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2013年10月30日 イイね!

今年という年

今年という年













また雑誌の表紙に借りて記事を書くのだが、
まさかの大小林彰太郎氏との、別れの年になってしまった。

私たちは、やっぱりクルマのことをより良く理解して、
日本社会の中で、国際的に通じるホビーライフを維持していかなければ
ならないと思う。

カーグラフィックという、情報源を取り上げていうと、
雑誌が発行年ごとに厚くなった、70年代の終わりの方が面白い。

広告が急速にCG誌に集まり出した時代なのだが、前にも書いたが
実は石油ショックで、日本のモーターシーンは、ぱっとしなかった。

しかも国際的には、英国車の凋落、アメリカ車の恐竜のように大きかった
車が衰退し、イタリアはストだらけで、フィアットもアルファも
ぼろぼろだった時代に、カーグラは、国内の小さな部品ショップなどの
広告を集めて、元気だったのである。









それは、普通に考えると70年代の中の奇跡のように思われる。

でも内需は結構あったし、僕やその前後の男の子も雑誌はよく読んでいた。
広告を出していたような小さな部品メーカーは、もう存在しない。
そういった出稿主たちは、この雑誌にきっと共感していたのだと思う。

悲観的に時代を捉えるより、独自の見地で、面白い話題を探して、本を作る。

また、降って涌いたスーパーカーブームを、批判的にとらえて、しかし時を置いて
フェラーリのボクサーエンジンベルリネッタをきちんと、文字と写真で表す。







そういうことが、一番大事なことではないだろうか。




今の時代は、という前提で物を書いたり、語るということは、今時の若者は、
という議論や考え方とあまり変わらない。

インターネットが万能だから、もう雑誌が要らないとは、みんな本心から
思っている訳でない。

面白い記事や、値段に値する原稿が2本以上あれば、僕はお金を出しても
本を買おうとするだろう。
ラジオやテレビも、見たり聴こうと、きっとするだろう。






要は内容なのである。


大切なことは、飽き飽きしないこと。

楽しさを発見する能力。

それから、ひと(他人)と同じことをなるべく考えない。


わずかな差異から、人間は学ぼうとする気持ちや研究心が生まれてくる。

大きな星は、西の空に流れ去ったが、きょうもまた、僕は車を動かしたり
本を読んで感じたり、楽器を触って何かを感じようと思う。


そういう気持ちを、忘れるなよ、ということを空の上から、きっと
語っているような、気がする。



Posted at 2013/10/30 14:44:22 | トラックバック(0) | オンザカー | クルマ

プロフィール

「変わり行く年に〜2025〜 http://cvw.jp/b/176891/48571345/
何シテル?   07/30 07:43
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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