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2013年06月26日 イイね!

地味車が相刺さるとは、何の謂ひぞ。

地味車が相刺さるとは、何の謂ひぞ。ボルボ見てきました。
その上試乗もさせてもらいました。

99年頃に乗り込んで、面白いと思った乗り心地は、やっぱり
再現出来ました。
FRで、ドディオンで、車重1トンちょっと。



ちなみに、昔乗っていた初代のセリカリフトバックが、大きさと
重量がそのくらいでした。
でもセリカの重い18RGエンジンのDOHC搭載車に比べれば
何と軽快な。

セリカは1970年登場で、LBは1973年ですから、石油ショック前の
クルマです。
ボルボ360は1976年登場の、石油ショック後のクルマです。

同じ70年代車でも、前と後では大きくクルマ作りが変わります。
イギリスとイタリアの後半の車は「どん底」です。



それでも、今の自動車雑誌と違って、70年代後半の、石油ショックと
排気ガス規制でメタメタにパワーダウンしていた当時の雑誌を読むと
何と記事の調子の明るいこと。

これは知っておいて欲しい。
日本の国内しか知らない当時の少年のボクでも、暗い歌と明るい歌の
両方が流行っていたと思います。



ところで最近のニホンで、80年代車とともに、地味車、地味ヨーロッパ車の
話題というか、ことばが随分とりカザされているように、思えます。

元々ヨーロッパ車と言うものは、実用本位で、しかしながら各メーカーの
伝統やクルマ作りの思想、背景がある、御国ぶりのあるものでした。

今日はちょっとそんなことを書いて、ノリは大切ですが、軽微なブームで
一過性に欧州車を理解したような気分にならないよう、戒めたいと思います。

これをご覧下さい。



1980年代の初めの方の、イギリスの大衆自動車雑誌「Motor」です。
週刊か隔週刊でしょう。

これを梅田にあった旭屋書店の5階の洋書コーナーで、よく買っていました。
1冊650円のペラペラの本と言うより粗末な雑誌です。
当時は消費税がないので、正価です。

この薄い本を読んで、1000円するカーグラ読者、小林彰太郎教(狂)信者の
友人たちに、一矢を報おうと、いつも虎視眈々と勉強していたのです。

中はカラーグラビアはほんの数枚。後はモノクロの記事ばかり。



誰かが見たら、狂喜しそうなオースチンメトロの透視図とか、

今回のボルボも343の寸法(全長、全高、全幅、ホイールベース、室内の基本長)
などが、比較他車とともに、毎号ズラーリ載っています。



僕がTipoあたりを例にとり、よく批判するのは、日本の自動車雑誌は
くだらなさ過ぎる、からです。
基本を勉強してから遊ぶのは良いです。

僕はジャズが好きなのは、学力というか大学等の学歴でなく、
音楽の基本を熟知してから、そこから思いっきりアソぶことは許せるのです。
それは、センスとか、イキの世界でしょう。

こういうベーシックな、イギリスあたりの雑誌を見ていると、当時は稀に
日本産のクルマも登場しています。上の方の表紙写真の中には、赤いマツダ323
(初代FFファミリア)の姿も、エキゾチックな中国風の公園の中で、
撮影されています。

国産車は、ハダカにされて、同クラスの欧州車と比べれば、どの辺りのレベルに
達しているのかが、よく判りました。

欧州車は地味なのが当たり前なのです。一番上のヴォクゾール、キャバリエなんて
誰が判ります(笑)。日本人に。

こういう実用車を巻頭に持って来て「それでもこの車のここが新しい」、
そういう記事の書き方から、ヨーロッパはスタートするのです。

日本の雑誌は、センセーションから始めています。今までそうして来たので
ネタに困ると、無理矢理、ブームやセンセーションを作らないと売れない。

今日はそういうことを知って欲しくて、記事を書きました。



このボルボ、今までの私の愛車遍歴からいったら「あり」かなーっと、思うの
ですが、どうしようかな。

それでは今日はこのあたりで。


プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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