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2013年04月11日 イイね!

「刺さる」とB層の研究

「刺さる」とB層の研究なぜか、適菜収のB層の研究の本が、タレント本
コーナーに置いてあったので、これを買って来て
今読んでいる。
非常に面白い。

B層というのは、ネットの普及した2000年代に、
大衆からスピンアウトした意識の層で、巧妙な
情報操作に弱い。

バブルのイケイケとは違い、自分達は「比較的
情報をよく知っている」と思っているが、実は
“情報弱者”である。


75年生まれの適菜は、2005年の小泉時代の「郵政選挙」が嚆矢と
いうが、似た傾向は昔からあった。半可通な人ほど、人前で持論を
開陳して、矛盾点を追究すると、あたふたするようなことだ。

僕はそういう人を、ギャフンと言わせることを、楽しみにしてきた
ような、性格の悪いところがある。

今の時代のB層は、市民社会の主人公面しているので、質(たち)が
悪いと、この本は言っているのだが、それは私も同感する。
しかし本質的には、大衆は流されやすいものである。

日本は、階層社会でなく、長らく中間層(中流)が圧倒的と言われる
コアであった。
しかし情報社会の導入、90年代半ばよりのネットの爆発的な普及は、
新旧メディアの問題点と様相を浮き彫りにした。
いま、盛んにメディアリテラシーという「正しい情報とは」についての
ガイドが、あちこちで言及されている。

そこで本質的な問題の話をすると、情報弱者というのが出現し、疑似
階層社会の体を成してきているのではないかと言う、議論がある。

ネット環境やデジタル放送に付いて行けない高齢者などを想定してである。

しかしそれは社会福祉のマターであろう。ほんとうの意味の情報弱者という
のは、B層のように、意図的や恣意的な情報操作で、すぐに反応し集まって
来るネット住民である。

ステマ(ステルスマーケティング)や、騙されたり、騙されたことに気付いて
騒ぎ出す人は、跡を絶たない。この前からの2流タレント起用のペニーオーク
ション騒動などは、処罰対象にすらなった。
しかし「所詮いい加減なものは、いい加減」だと納得しなきゃ、長屋の熊公、
八っつあんまでトゥイッター、FBしなくても良いと思う。





さて、本論に入ろう。
自動車社会における、メーカーと使用者の関係は、今後どうなって
行くのだろうか。

自動車は成熟案件になったが、相変わらず、ヒットしないと
いけない宿命みたいな自由競争と、販売と在庫の問題を抱えている。

変な印象になったクラウンが、ようやく売れ始めた。
CMからの一連の戦略は、成功しつつあるように思える。

しかし月販で1万台から2万も売れていた時代と、現在の様に数百の
単位で推移する自動車販売が、相変わらず安物のJポップみたいな
マーケティング頼りというのは、殆ど狂気のセールスだと思う。

自動車を売る方法は、そろそろ脱皮しなけりゃ、いけないのではないか。

新車の世界が、まだ長閑な時代の販売ベクトルを、維持しているの
に対し中古車の方は、この15年で、ずっとダイレクトマーケティングが
増えてきた。

欲しそうなタイプが現れてきて、気持ちが動き出すことを、「刺さる」と
いうらしい。



萌えとか、いろいろなネット発生の用語が、蔓延っている。

刺さるはいいんだけれど、テレビチックな言葉のように思える。
「おぎやはぎ」なんて、面白いのはネタになるんだけれど、
彼らの芸人としての積極性は、人をいじっているだけじゃ、
にわかエンスーと大差ない。

B層的なライトな感覚は、「感動」とか、「賛成」とか、自己肯定
的な陶酔感では、ないだろうか。

私はこれまで、いろんな酒場を渡り歩き、いろんな世間を見聞き
し、いろんなクルマを見て、「使われ方」を評価してきた。
その判断基準に、大衆への迎合はおくびにも出さない。

ネットの短文サイトなど、自分が鏡に映ったのを見ることが
出来ると、素人は舞い上がる。
舞い上がって堕ちてから、自分のことが分かって来るのなら
ネットの人への成長効果は、あるのだろう。

まだ「刺さる」については、噛み砕けていないのだが、とにかく
今のB層問題は、単に困るのは適菜収のような純粋な伝統型
保守人か、ごく一部の人であろう。当初だけは。

ところが日本的な美徳や考え方が崩れると、それはお金に
代えられぬアイデンティティーの喪失になるのではないか。
非常に悩ましい問題であるが、自分なりにも、この人の本は
意を得たりという気分になった。

さすがに今日は服薬の副作用で、何を書いているのか
半分脳が眠りかけている。
明日の朝起きてきて、熱が下がって読んで、おかしかったら
加筆訂正するつもりである。
以上。



Posted at 2013/04/11 07:54:46 | トラックバック(0) | つれづれ日記 | その他

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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