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2013年06月11日 イイね!

フィアットフェスタ20年

フィアットフェスタ20年長い旅から帰って来て、無事を喜ぶ今日の暮らしです。

20年前に始まったフィアットの祭典、ゆっくり旅の
感想を書いて行こうと思いますが、あまり高揚もなく
旅を終えました。

初っぱなからこう書くのも何だけど、下火だなあと
思いました。
その代わり124ツーリングと、その前後の旅は非常に
楽しかった。

毎回旅をすることは、自己の目的と、車と私自身の命のアライブの確認で、
今年も1200キロ無事に走り終えたことに、高く感謝しております。



新旧のフィアット車が、集う祭典。このコンセプトは、20年間不変です。

そして外国車として、メジャーでもないフィアットには、幸運の女神が
ついているのか、90−00年代の国際再編のなかで、奇跡の単独生き残りが
出来ています。

私も27年乗って、思うのは、幸運ばかりです。

新しい500の成功で、フィアットは20年先も、残りそうな自動車会社に
なったと思いました。
フィアットフェスタには、新500も旧旧500もたくさん来ていました。

初代パンダは、減ったとは言え、まだ一大勢力でしょう。5月末にあった
パンダリーノは200台以上が集まったと聞きます。

しかしフィアットフェスタは、その所期目的を果たしたのでしょうか。
熱気も水上に来て、最初の年より下がってきており、私は感慨に耽っておりました。



一時期のプントはめっきり姿を消して、熱心に旧い車を維持している、
124スパイダー倶楽部の面々の皆さん。付随して850や131といった
「数字系フィアット」と最近呼ばれる、70年代以前の人たちは、たぶん
この先も私を含めてずっと乗り続けるでしょう。

そろそろ「趣味のフィアット」と普通のフィアットの棲み分けの時代になったの
でないかと思うのです。

たとえばトヨタ車のイベントに2000GTとヨタハチ、それにダルマセリカが
来ていたとします。そこにハリアー(現レクサスRX450h他)やプリウスで
乗って行ったって、楽しいでしょうか?。
コミュニケーションをとろうと、「私も同じクルマに乗っています」と話しかけ
られても、例え相手が青い目の外人さんでも戸惑うのではないでしょうか。

今回ボクが感じたのは、数年前から思っていた温度差と、イベントの行く
末に対する一抹の不安感でした。

こうじゃなかったんだけど、という参加者も戸惑いつつ来ている。
フィアットは、ウーノやパンダの時代だったら、850やX1/9もお友達
感覚で一緒に走れたのに。
今のニュ−500は空冷2気筒や、アバルト、トリビュート“フェラーリ”など
ハリヤーやプリウスとは違う「遊び心」は、持っています。

ただし、その遊び心の方向性が少し変わって来て、お金を使えばもっと
楽しいオプション世界に連れて行ってあげるよ、そんな風に思うのは
ボクの僻目でしょうか。





今年も昨年に引き続き、水上に行こうと思ったのは、124クラブの
ツーリングと、この近年、毎年顔を合わせる人たちとの懇親です。

こればかりは、説明不要の付き合いで、一番長い人とは、1995年に
私が始めたヴィエーニフィアットの、第一回の時よりの付き合いです。

主催者の124乗り、T3さんとのお付き合いも、1999年の富士高原
最後のフィアットフェスタ以来。

今回の前夜宴会で、飲み交わす人の中にも、あの時が一番楽しかった。
去り往く1990年代への、追慕の気持ちを伺うことが出来ました。

僕らは30代から50代以上へ。
近年身体の調子と向かい合う、筑波の友人とは、お互い子供も成人して
後の人生をいかに味わいながら、クルマ趣味を続けることの喜び、
そんな感慨も含まれた、再会の酒の味であったと思います。

フェスタ自体の楽しみは薄れても、ここにくれば、日本中でフィアットに
乗っている誰かに遭える。そんな感想でしょうか。




私も、1月のニューイヤーミーティングと共に、先頭斬ってイベントに行く、
取り柄もない人生の日々で、あの人もまだ頑張っているんだな、そう思って
もらえれば、賞や記念品をもらうより、誇りに思える何かがあるのだろう。

そう思って、1000キロ以上の陸路を、風のように参上して、風のように
走り去って行くのではないか、と自分の行動分析をしています。

この20年を主催でもない僕が、総括する必要はありません。
自動車趣味の世界は、長年欧米のクルマの趣味が目標でありました。
個体としての、趣味車を手に入れて、乗り続け、そのクルマが映える
場面を探して、カーライフをする。

日常と非日常の設定と、日常使用に於ける喜び。満足感。
そんな、ちょっと先にある「嬉しいこと」を、どう具現するか。

さらにその喜びを高める為に、同好の仲間、友人らを見つけて、
グループや集まりを作ったりして、楽しみ方を、環にする。
その中で、啓蒙や教育に近いこと。情報を交換したり、スマートな
生き方の見本を探して、働く人生の目標にする。

そんな所であったのでは、ないでしょうか。

行きも帰りも単独であった今年のフェスタ参加は、終わりました。
道中の旅や、前日に泊まった軽井沢は、31年ぶりの探訪という
こともあり、日本の30年間を見るようでした。

明日以降に、旅日記を書いて行きたいと思います。
本日は、ここまでの感想にしたいと思います。
Posted at 2013/06/11 14:28:01 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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