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2013年07月16日 イイね!

70年代と21世紀

70年代と21世紀この所、850クーペを修理に出したので、
昨年から足にしているダイハツミラで、少し
冷える程度にエアコン車生活している。

3連休の真ん中の日に、友人が顔を出す
バーベキューに呼ばれて、着いて行った。

その集まりは女の人や子供も居る、普通の
家族パーティーみたいな感じなのだけど、
元々は、自動車で関西初のエンスー系
ミーティングが、10年ちょっと前に始まって、
数年間続いた。


その時の中心人物らと、その友人の懇親バーベキューなのである。

あれから日本はいろんなことがあった。
世界はもっと変わって行き、中国は日本を抜いて世界2位の大国になった。

中国で日本以上の数のフェラーリが走り回っていても
当然のことだろうと思う。

そんな日本の中に居て、僕らは、これまで、判りやすい幸福を
同じように追求して、同じような実現で満足して来た。



自動車=マイカーと、家=一戸建てやマンション家屋の購入である。

バーベキューには、いろんな家族の形があった。
クルマ乗りの中心人物である男性らは、50代、40代、わずかな30代。
女性は40代と30代。子供連れの子供はうんと小さい。
仮に子供が成人していたら、もうそういう付き合いにはあまり来ない。

そこで思ったのだよね。僕らの幸福実現党じゃなかった、頭の中で考えてる
ことって、70年代この方から、どのくらい進化したのだろうねって。




バーベキューから長い一日は日没くらいまで続いて、その後に結構沢山で
カラオケまで行ってしまった。

その前にも、実は夕方に顔を出してくれた友人がいたり、この日は翌日が
健康診断なので、酔うほど飲まなかったので、ビートというクルマを試乗して
みた。

「これはどんなスポーツカーかというより、『ビート』という乗り物だと
思って運転してみてください」と言われる。
なるほどそんなもんかと、このミニチュアオープンスポーツが登場した時代を
想起しながら、ダイレクト感と、背中の後ろで唸っているエンジン音を体感する。

RRの850クーペに長年乗っているので、結構似ていると思う部分と、2代目
プレリュード以来の、足の短いゴツゴツしたシャーシに生えたシートに座り
運転してるんだなあという、実感に包まれる。なるほどなあ、乗っても面白い。

ゴーカート感覚はトヨタスポーツ800にも似て。



このあと、近くの中小企業の社長宅のような、飲食業サービスのフランチャイズ経営の
大将の家に行き、ガレージハウスと愛車を見せてもらった。

置いてあったのは、フェラーリは1台あったが、それは328時代のものなので、
それ程今日では珍しく思わない。

それより嬉しかったのは、ギャランGTOのGSRの最初期型である。
昭和48年製という。

これは私がランサーの49年に乗っていたので判るが、1600と1700xシリーズのあと、
セリカの2リッターかに合わせて、慌てて出した最強バージョンで、特に初期は
ネジ留めのオーバーフェンダーを誇っている。

親父の趣味は、もう一台の国産ヴィンテージにも溢れている。
フェアレディZ 240ZGである。小豆色のGノーズ装着車である。

ここでピンと来る人はかなり国産車の歴史に詳しい。
そう、両車とも、ビス留めのオーバーフェンダー装着で、新車から正規に登録
出来た数少ない国産車なのである。

昭和47年から48年を挟んで49年前半までかなあ。

TE27レビン・トレノが47年秋。あとは、チェリークーペX1Rと、三菱
ギャランクーペFTO GSR、そしてこの2台と、スカイラインGTRのKPGC10の
リア側。およびKPGC110くらいであろう。



僕らに取って微妙に郷愁を憶える、昭和40年代の最後は、高度経済成長が、石油ショック
で終わり、その上燃料エネルギー転換で、見慣れた風景だった蒸気機関車が次々消えて
いったセンチメンタルな季節だった。

飲食店の大将は、僕より数才上だ。ここまで裸一貫で頑張って来られて、今は趣味に
お金を使える身分になられたのだろう。

フェラーリやポルシェより、共感を憶えるのは、あのころの頑張っていた国産スポーツたち。
最初に乗ったクルマは、FTOの1400時代のGⅢよ、と笑われる。

OHVネプチューンのツインキャブですよね、と私はつま先立ちしなくても、あの時代の
三菱車のことなら、すらすら言える。

普段辛口で、ばっさりクルマのポテンシャルを切り捨てる私も、オヤジの心情を察すると
少し心が熱くなった。



僕ら日本人は、本当に何を幸福として、ここまで走って来たのだろうか。

誰かの影響なんて受けなくても良い。
今頃の世間の顔色も見なくても、これが好きなんだと言うのなら、
俺たちの知る古いクルマに乗り、きょうも古い音楽を聴いていよう。

その後のカラオケ大会では、存分に古い唄を唱って来た。



夏の暑い日が終わり、ミラのハンドルを友人に託して雨上がりの
国道を家路を急ぐ。
ルームライトに照らされ、一日遊んで疲れた友人の横顔が
窓硝子に映る。
今日も良い一日であった。






Posted at 2013/07/16 12:20:44 | トラックバック(0) | うんちく | 趣味

プロフィール

「暴論と思うが日産をトヨタが救済することは無理だろうか http://cvw.jp/b/176891/48492730/
何シテル?   06/18 16:04
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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