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2013年06月12日 イイね!

風立ちぬ。いざ軽井沢へ往かむと思ふ。

風立ちぬ。いざ軽井沢へ往かむと思ふ。




お母さん、僕のあの帽子はどこに行ったのでしょう。


しかし梅雨は、どこに行ってしまったのだろう。





さてと、真面目に旅の話を書き始めます。
今回はFFだけでなく、軽井沢を急に訪ねてみたくなりました。
それは、今回の目的の一つであるツーリングに関わっている124クラブ
のメンバーの方が、今は軽井沢在住で、面白いことをやられている。
それを探訪してどんな生き方をしているのか、見てこよう。

僕の自由な生き方と、何か共鳴することはないだろうか、運が良ければ。
そんな好奇心からです。

前夜に飲んで遅くなってしまい、ありゃ〜の朝でした。
こりゃ不味いと、頭がすっきりするまで出発を遅らせたので
豊中のゲートをくぐったのは10:30

さあ軽井沢まで行けるかな。目標6時を夜の8時に変更して、
炎天下を出発しました。


京都、滋賀と順調に来て、愛知県を焦げるような日射しの下を走り
中央道に入り瑞浪あたりから空が曇り始めました。



ぽつん、ぽつんが、その内に土砂降り。恵那山トンネル付近では
ご覧のような風景です。



恵那山の手前の神坂で停まらずに、トンネルを出て最初にある阿智の
休憩所に滑り込みました。



その後は少し雨が上がりかけたので、エアコンのないクーペの窓を開けて走ります。
駒ヶ根付近でもう一度休憩。午後の3時くらいになっていました。



ここで信南レストランに入っていたら、雷がゴロゴロと鳴り始めて、また大雨に。
アイドルタイムの特典で、特上のヒレカツ丼を2割引で、客は私一人で昼食兼
夕食にいただきました。

珍しい青の車のよこ並び。大きさが随分違います。




岡谷を下りて、ここから旧道で軽井沢に抜けることに決めました。
国道142号線、旧和田峠に向かいます。時間は16:00過ぎでした。



まだ車山に登る辺りまで行かず、毒沢温泉付近。でもいきなりこんな
長い斜面が始まるのが、この辺りの国道を酷道と呼びたくなる由縁です。
私はすごく嬉しくなる。峠越えができるので。風景を見ただけでわくわく
して、車を停めて写真を撮りました。

こんな感じです。ロードオブザトラベルって感じです。



国道142号線、和田峠は、新和田トンネルが開通していますが、時間的に
尻上がりにピッチが上がって来たので、旧道にコースを取りました。

頂上のトンネルは、諏訪と信濃の佐久を結ぶ県境のようです。



片側交互通行なので、時間待ちの間に、周囲の植生が気になります。



トンネルを出たところで、全く交通量が無かったのでもう一度1枚。



サミットを越えると、風景が変わります。
長い間、旅ばかり続けているので、その経験は、人物や風土の変化に
微妙に察知します。トンネルを出たばかりの、切り通しはこんな感じで
もう諏訪の国は、後になり、信仰は諏訪の湖の神様でなく、浅間や山々を
信仰した人々の村に下りて行くわけです。



中仙道の道中写真。窓を開けていると、半袖は肌寒いくらいの温度差です。
昼間出た時と途中は30℃に達し、今は15℃以下でしょう。



和田の宿に入りました。峠から2里(8キロ)くらい離れています。
歩いて峠を越える時代は、さぞ心細くて、人里が恋しかったこと
でしょう。




いい感じの酒屋が残っています。
食料品も扱う、昔のマーケットでしょうから、ここに行くと
いろんな情報も、仕入れられたことでしょう。



街道沿いには、良い感じの並木や大木が残っています。
こと、信州に来るとその感が強い。木を祀る信仰が厚いからだと思います。



少し古い国産車が生き残っているのも、地方を走る楽しみです。
二桁ナンバーは、めっきり減りましたので。



浅科村付近で国道を外れて、小諸に向かう道に入りました。
コンビニの駐車場で最後の休憩。



田んぼの水面の方が標高が高く、そこからの撮影です。



土手にはこんな植物が。


シロツメクサとアカツメクサが並んで、生えているのは面白い。

この辺りから、長野新幹線の高架軌道が見えました。

さあ、そろそろ軽井沢が近いです。



6月7日の夕陽。



浅間山の雄大な風景が目に飛び込んできました。御代田付近。



そろそろ国道18号に入ります。



2010年にこの辺りを走った時に、気に入っていたレトロなドライブインが
つぶれていました。あー勿体ない。



いよいよ終点の追分付近になりました。



カーナビが案内終了を告げると、本日の目的地に。
レトロなお宿です。



前身の「油屋旅館」時代の、いにしえの写真を貼っておきましょう。



この日の最後は、写真家の友人と別れた後で、星野リゾートが手掛ける
温泉施設に行って汗を流しました。



高級感がひしひし伝わってきますが、庶民的な料金で、儲かっているのかな。

ここは人気(ひとけ)の無い今の季節の、夜の軽井沢で、別格の賑わいが
ありました。



1982年5月に、軽井沢に来た時には、近寄り難い街全体の高級オーラが
有りましたが、現在はすっかりその感じが無くなりました。
町が、落ち着いた以上に寂れてしまったのかな。
ピンポイントではこの星野リゾートのような成功例もあるのですが、
これは長野新幹線と引き換えに、信越本線を横川で断ち切って、碓氷峠の
山岳鉄道を廃止にしたことで、この町を素通りする客が増えたことが
一番の影響だと、理解いたしました。

追分にある油屋旅館は、中仙道参勤交代時代の脇本陣以来の名門旅館で
あったのですが、時代の波に押されて、300年以上の歴史があったにも
近年あえなく廃業。今はその後を文化的磁場にするプロジェクト中です。

今回は頼んで泊めていただきました。

軽井沢に関する考察は、翌日にも続きます。
Posted at 2013/06/12 14:33:20 | トラックバック(0) | 日々の旅 | クルマ

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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