• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kotaroのブログ一覧

2013年05月10日 イイね!

今頃聴いている渋谷系

今頃聴いている渋谷系


ヨーロッパ製のベーシックなベルトドライブの
ターンテーブルを買って以来
レコードを聴く習慣が、大分戻って来た。




そう、



いすゞピアッツアの登場時のCMソングである阿川泰子の、
「シニアドリームス」の入っている「サングロウ」を、一昨日買って来たのだが、
その時に、へえ、この年代でもレコードがあるのかと、
ピチカートファイヴのLPを2枚中古で買った。


ピチカートファイヴといえば、やっぱりこの曲、
「ベイビー、ポータブルロック」が好きで、時々聴いているのだが、
1990年代は3人の子供が次々と生まれて、まともに音楽を
聴いていなかったので、やっと勉強する気になった。




そこで驚いたのが、野宮真貴と私が同学年であったという事実。
私が1959年の普通の生れで、小西康陽氏が早生まれで学年が違う。
野宮嬢は1960年の早生まれで、あの紺の豚さんと同じだった(*゚Д゚*)ェ…





私はずっと、“シブヤ系”というのは、1965(昭和40)年以降の世代で、
70年以降の生れの人たちが中心と思っていたから、これは知らなかった。

でも小室哲哉が1学年上だし、小林武史が同年代だから、90年代の
サウンドコンポーザーは、はっぴいえんどとか、ティンパンアレー系の
活躍時20代前半(に見えないくらいフケて見える)に比べたら、そんなもの
だったのである。

どうりで小西さんのレコード(特にジャケット)偏愛みたいなセンスとか、
ミッドセンチュリーっぽい感覚やファッションが好きなのは、背伸びした
60年代に、憧れていた訳だ。




買ったLPに弘田三枝子も入っているし、わかるなあ、そういう感覚。




これは夏木マリが20才若返った、記念すべきアルバムから。

当時テレビの「学校にいこう」という番組中のコーナーで、“夏木マリ夫”
というキャラクターが、このミュージックで、瞬間芸をやっていたのを思い出す。

このCDは買って来て、妻にプレゼントしたなあ。


このサングラスの夏木マリのイメージは、フランソワ・アルディとかの
60年代フレンチポップのオマージュだと思う。

ところで、小西康陽やピチカートファイヴの、原点て、どのあたりだろう。
世代が同じだったら、音楽的原点も判れば、活動初期は、見当がつきそうな
ものだ。

調べると、細野晴臣が1980年代の中盤前に、YMO以降にテイチクで
細野レーベルともいうべき「ノンスタンダード」レーベル名で始めた
音楽活動辺りでは、ないかと書いてあるので、資料を探してみた。

残念ながら、レコードは持っていない。しかし同じ頃に、鈴木慶一が、
JR(ジャパンレコード【トクマ】)で、セルフな活動を始めており、高橋幸宏
とのビートニクスとは別働で、「若き水族館員たち」の名で、通称
「水族館レーベル」が出来ていたなあと、思ったら、やっぱりレコードを
持っていた。
その前に弟の鈴木博文と女性でやっていたユニットのミオフーのLP
あった筈だと思ったら、やはりもっていた。

ウイキの記載を読むと、渋谷系と、細野晴臣の項目は、資料的にコアが
あるが、それでもシブヤ系でさえ、感覚的な記述だなと思う。

鈴木慶一に関しては、ウイキはさっぱりで、私は別に“火の玉ボーイ”、の
マニアではないが、はちみつぱいや、「すかんぴん」の時代から知っており、
シブヤ系とは繋がっていないのだが、その後の「カフェなミュージック」は
鈴木が目指したサロンミュージックが、源流だと思う。

90年代の「ポパイ」は、たびたび「カフェ特集」をやっており、当時としては
贅沢な、カフェ向きなオリジナルミュージックのCDも付録についていたの
だが、頻繁な引っ越しの内に、全部捨ててしまったようだ。

90年代の資料が無いのと、ネットが実はカバー出来ていないのが、落胆
した。



そんなことを考えながら、小西康陽の音楽を、上っ面だけでない評価を
どう進めようかと、考え込んでいる。
超売れっ子の音楽プロデューサーとして、手掛けた作品のうち、夏木マリ
と、弘田三枝子あたりまでは、元々土台のしっかりとした人で、本人も先輩を
レスペクトしているから、“チャラい”仕事は、していないと思う。

ところが、深キョンとか、こんな↓ 面白いのもある。




これは、白鳥麗子と、フラガールのおばさん先生を、やる間の、中間期の
松雪である。
彼女がロックミュージシャンの岳ちゃんと、一時期結婚していた頃、完全に
ミュージシャン志向を試行していた時期がある。

私は松雪のミュージックは、結構高く評価している方なのだが、今回買った
ピチカートのLPの中に、同じ曲があったので、もしや?と思って探し出して
みたら、これも小西ワークスと判った次第である。

松雪って、地はかなり癖のある美人だと思う。それとアンニュイだ。

きょうは、クルマの話は、ほとんどしなかったが、何となく判っていただいた
と思うが、私は感性的に、駄目なものは受け付けない。

古いイタリア車で、まあ、このくらいの存在感とか、タッチとか、
印象も含めて、「いいなあ」と思うものは好きだし、ヘンな(奇妙なのは、
好きだけど、嘘っぽいものはキライ)のも、好む時がある。



「今頃渋谷系」も、笑ってもらっていいのですが、最近の音楽は、どうかな
と思うことも多い。
この90年代のピチカートは、不景気が始まり数年の頃なので、世界観が
「最近つまんない」とか、「優しくてお金持ちでクルマに乗せてくれる男の子」
とか、今の時代で聴いていると、なんとキャッチーでキュート(かなりギャップ
もあり)と、こっそり自分だけで聴いて、楽しもうと思う。

右とか左のハナシは抜きにして、このまま「国防軍」「国民総管理」みたいな
時代傾向に雪崩れ込んで行ったら、こんな音楽は「禁書」みたいな存在に
なっちゃわないか。そうでなくても、非常時のように、ぬるいものを叩く人は
ネット界に溢れて来ている。
いやだなあ、とただそれだけ、思った。




Posted at 2013/05/10 12:03:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | うんちく | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「大きなニュースだと思う。日産が本社屋を売却して引き続き使用。すなわち撤退や廃業が前提と考えられる。https://www.kanaloco.jp/news/economy/article-1231923.html
何シテル?   12/14 01:49
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2013/5 >>

    12 34
5 678 9 1011
12 1314 1516 1718
19 2021 22 23 2425
26 27 2829 30 31 

リンク・クリップ

趣味とかその対象はどうなっていくのか 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/01 18:15:22
タイ製L70ミラ・ピックアップのすべて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/02/22 10:52:34
春の1200kmツーリング・中国山地の尾根を抜けて 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/05/11 05:49:46

愛車一覧

ホンダ スーパーカブ50 プロ ホンダ スーパーカブ50 プロ
中古のスーパーカブを買いました。 原付に乗るのは40年ぶりです。
フィアット 850 車の色は空のいろ。 (フィアット 850)
2016年10月、三年半かかった車体レストアが完了し戦列復帰、その後半年、また以前のよう ...
プジョー その他 26インチのスポルティーフ (プジョー その他)
高校の時から乗っているプジョーです。1975年購入。改造歴多数。数年前に自力でレストアし ...
シトロエン ベルランゴ ゴールデン林檎 (シトロエン ベルランゴ)
還暦過ぎて、最後の増車?!。 見たこともなかった人生初のRV車を、九州生活のレジャーのお ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation