上」防止のために許可制になり始めた頃より、
「おや」と思うようになった。
インターネットってなんだろう。
未来のコミュニケーションツールであったものが、制限機能が付くということは
時代の逆戻りではないのか。

良いブログを発見するのが楽しみで、そこにインパクトのある、良いコメントを
残していくのが楽しみであった男は、自分に酔うことだけは極力避けて、
当たり障りの無いコメントより内容をよく読んで、一段と深い印象の残る
感想を書くように心がけて来た。

おこがましいかもしれないが、書き手という人を育てることも、一つの仕事と
思ってきた。大きなお世話と言われることは、切腹覚悟で、失敗しないように、
訪問するのが、コメンターの矜持だと、思ってやってきた。

読んでもらいたくて、開始したブログが、閉じてしまっては、開いたメディア
にならないのである。
ブログ時代は5ー7年くらいの寿命で、こうして終わって行くのだろうと感じる。
仲良しこよしだけのSNSになり、安心できる人だけの付き合いに限らせて、
そうしてネット社会は、紙のメディアより内向きになっていく。



昨夜はもう一つの話が出た。
びっくりしたことに、紙のメディアである手紙に、とても驚くことが書いて
あった。
昨年10月にあった、あるサークルに関わる行事があり、その時に傍観者であり
会場の当事者であった人から、あなたたちのOB会は、私が部外であったから、
(まだ冷静に)行事が出来たけれど、(老人たちの目に余る無軌道は)
いかがなものでしょうと、警告とも忠告ともとれる、コメントが
わざわざ差し出されて、手元に届いたのである。

送り主は、かなり婉曲的に、当たり障りの無い表現で書いているが、
賀状の感想か、返礼にしては、事情を知るものであっても、これは事件かも
しれない。
そうでなくても、私の(ついに一人称になってしまった)下の世代から
時々不満めいた意見が出ることがある。

あるサークルのOB会は歴史が長く、40ー50代でも若手の中堅までである。
ただ民主的に運営できているかというと、70代や60代が大きな顔をしている。
のと、現役時代が黄金時代であった世代は、栄光や有名な方もおられて、
単純に太刀打ちできないのが、現実である。
その辺の息苦しさは、数年前まで会の中心で役務もした私も、ある事件から
関わり合いになるのを辞めたほどである。

とはいえ学生時代の帰属団体であれば、卒業しても心の拠り所である。
あんまり変な状態が続くと、しごきや体罰の価値観みたいに間違ったまま
平気になってしまわないだろうか。
そうでなくても我がOB会は「体育会系的」と言われる所以なのだが。
まさか外部から、「どうよ」言われるとは思ってみなかったが、「天の声」
というやつではないか。

愉快なサプライズと書いたが、決して大人の男が生き続けることは
楽しいことばかりではない。
酒場で開いて読み解く手紙に驚き、その場で意見を聴いてみる。
それが今の私にとって、唯一の生きる救いみたいなものであるからで、ある。
(完)




Posted at 2013/02/06 04:46:04 | トラックバック(0) | 思うこと | 日記

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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